『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪 戒めの復活』第二十二話 <罪>の帰還

※この記事の画像は、特に記述のない限り、TVアニメ『七つの大罪 戒めの復活』( 鈴木央講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS)より引用

 

2018年6月16日放送 

第二十二話 <罪>の帰還

 

冒頭の「前回のあらすじ」のナレーションで、

「<十戒>に敗北して以来 目を覚ますことのないメリオダス

と言ってて、あれっと思いました。

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え、アニメ版じゃメリオダスは死んだんじゃなく「昏睡していた」扱いなの?

 

 

前回ラストから少し時間が巻き戻って、聖騎士たちがゼルドリスの「敬神」の戒禁に掛かる顛末が説明される。

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…今になって振り返ると、フラウドリンはどうして<十戒>メンバーに対等…どころか偉そうにタメ口きいてたんでしょう。

しかもゼルドリスは王子です。強さそのものも段違いにゼルの方が上。なんで こんなに偉そうに「お前」なんて呼んでるのか。

3000年前の魔神将軍だった頃のフラウドリンは、<十戒>に対し敬語で喋ってて、もっと謙虚な言動でした。術士ゴウセルが禁呪を使うついでに認識を書き換えるか何かしてたのでしょうか。

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真ん中の女の子が可愛い。

ゼルドリス様のしもべか…。彼がゲルダ以外の女の子に興味が無くてよかったですね。(そもそもゼルは人間族のことは食料くらいにしか思ってないんだろーけど。)

 

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一方、エスタロッサと対峙するエスカノール。この時点でブリタニア最強の男。

背景が綺麗。こんなに高い場所だったんですね。

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見つめ合う二人~♬

今思えば太陽つながりで運命的?

 

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エスカノール VS. エスタロッサ戦が始まる。

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最初はエスタロッサが一方的にエスカノールを殴る蹴る。

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しかし、エスカに一発殴り返されただけで膝をついてしまうエスタ。

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これにはバンさんもニッコリ。

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ここからはエスカの独壇場になります。

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エスタロッサは余裕ぶって せせら笑うのですが、どんな攻撃もエスカノールに平然と対処され、追いつめられていく。

 

リオネス王都から、同じ半島にはあるものの離れたペーネス湖まで軽く吹っ飛ばされ、燃える小太陽ごと湖に落とされる。

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湖が一瞬で蒸発して消滅。

湖の生き物さん方、湖で漁して生活を立ててた漁師さん方、お気の毒でした(^^;)。 

 

どんなに酷いダメージを受けても嗤って回復するエスタロッサは、エスカノールの太陽を闇で呑み込み、勝ちを宣告します。

 

そのとき、時刻は正午近くに。

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原作ではモブの羊飼い親子の会話で時間帯を示していましたが、アニメではリオネス王の台詞に代えてありました。

アニメ制作的に色々エコにした結果なんでしょうけど、リオネス王都が魔神に滅ぼされかけてるのに一般人の平和な日常が挟まれるのには困惑させられてたので、このアレンジはいいなと思いました。

ただ、原作だと「正午までは まだ半刻以上ある」と示されたのがアニメでは「もうすぐ正午」で、近いけど意味合いが違うかも?

ちなみに「半刻」ってのは「1時間」ってことです。(江戸時代の言葉)

 

 

正午に近付いて一人称「我」に進化したエスカさんが傲慢っぷりも進化する!

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小太陽をぶつけられたエスカノールは変顔をさらし、止めようとしたゼルドリス諸共、ぶっ飛ばされていく。

エスカノールに憎悪を抱いてしまったエスタロッサは自分の戒禁に掛かって戦えなくなる…なんてことは全くなく、後の再登場後は「慈愛」の戒禁の効果そのものが無かった扱いになるのであった……。

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原作ではエスタの服が焼け落ちて お尻丸出しでした(笑)が、アニメでは炎の中の人影状態で服の有無は判らないですね。

 

