【感想】『七つの大罪』第262話 闇に歪む者
週刊少年マガジン 2018年 19号[2018年4月11日発売] [雑誌]
第262話 闇に歪む者
- フラフラと土煙の中から歩み出てくる魔神の少女。
ざわめく聖騎士たちが目を見開くなか、戸惑ったようにエリザベスが問いかけた。
「デリエリ……………」「あなたなの………?」 - よろめき、泣きそうに顔を歪めたデリエリの目は、焦点を結んでいない。
- 「あら~~」
空中で、タルミエルが呑気な声をあげた。 - 「あいつは……」
サリエルは目を丸くしている。 - 「デンゼル様を殺した十戒…「純潔」!!」
聖騎士たちの間から声が上がった。王都防衛戦に参加していた者だろう。
決死の覚悟で女神を己が身に顕現させたデンゼルを、彼女が腕の一払いで上下真っ二つにした、あの惨劇は忘れられるものではない。 - 目を見開いて硬直していたデスピアスが、勢いよく馬から飛び降りた。
「神よ~~~!! 感謝します!!!」「ようやく我が手でデンゼル様の仇が討てることに!!!」
歯を剥いて ギリリッ と食いしばった顔は憎悪に歪み、こめかみにも首にも血管が太く盛り上がっている。 - 「エリ……ザ…ベス」
デリエリに呼ばれて身じろぎしたエリザベスの脇を、剣を掲げたデスピアスが駆け抜けた。
「うおぉ~~!!!」 - 「待って!!」「彼女に戦う意志はないわ!!」
小走りして制止した時にはもう、彼は地を蹴り、デリエリめがけて長剣を振り下ろしていたのである。 - バキンッ
- 過たず首筋に当たった剣は、しかし、真っ二つに折れていた。彼女の首に掠り傷一つ付けることも叶わずに。
- 愕然と口を開けて硬直したデスピアスは、何事もなく通り過ぎていくデリエリに成すすべなく、折れた剣を握る手を震わせて「く……」と歯を食いしばって俯いた。
- デリエリは避けなかった。歩みは変わらず、目線を動かすことすらなかったのである。デスピアスなど居ないも同然で、剣で打たれたところで痒いとも思っていないのだろう。
力無き者 は復讐すら許されない。
これほどの屈辱と哀しみがあるだろうか。
大切なひとを殺された怒りも悲しみも、思い知らせるどころか、存在すら無視されようとは。- ふらふらと歩み続けたデリエリは、エリザベスの前で足を止めた。
- 「どうしてここへ…? ……何があったの?」
明らかに様子の違う彼女に、優しくエリザベスは問いかける。 - デリエリは答えた。
「どこに行けばいいのか…… わからなくて… その時…… お前の魔力を…感じて…」「モンスピートが…私なんかを助けたせいで…」「あの… …バカ」「エスタロッサに……………………っ」
肩を震わせ、嗚咽を耐えるように ぐっと歯を噛みしめる。 - 「エスタロッサ………!!」
その名にエリザベスが ハッ としたとき。 - 「見つけた~~~~~っっ!!!」
まるでタイミングを計ったかのように、闇の翼を広げた男が高空から急降下してきたのである。 - 「!!!」
気配を読む間もなかった急襲に驚く一同。 - 「「あいつは――…」」
サリエルとタルミエルが顔色を変える。 - 「ついでに もっといい
お宝 も見っけ……!!!」
