『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪 戒めの復活』第十八話 その光は誰が為に

※この記事の画像は、特に記述のない限り、TVアニメ『七つの大罪 戒めの復活』( 鈴木央講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS)より引用

 

2018年5月19日放送 

第十八話 その光はが為に

 

今回は久々に、BGMの付き方が のっぺりしていると感じました。

特に前半のキン&ディアVS.代理人形。

バーンと盛り上げてほしかった場面も、ピンチの場面も、同じ曲が一様に延々 流れていることが多くて、もどかしかった。

尺が かなり詰められていたので、曲を場面に応じて変えると うるさくなってしまう…みたいな事情があるとか??

よく解りませんが、どうにも残念でした。

 

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面白かったところや引っかかった部分を、ごちゃごちゃと。

 

冒頭、治癒術を受けるデルドレー。

やっぱり髪を下ろしたデルドレーは可愛い♡

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ゼルドンの研究塔 破壊のエピソードは、ここに移動されてたんですね。

違和感なくて良かったです。

↓この場面、ワイーヨの腕が(デルドレーを傷つけられた怒りで?)ピクピク震えていて、芸細だった。

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ところで。

デルドレーが治療を受けていたのは、崩壊した研究塔の跡に作られたリオネス騎士団の拠点です。

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原作では この場面、昼でした。

この辺り原作は時間軸が ややこしく前後していて、ディアンヌたちが大迷宮をウロウロしていた昼が、この場面の時間帯に相当していたらしい。

それをアニメは、解り易く、大喧嘩祭りと同時間の並行進行に変更してますね。

(原作では、塔が破壊されたのはディアンヌたちが大迷宮に入った一日目。その翌日の昼、大迷宮ではディアンヌがエリザベスと再会し、ゼルドンにはテントの拠点が作られたと読み取れる。その夜に大喧嘩祭り開始。)

 

ところで、場面を昼から夜に変更した影響か?

原作ではテントの周囲に騎士たちや馬が沢山いて賑やかだったのに、誰もいない。

そして、中心の大きなテントにだけ明かりが灯っています。

 

あの大きなテントはデンゼルの座す本陣。

そして、デルドレーが治療を受けていたのは、その手前の円筒形で背の高いテントです。

しかし何故か そちらのテントは誰もいないかのように真っ暗に描かれている…。

背景美術さんに指示が通ってなかった? 状況に背景まで合わせる必要を感じなかった?

 

 

今回は尺が かなり詰められていて、その一環なのでしょう、アーデンの性格やデルドレーとの関係性を示すエピソードは完全カットでした。

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おかげで、アニメのみの視聴者は、アーデンを言葉数の少ない大人しい青年だと思ったかも?

 

 

さて その頃、洞窟に身を隠したフラウドリンは魂の躍り食いを楽しんでいました。

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シューーール。

魔神は喉の渇きを癒すために魂を食べるらしいけど、汁気たっぷりなんでしょうか。

 

デンゼルがフラウドリンに施した「死人の復讐デッドマンリベンジ」は、今まで殺した者の亡霊に死ぬまで襲われ続ける術。

しかしフラウドリンにとって人間の霊魂など脅威足りえない。豆腐みたいに腕の一振りで砕いて、おやつ代わりにチュルルン もぐもぐ。

死ぬまで亡霊に襲われ続けるとの触れ込みでしたが、その後(デンゼルが生きている時点の)フラウドリンが亡霊に襲われている描写は一度もなかったです。

もしかしなくても、亡霊みんな食べちゃったんでしょうか。

暁闇の咆哮ドーン・ロアー>のワインハイト、ヒューゴ、ジリアンたちも、魂を躍り食いされて転生もできずに消滅した…? 哀しいですね。

 

原作の感想でも書きましたが、「絶対強制解除アブソリュート・キャンセル」の呪言の玉によりデルドレーの「衝動ラブドライブ」は解除されたのに、デンゼルの「死人の復讐デッドマンリベンジ」は解けてないのは矛盾だと思う。

 

 

フラウドリンを襲う亡霊の顔が変でした。

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なんだこれ??

白目が板みたいに浮き上がってて、白目の縁ではなく、黒目の中から血が流れ出てる。

しかも、おもちゃの人形か子供の落書きみたいな、白目も黒目も大きくて、いやにデフォルメの効いた顔ですよ…。

 

原作を確認してみたら、↓こうだった。

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 あれ。普通の顔じゃん!

 

…想像するに、原作の亡霊の「眼窩の凹み」を示す目の周囲の線を、アニメでは「白目の縁」を示す線と勘違いしたうえ、「眼球の見えない真っ暗な目」を「黒目」として絵を仕上げちゃった?