ゼルくんの奮闘 虚しく、エスカの魔力に押し負けて、二人そろって遠くに吹っ飛ばされる魔神兄弟。

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原作では「海の上を」水切りの石みたいに何度も跳ねて飛んでって「対岸の島に激突」してましたが、アニメでは「陸地を」抉りながら飛んでってますね。最後に上がった煙が白くてが水しぶきっぽいので、山の向こうで海に落ちた? 地味な改変です。

 

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エスタロッサはメリオダスの魔力攻撃版全反撃フルカウンターと対になる物理攻撃版全反撃フルスウンターを使います。

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また、闇の力で全身火傷すら瞬く間に自己治癒しました。

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改めて、現行のマエルロッサ設定は後付け改変で、この頃は今とは違う設定だったんだろうなと感じました。

 

エスカノールの「太陽サンシャイン」の力を見た時のエスタロッサの反応も。

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最初からマエルロッサ設定だったなら、ここで「この力、どこかで……」とか、エスタが精神的混乱を起こすみたいな反応を少しは出していいだろうとも思うので。

 

この後の、デリエリが王女エリザベスと初対面した際の反応も、後の過去修行編の内容と噛み合っていませんから、過去修行編を境に、部分的な設定が一新されているように感じます。実際どうかは知らんけど。

 

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さて。

エスタロッサとゼルドリスが遠くに吹っ飛ばされても、魔神族のリオネス侵攻(ゼルドリス曰く「蹂躙」)は止まりません。

 

ゼルドリスの「敬神」の戒禁に掛かった聖騎士や一般市民に襲われ、聖騎士マルマスは死亡、ジェリコの兄である聖騎士グスタフも重傷を負う。

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エスカノールの熱で焼け溶けた鎧を脱いでいなければ、主婦の包丁ごときで致命傷を負わされることもなかったでしょうに…。色んな要因がドミノ倒しのように重なって不幸な結果をもたらしてきます。

 

民衆まで敵に回り、追いつめられて城に逃げ込む一同。降伏を求める<十戒>。

そこから歩み出た聖騎士長補佐デンゼルは、己の命を差し出して<十戒>を殺すと言う。

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己の手の甲を切った血を撒いて円陣を描き、呪文を唱える。

これこそがゼルドンの研究棟で行っていた魔神対抗の研究の成果。

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ケレン味たっぷりでカッコイイ!

でも、後の<四大天使>たちやジェラメットの顕現には こんな儀式必要なかったようなのに、何だったんでしょうねコレ。今にして思うと。

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実体を失くして剣の中で3000年間 眠っていた女神族ネロバスタを強制的に顕現。 

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王女エリザベスの覚醒右目と同じマリーゴールド色。(原作の この場面は白黒ですが、瞳の処理の仕方からして、アニメの解釈通り、王女エリザベスの右目と同じ色の意図だったと思います。)

 

てっきり、女神族に憑かれた人間の瞳の色は皆こうなるんだと思っていたら、後に登場した女神族に憑かれた人間たちは、瞳に女神族の紋様トリスケルこそ浮かぶものの、色は元のままでした。また3000年前の女神エリザベスや ほか女神族たちは、女神の紋様トリスケルが浮かぼうが浮かぶまいが、両瞳共に、常に瞳の色は変化なしでした。

今となっては、王女エリザベスの右目と女神憑依デンゼルだけがマリーゴールド色の瞳です。(後の原作の王女エリザベスは両瞳に女神族の紋様トリスケルが出るようになっていますが、左目は元の青色のままです。)何だったんでしょうねコレ。

 

女神族ネロバスタは何の用で自分を復活させたのかと尋ね、目の前に憤怒で髪を逆立たせた<十戒>デリエリを見て慄く。

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十戒>を倒してくださいとデスピアスは言いますが。

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アッと言う間に逃走するネロバスタであった。

まあ、そりゃそうですよね。ポメラニアンを起こしてヒグマを殺せと命じるようなもの。ネロバスタは神兵長なので軍階級は高いようですが、二枚羽ですから、魔力はさして高くないはずです。(闘級2万前後くらいではないでしょうか。ちなみにデリエリは闘級5万。)