咄嗟にデリエリを抱きしめて背に回すエリザベスを漆黒の瞳に捉えて、<十戒>「慈愛」のエスタロッサは壊れた笑いを満面に咲かせた。
「最高だなぁ!!!」「オイ!!!」 - デリエリを背に庇い、睨みつけるエリザベス。
- 更なる<十戒>の登場に、ワアアアアアと地上の聖騎士たちがどよめいた。
彼らの恐慌は馬にも伝わり、前脚を跳ねあげ右往左往と走り回る音が地響きのように響いている。 - 「ついでにゴミ共も わんさか いるな!!」「掃除しておくか…」
空中で呟くエスタロッサを凝視して、ハウザーは冷や汗に濡れて歯噛みする。
「嘘…だろ」「生きてやがったあの野郎…!!」
王都決戦の際、エスカノールが倒したと聞いていたのに。
◆王都防衛戦の際、ハウザー、ギル、バン、スレイダーらは、エスタロッサの「慈愛」の戒禁に掛かって、敵意を持つ相手への攻撃を一切封じられていました。が。いつの間にか無かったことになってて、今回の戦いでも普通に魔神と戦っています。(流石に、ハウザーが魔神に一切に敵意を持たず戦っていたとするのは無理がある。)
この辺の矛盾と謎、説明付けされてないままですが、このまま押し通すのかなあ。 - エスタロッサは空中で両腕を広げた。
“黒の猟犬 ”
その全身から闇が噴き出すと、象ほどもある巨大な黒犬の形となって、聖騎士たちの間に身軽に降り立つ。 - 「なんだ… この化け物は…!?」
驚き怪しむ聖騎士たちの前で、黒犬の足元から黒い炎が吹き出した。
「や… 闇の炎!?」
黒い巨犬が地を蹴って疾走すると、噴き出した獄炎が地表を覆い尽くした。 - 「ぐぎゃああ~~~~!!!」
一瞬で炎に包まれた聖騎士たちの断末魔。 - 「ひぎい~~~~!!」
紙一重で逃れて馬を走らせる聖騎士たちもいたが、獄炎は黒犬と共に走り迫ってくる。 - ディアンヌが両手を掲げ、
戦鎚 をバトンのようにブンブンと回し始めた。 - その間にも、黒犬はぐるぐると大きな円を描いて駆け巡り続ける。空まで覆うほど燃え盛る獄炎が渦となって辺りを包み、中心に台風の目のように残された無垢な地に、エリザベスとデリエリ ただ二人が背中合わせで立っていた。
- 「みんなーーーーーー!!!」
エリザベスが炎の中に呼びかけるものの、返事はない。 - 少女らの前にエスタロッサが降り立って、歩み寄った。
- 「どうやって兄貴の
下 から逃げたのかは知らねえが ――まったく ついてるな」「また会えてうれしいぜ エリザベス!!」
薄ら笑いで言うと、彼女が背に庇うデリエリに目を向ける。
「…それとデリエリ 戒禁はいただく」
「く…」と歯噛みする少女に にべなく告げた。
「安心しろ… すぐモンスピートの下へ送ってやる」 - 「やっぱり… メリオダスを魔神王にするために戒禁を集めているのね…」
エリザベスは、男を睨んでいた目線を更に強くする。 - 「メリオダスを魔神王に?」「言っとくが俺は―――」
薄ら笑いの言葉を みなまで言わせずに。
「そんなことはさせない!!」
剥き出しの敵意と共に、彼女の目に浮かぶ紋様 が、目から飛び出して大きく広がった。
◆珍しく、聞く耳持たずに頭から敵意を向けて攻撃するエリザベスです。メリオダスが絡むと態度が変わりますね。 - “
聖櫃 ”!!!
キラキラしい光が球状にエスタロッサを封じ込める。
これだけでも、そこらの魔神なら泡のように分解されてしまったことだろう。 - エリザベスの背後で目を剥くデリエリ。
- 「オイ… 少しは俺の話も―――」
流石に顔色を変えた男の声に聞く耳持たず、バッと右手を払った。 - 「う」「お…っ」
光ごと横っ飛びに弾かれた男は、数km先の丘に背中から激突した。 - ぐっと両拳を握って己から闇を湧き出させ、
「つれねえなァッ!!!」
勢いよく両腕を開いて聖櫃 を打ち破る。 - 「…ここまで拒否されると 意地でも奪いたくなっちまうじゃねーか…」
遠ざかった獄炎の渦を眺め、薄ら笑うと顎を拭ったとき。 - 「上位魔神とはいえエリザベス様の“
聖櫃 ”をくらって よく無傷で済んだものだな…」「流石と言っておこうか… エスタロッサ」
背後から冷ややかな声がした。 - 「…この気配…」
鷹揚にエスタロッサは振り向く。
思った通りの姿を見つけて、両腕を広げて芝居じみた挨拶をした。
「よう… 仲良し<四大天使 >の」「サリエルとタルミエル」 - 人間の器を借りた彼らは3000年前とは違う姿のはずだが、構わずに話を続ける。
「リュドシエルの堅物は どうした? あと… なんだっけ マ… マ… マエル!!」 - そこまで言って、「おっと
悪 ィ悪 ィ」と、とぼけた調子で顎を掻いた。ニイ…と悪い笑みを浮かべる。
「マエルは俺が ぶっ殺したんだ」 - 天使たちは正しく煽られた。
無言のまま、それぞれ素早く印を組む。
“執念深き聖人”
サリエルの上には大きめの、タルミエルの上には小さな光球が無数に発生して、全てが一息に、エスタロッサめがけ雪崩落ちたのである。 - ドカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカ
- 「<
四大天使 >は一人で<十戒 >二人分の実力を持ってるの~」
と、タルミエル。
「あなた一人を始末するくらい朝飯前~~」 - 「か…」「ぐ…」
間断ない聖光の洪水に撃ち叩かれ、じりじりと押されつつあったエスタロッサは
「言ってくれんじゃ」「ねぇか!!!」
しかし無傷で、一気に弾幕から飛び出した。 - 両手の先に五枚ずつ、曲がった闇の刃が生え、旋盤のように回転する。
“キリング・ソーサー”
両手の旋盤で、すり抜け様に天使たちの脇腹を切り裂いた。 - 「<四大天使>最強の男を殺した俺に」「てめぇらごときが勝てると思ってたか?」
漆黒の目で天使たちを見下ろし言い捨てる。
「「竜巻」と「大海」の恩寵を披露する暇も なかったなぁ」 - 切られた脇腹から侵食した闇が天使たちを覆っていた。全身 真っ黒に塗り潰された二人は力を失い、人形のように地上に落ちていく…。
- 落ちていく二人を覆う闇がひび割れ、内側から光が射した。
刹那の烈光に目を細め、手をかざすエスタロッサ。 - 「ならば見せてやるさ」
サリエルの声が響いた。 - ハッとしたエスタロッサは、下を見ていた目を ゆるりと背後に動かす。
- 「<
四大天使 >が「恩寵」をもって」
サリエルが、
「同胞 マエルの仇を討たせてもらう!!!」
そしてタルミエルが、悠然と腕組みして笑っていた。 - 一度肉体も服も破壊されたのを再生したためだろう。彼らの体は器の人間のままだったが、服は3000年前の聖戦時代のものに戻っていた。
- 次回「闇
爆 ぜる」
簡単に水に流せる感情に、愛はあるのだろうか
今回は二つの「復讐」が描かれていました。
一つは、同胞マエルを殺されたサリエル、タルミエルによる、エスタロッサへの復讐。
もう一つは、デンゼルを殺されたデスピアスの、デリエリへの復讐です。
どちらも戦争の中で「大切なひと」を奪われた哀しみと憎しみから生じたもの。
ただし対照的な面もありました。
エスタロッサは自分が誰の「大切なひと」を殺して憎まれているかを自覚・認識している。そして「悪」として扱われ、振る舞っている。
デリエリは自分が誰を殺したか・誰に憎まれているか認識すらしていない。己の「大切なひと」を奪われた悲しみに浸り、「保護されるべき被害者」のような扱いでした。
エリザベスは、デリエリに復讐しようとしたデスピアスを止める。(既にデリエリを被保護対象と見做している。)
振り切って攻撃したデスピアスは、けれど、掠り傷一つ負わせられなかったばかりか、存在認識すらされなかった。
エリザベスはデリエリに優しく接し、以降は、デスピアスを無視して物語が進んでいく。
とても哀しい、残酷なエピソードだったと思います。
エリザベスはデリエリに負の感情を抱いていないように見えました。
最初から同情的で、母か姉のように受け容れている風に見え、エスタロッサから庇ってさえいました。
気になったのは、エリザベスはデリエリに負の感情を感じないのか? という点です。
だって、殺されたデンゼルはエリザベスの叔父。家族なのですから。
なのに、デスピアスの哀しみや怒りに、エリザベスが寄り添ったり共感したりする描写はない。赤の他人のリュドシエルの方が、よほど共感していましたね。
例えば、デリエリを見て叔父の無残な死に様を思い浮かべ(葬儀の前に遺体を見る機会はあったはず)、悲しみと怒りがサッと過るが、その気持ちを抑えて、努めて優しく冷静にデリエリに接する…。そういう描写があってもよかった気もしますが、まるでない。
家族を殺されても許せる、もしくは一切態度に出さずにいられるとは、エリザベスは凄いですね。何があろうと すぐさま水に流せてしまうのは「優しいから」なのでしょうか?