 

逃走の行く手を阻んだ赤や灰の魔神たちを、ネロバスタはキラキラしい光を投げつけて分解します。

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その力「聖櫃アーク」を、追いかけてきたデリエリにも放つ。

もちろん、それで倒せるとは思っていなかったでしょう。でも足止めにはなると考えていたようです。

しかしデリエリは長い髪の先こそ分解されたものの、すぐに聖櫃アークを跳ね除けてしまいました。

 

起死回生で斬りかかった剣も折れ、追いつめられたネロバスタは、浅ましい命乞いを始めます。 

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女神族の非道を語り、罪を「おさ」になすりつける。

デリエリは無言で、デンゼルの器ごとネロバスタを上下泣き別れにして殺したのでした。

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後に登場する女神族たちは、器にした人間が何度バラバラにされようと即座に再生して死ななかったのに、デンゼルはならず。

最上位女神族(四枚羽以上)と、それ以下の女神族(二枚羽)の差なのでしょうか。

デンゼルが手に入れた「眠っている女神族」が、最上位の女神族だったならば、戦局は全く違うものになっていたでしょうにね。

 

 

(エリージェンナザネリを除いて)初登場した女神族でした。

なんとまあ、びっくりするくらいダメな存在として描かれています。

偉そうなくせに逃げるし弱いし浅ましいし、過去の聖戦で非道なことばかりしたうえ「上に命じられただけだから」と責任転嫁するし。アニメではカットしていましたが、剣から顕現した際に周囲の(戒禁に操られた)人間たちが「なんだ この邪悪な気配は……!!」と慄く場面すら原作にはありました。邪悪なのかよ。

 

原作で この後にある過去修行編での女神族リュドシエルの描かれ方も併せて見るに、この当時は

「女神族こそ真の悪だ、少しは話の分かる女神族もいるけど、それ以外の愚悪な女神族を滅ぼせば平和になる」

という展開を予定していたのかもと感じます。その後は少し違う流れになってきたようにも見えますが。

 

デリエリはデンゼルごと「悪い女神族」を殺した。そんな彼女をモンスピートが優しく慰めます。どうやら皆殺しにされたという「捕虜の女子供」の中にデリエリの近しいひとがいたらしい。そして、その通りだったことが後の過去修行編で明かされるのです。

確かにデリエリは可哀想ですね。

でもなあ…と、どこか白々とした思いが湧いてしまうのは、ここまでのエピソードで、デリエリが老若男女・戦闘員非戦闘員ひっくるめて、大勢の人間を眉一つ動かさず喰い殺しているのを見せられているからです。

 

 

原作の ずっと後にあるマエル編で、デリエリは「命令されるがまま女神族や他種族を殺してきた」と述懐しました。(と言って、自分が殺した人々や遺族の心情に目を向けはしませんでしたが。)

 

ネロバスタは捕虜を殺したのは長の命令だったと浅ましく命乞いしました。

あれ、じゃあデリエリもネロバスタも、上の命令で殺しただけだから責任はないってことですか?(なお、ネロバスタはリュドシエルの副官だっただけで、捕虜殺害を実行はしてません。)

けれども、ネロバスタは真っ二つにされて復讐され(誰も彼女の死を悼まない)、後のデリエリはデンゼルの復讐をしようとしたデスピアスを完全無視したうえでエリザベスには優しく哀れまれていました。

こうした流れを見ても、女神族こそ悪という根本設定があるのかな、と思わされますね。

 

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どーでもいい閑話休題

女神族の羽がデンゼルの背中から直接生えてるみたいな絵になってて、ちょっと気になりました。

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女神族の本当の肉体なら羽は背中から直接生えてますが、人間を器にしている場合は、羽は背中から5~10cmくらい離れた空中から生えているのだけど。(原作のデンゼルもそうなってた。)

 

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デンゼルを殺してしまうと、モンスピートとデリエリは王都の家の一つに入り込んで、短くなったデリエリの後ろ髪を整えたり、のんびりイチャイチャします。