凄いことだと思いますが、凡人の私には共感し辛い。
そしてまた、思います。
もしデリエリが殺した「大切なひと」がメリオダスだったなら、彼女は、こうも穏やかにデリエリに接することができたのだろうか、と。
第二部になってから、この漫画で繰り返し語られていること。
- 復讐の連鎖を断ち切らねば、争いは終わらない
- 全ての種族は平等。「魔神族だから悪い」「女神族だから正しい」という考えは間違っている
これが この漫画の平和論のようです。
ごく当たり前の正論ですね。
けれど、この漫画での描き方に、時折、肌が合わない部分があって、個人的にはモヤモヤさせられることが多いです。(´・ω・`)
平和論A「復讐の連鎖を断ち切らねば、争いは終わらない」について
この漫画で描かれた「復讐の連鎖を断ち切らせる」ための説得描写は、以下が挙げられます。
- 加害者の同情すべき事情・可哀想な過去を強調する
- 加害者は いい奴であると訴える
- 互いに愛があれば許し合えると語る
決して おかしなことではないのですが…。
問題は、加害者側に肩入れしがちで、被害者側を軽んじているように見える点です。
ヘンドリクセンと、グリアモール・キング・ドゲッドの件。
ヘンドリクセンの「可哀想」ばかりが強調して描写され、ハウザー、ジェンナ、メリオダスらがヘンドリクセンに同情・共感し、心理的に寄り添う。
対して、被害者側キャラの怒りや苦しみに寄り添い・同情するキャラは配置されず。「許すことができないのは、狭量な愚か者」のニュアンスが漂う。
ロウとグロキシニアの件。
ロウは「可哀想」で、愛により許したゲラードは貴い。許し合うロウとゲラードの気持ちに気付かなかったグロキシニアが悪い、という理論。
ロウが裏切り者であり、ゲラード以外の仲間を殺したのは事実だが、グロキシニアが怒ったのは間違いで・許すのが絶対的な「正解」であると断定。
ディアンヌが「大切なひと」を殺された<十戒>は可哀想だから救うべき存在だと断言した件。
魔神族の非戦闘員を大量虐殺したリュドシエルこそ悪だという理屈。魔神族が過去でも現代でも、他種族を非戦闘員含め大量虐殺し続けていることは無視。
ディアンヌが、術士ゴウセルを 聖戦を止めるために活動した いい人だと認定した件。
聖戦を止める過程で、ロウたちを手引きして人々を虐殺させているが、それを知っていながら無視。ゴウセルに猛烈に肩入れ。
加害者には可哀想な過去や事情がある。悪い奴じゃない。
だから許すのが正しい。
許せないのは間違っている。復讐の連鎖を断ち切れない愚か者である。
この漫画は、何度も その主張を繰り返してきたように読めます。
個人的には賛同し難い部分があります。
復讐の連鎖を断ち切ること・許すことは素晴らしい。出来る人は偉いです。ですが、許しは「加害者が可哀想だから」するものではないし、他者に強要されるものでもない。
まして、許せない・許さないことを「愚か・間違い」であるかのように扱うのは、残酷であり・傲慢だと思う。
このように考えていたので、キングとゴウセルの葛藤の件で、一度は例によっての「ゴウセルは可哀想だから正しい、怒ったキングが悪い」と結論付けながらも、後日談で、キングの「ゴウセルを許せない」気持ちを否定せず、いい感じにまとめてくれたのは嬉しかったです。
で。
ここしばらく、デンゼルやドゲッドを殺されたことが許せない<蒼天の六連星>の姿が描かれていますが。
どーも「滑稽な愚か者」のニュアンスなんですよね。(^^;)
どうか
「デリエリは可哀想だから、いい子だから、許されるべき」「許せないデスピアスらは愚か者」
という流れになりませんように。
エリザベスやハウザーらがデリエリにばかり寄り添って、デスピアスらを むやみに軽んじたりしませんように。
いい感じに収まってくれることを期待しています。
さて。
平和論B「全ての種族は平等。「魔神族だから悪い」「女神族だから正しい」という考えは間違っている」について
これは、メリオダスに正当性を持たせるための理論だと感じています。
キングが、出自や目的を明かさないメリオダスに不信を抱いたことも、今、メリオダスがリオネスの敵という立場にあることも。
「魔神族だから悪い、という色眼鏡で見ている。それは間違いだ。魔神族であってもメリオダスは悪くない」と理屈づけている。…ように思える。
単行本31巻、第252話の書き足しエピソードでは、リュドシエル(女神族)への不信を吠えるギルに対し、ハウザーが
「魔神族が人間と女神族の共通の敵である以上―――――」「少なくとも<四大天使>は敵じゃねえだろ ただそんだけだ」
「…だからと言ってマーガレット姫を女神族の
容器 にさせておく気も」「魔神族だからって お前の英雄を討つ気もねえよ」「誰がなんと言おうとな」
と言っていました。
今、メリオダスが「リオネスの敵」の立場になっているのは、彼自身が魔神の大将の立場を選んだからでしょう。戒禁吸収を邪魔されないための時間稼ぎの盾として、リオネスやエリザベスらに魔神軍が向かうことを容認してもいます。彼は自分の目的のために戦争を利用している。これは事実です。
その状況なのに、ハウザーは「魔神族だからって討つ気もない」と言い切る。
メリオダスは悪くないのに「魔神族だから」不当に悪人扱いされている、というニュアンスに話がすり替えられていますね。
ええ…。
たとえメリオダスが人間や女神族だったとしても、悪気がなかろうとも、この状況・立場なら征討対象だと思うんですが…。敵軍のボスの位置に立ってる以上、責任があるでしょ。
かつてのキングとメリオダスのケンカも、問題は「メリオダスが情報を隠し、目的を明かさない」「独断専行・スタンドプレイする」点だったと思うのですが、こちらも、「キングが『魔神族だから』という理由でメリオダスを訳なく疑った」というニュアンスに話が すり替えられてましたよね。(エリザベスがキングを説得しようとする場面など、そのニュアンスになっていた。)
まあ、でも。
例え討つ気があっても、誰にもメリオダスは殺せないですよね(苦笑)。強さが違うし、そもそも「死んでも生き返る」もの。
この聖戦という名の痴話喧嘩、メリオダスにもエリザベスにも お咎めのないまま、むしろ親殺しで英雄扱いされて終わるのでしょーか。
気持ちのいいハッピーエンドが見たいです。
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「ブラックハウンド」は妖精の眷族? 魔神の眷族?
エスタロッサが披露した新技「
んん?
漢字は違うけど、読みが、キングの友人たるオスローの種族名「
見た目もよく似てるし…。
なんで名前も見た目も被らせたんですかね。(^^;)
何か裏設定でもあるんかな。「
キングは、この技を見て複雑な心境になったんじゃないでしょーか。
※追記。単行本収録時に「
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戒禁という設定
戒禁の設定は、かなり前から作者さんに持て余されていたように感じます。
ボロが出ては条件を後付けして、最終的に「メインキャラの殆どに効かない」「効いていたはずなのに、特にペナルティなく解除されている」形になってしまい、当初の「恐るべき呪い」としては殆ど活用されることなく形骸化しました。
今回、エリザベスが平気で「慈愛」のエスタロッサに攻撃しましたね。目から
流石にこれを「敵意のない攻撃なので戒禁に掛からなかった」とするのは無理がある。
つまり、エリザベスにも戒禁は効かない。
親に反抗して呪われた身であっても、
(流石に、エリザベス自身の力で戒禁が効かない、なんてことはないでしょう。そこまで彼女の力が強いなら、自力で呪いを解けるでしょうから。)