もはや逆らえる者はおらず、城に逃げ込んだ僅かな人間たちもフラウドリンとグレイロードが片づけるだろうと。 

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可愛い場面ではあるけど、モンスピートがデリエリに着せようとした服の持ち主のことを思うと、少し暗い気分にもなりますね。

そうこうするうち、二人は何かの気配を感じる。それは王都の遠くから次第に近づいてくる……。

 

 

その気配は全力疾走するホークママと、その鼻先に立ったエリザベス、ザラトラス、ホークでした。リオネス王都が魔神に襲われていると知ったエリザベスが、遅まきながら駆けつけてきたのです。

 

エリザベスが危険な場所へ向かうことに難色を示すザラトラスに、彼女は毅然と言い放ちます。

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「約束したんです。…たとえ あの人に何があろうと」「私は王国と人々を守るために戦い続けるって…」

彼女が言う「約束」とは、第一期の序盤、<不気味な牙ウィアード・ファング>と戦っていたときにメリオダスと交わしたもの。

ゴルギウスに殺された(と思われた)ダナ医師を前に、エリザベスは心折れて泣いてうずくまる。するとメリオダス一言もエリザベスを慰めずに厳しい顔で言ったのです。

「…泣きたい気持ちぐらいはわかるさ」「でも―――」「お前が王国と人々を聖騎士共から守りてえって想いは――――」「涙の一つや二つで折れちまう程度のもんなのか?」

「俺は エリザベスと<七つの大罪>を捜し聖騎士共を食い止めると決めた……」

「たとえお前が死んでも……」「俺はお前との約束を果たす!!」

それを聞いたエリザベスは、先に出立したメリオダスを追いかけて

「私も王国と人々を守るために戦い続けます」「たとえ メリオダス様が 今 死んでしまったとしても」

と笑顔を返したのでした。

 

私はこのエピソードが好きでした。

二人は運命の恋人同士だけど、その愛をなげうってでも人々のため世のために戦うという困難な道を選んでいる。なんて強くて高潔なんだろうと、とても感銘を受けました。

 

だからこそ、メリオダスが<十戒>に殺された原作連載当時、不安になりました。その頃の展開が、あまりにも「メリオダス至上・依存」だったから。彼が退場したら、件の「誓い」のエピソードを忘れて、自分の力で戦おうとはせずにメリオダスが亡くなって なお依存し生き返らせることに腐心するような展開になるんじゃないかと。

蓋を開けてみると、<大罪>や聖騎士たちは それぞれ自分のすべきことをしていて安心しましたが、肝心のエリザベスが案の定メリオダスの遺体に縋って現実逃避していました。「たとえメリオダスが死んでも人々のために戦い続ける」と、あんなに力強く誓っていたのに…。

 

愛する人が亡くなってもくじけずに戦うなんて、とても難しいことです。ましてエリザベスはたった16歳の女の子。

…でも、その普通なら無理なことを「する」と宣言したからこそ、私はエリザベスというキャラクターに惚れていたので、正直、かなりガッカリしたのでした。結局 王国の民より自分の恋愛かぁ…と。

「恋愛」という視点だけから見れば、エリザベスがメリオダスがいなければダメな状態になってしまう展開は、とても心地の良いものだとは分かります。そんなにも彼を愛してるんだね、彼はそれほどまでに価値ある存在なんだね、と思えるから。

でも贅沢を言えば、私はやはり、エリザベスには涙を胸に隠して人々のために前線で戦っていて欲しかったです、メリオダスが戻るまでの一か月間。

 

で。原作連載だと二ヶ月ちょいくらい開けて、今回の「約束したんです。たとえあの人に何があろうと」の場面が来たわけで。

ああ、作者さんは この誓いを忘れていなかったんだなとホッとした半面、申し訳ないけど、今更 遅いよ、と思ってもしまったり。

だって、今急に魔神が侵攻を開始したわけじゃなくて、一か月間ずっと王国の民は苦しめられてたんですよ。

…って、言っても仕方ないし、魔神の侵攻はエリザベスのせいじゃないし、ここは立ち直ってくれて本当によかったと祝福すべきところだとも分かってます、はい。

 

 

ホークママの接近に気付いた下位魔神たちが向かってきたのを、ドルイド族の秘術「浄化パージ」で倒すザラトラス。

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肉体は ほぼ傷つけず、精神を一撃で消し去ってしまうのは、ホントにスゴイ!

 

しかし この術では一体ずつしか倒せない。押し寄せてきた魔神の大群を回避するように、ザラトラスはホークママに言いますが。

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ホークママは自ら大群に突っ込んで、体当たりで魔神たちをバラバラにしてしまうのでした。混沌の母は意外に武闘派だった!

 

ホークママに砕かれた魔神の肉が降り注ぎ、それを食べたホークは赤魔神風に変身トランスポーク

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可愛いけど、曲がりなりにも人語を解する生物を食べるっていうのは、ちょっと おぞましい(苦笑)。

 

そして、モンスピートとデリエリが様子を見に現れる。

上空からエリザベスを見つけたデリエリは顔色を変え、彼女の前に降り立って「お前が なんで ここにいる?」と訊ねるのでした。

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友達だったはずのグロキシニアとドロールはエリザベスの顔を見て名前を知っても何にも気付かなかったのですが(笑)、デリエリちゃんは一目で気付いたよっと。

 

デリエリにザラトラスが殺されそうになったとき、エリザベスは咄嗟に「聖櫃アーク」を用いてデリエリの手を消し飛ばします。女神族の固有魔力である その力を。

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原作だと普段と逆に女神族の紋様トリスケルの浮かぶ右目だけを前髪から出して浮かんでない左目が髪で隠れた状態に演出されてましたが、アニメでは ただ両目が露わになってますね。

 

エリザベスの正体を確信したデリエリは、怒りに闇を蠢かせてエリザベスを殴り殺そうとします。

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…後に語られる設定(女神エリザベスはデリエリの命の恩人であり、デリエリは敵ながらエリザベスに心動かされていた)とは全く噛み合ってない行動です。なんで恩人をイキナリ殴り殺そうとしたのか? …恩人設定は後付けで、この場面が描かれた当時は存在してなかったんでしょうか。

 

しかし、デリエリは反対に殴られて、血反吐を吐いて遠くへ吹っ飛ばされる。(原作ではアバラ骨がグロテスクに飛び出てた。)

デリエリを殴りエリザベスを救ったのは…。

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ハイ、目覚めたメリオダスでしたー!

というところで今回は終了です。

 

この場面のメリオダスは、原作だと寝ていた時のままズボンだけの半裸だったのですが、アニメでは店主服にしっかり着換えていますね。なんで?

半裸だとアニメ的に規制がかかった…わけはない。そもそも前回の煉獄の場面では原作通りの半裸でしたし。

つーか、原作通りとはいえエリザベスのパンツがモロ出しなことに驚きました。(^^;)

男の子の半裸はダメなのに女の子のパンツ丸見えはいいの? 不思議ですね。

 

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今週の『教えて! ホーク先生』放課後編。

 

今回はギルサンダーでした。

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留学すんの?

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ここで終わり。

 

第一期の終わり頃の次回予告に ほぼ同じネタのものがあったけど(ギルサンダーが聴いてくださいと言ってマーガレット~と歌い出したところでブチッと切れる)、それの反復パロディ? アニメスタッフさんが このネタ お好きなんですね。

 

これ、見どころはギルの歌よりも、背景の「音楽室に飾ってある音楽家の絵」の方らしいです。

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原作者さんの色々な過去作のキャラを音楽家に扮させたパロディ絵だそうで、ファンの方々は大喜びのようでした。

あなたは全部 判りましたか?

私は殆ど過去作を読んでいないので分からなかったです。(^^;)

ギルサンダーは いつもの「アニメのデフォルメ絵」だけど、背景の似顔絵の方は原作のデフォルメ絵柄っぽくしてあるのは、担当スタッフさんの +愛* だなぁと思いました。

 

 

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