 

 

 

場面は大喧嘩祭り会場の キン&ディアVS.グロ&ドロ代理人形へ。

「生意気にも 一応は神樹の真の力を引き出せるんスね」

グロキシニアが解説する前で、キングの真・守護獣ガーディアンはドロールの土人形ゴーレムを殴り伏せ、ただの一撃で、舞台リングの遥か奥底深く100m以上にまで叩き込み・埋め込んでしまいます。

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ところが、キングの疲労が只事ではない。

彼が無理をして真の力を使っている・もはや戦力外だと見越したグロキシニアは、先にディアンヌを仕留めようと、蔓を巻いて絞め上げます。

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女の子が蔓や触手に捕らわれる場面でも、全く いやらしくならないのが『七つの大罪』の長所だと思います~。

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ここ、ディアンヌに巻きついた蔓をキングが「増殖インクリース」で断ち切る場面。

よーく見ると、ディアンヌの横に並んで浮かんでいた花人形グロキシニア サーバント(グロキシニアの代理人形)が、同時に攻撃されているのが判ります。

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原作のキングは この攻撃で、花人形グロキシニア サーバント杖持つ手のみを切断していて、攻撃に明確な意図が見えるんですよね。花人形グロキシニア サーバントは杖で蔓を操っているので、これ以上 蔓を操れないよう無力化したわけです。

でもアニメ版だと漠然と全体を攻撃してる感じ。うーん。

 

↓この絵だと肩から腕が断たれてるけど、首・胸・髪も同時に砕けさせているので、「キングが意図して杖を持つ手を断ち切った」ことが判りにくい。

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加えて、花人形グロキシニア サーバントへの攻撃第二波の意図も判りにくくなってて残念でした。

 

舞台リング上の花人形グロキシニア サーバントを「増殖インクリース」で下から攻撃して、粉々にすると同時に「空高く吹き上げた」……空高い位置へ移動させるのが目的だった……という場面なのに、花人形グロキシニア サーバントが どの位置にいたのか あまり明瞭に示されなかったため、折角のキングの攻撃意図が ぼやけちゃってるかも?

一応、台詞で「狙い通りさ」とは言ってるけど、絵でも解らせて欲しかったなあ。

 

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「やったか?」フラグ建立。

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「やったか?」フラグの回収。

グロキシニアさんもノリいいな。

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キングの口から血がたらり のアニメーション。

原作ではゼエッゼエッと激しく息を吐きながらゲホッと血を吐いてましたけど、随分大人しい表現になりました。

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ここから先、第四話の真・シャスティフォル初披露場面の(背景だけ夜に差し替えた)再利用バンク

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↑フォントで「第一形態 霊槍シャスティフォル」と技名を出すべきところを、「真・霊槍シャスティフォル」と、再利用バンクの元場面ママの「武器名」の表示になっちゃってるミス。

 

とゆーかアニメ版、技名のフォント表記が間違ってる(原作と変えてある)ことが ちょこちょこありますね。 「変身トランスポーク」を「トランス・ポーク」にしてあったり、「生命いのちの雫」が「命の雫」だったり。

よりキッズたちに分かりやすく見やすく、という意図かなとも思いますが、一応固有名詞なんで、原作から変えない方がいいんじゃないかなと思わなくもない。

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最愛の妹ゲラードを模した人形をチリヂリにされて、テンションだだ下っちゃったグロキシニアさんなのだった。

 

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原作だと殴り飛ばされたキングは石の床を顔面で抉ってたけど(頑丈!)、アニメでは抉りませんでした。

 

ディアンヌには度々 男女平等パンチが襲い掛かって痛々しいです。

迷宮に入って以来 頭を打ったり殴られたりが続いて、また記憶喪失になるのではと、結構マジに、戦々恐々としたものでした。

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「この戦いが終わったら」は危険なフラグです!

 

ディアンヌは幼少時代から作ってきた双子のゴーレム・フィレとロースを作ってドロールゴーレムに立ち向かわせますが、一撃で砕かれてしまう。

勇ましさから一転、たちまちパニックに陥ったディアンヌに、キングは「強いゴーレムの作り方」を教授します。

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イマジナリーフレンドってやつ?

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キングとディアンヌの幾つもの関係性の中にある「先生と教え子」の要素が好きです。

「師匠と弟子」じゃなく、あくまで「先生と教え子」ってと感じ。

精神年齢的にキングは30歳、ディアンヌは15歳という設定だそうですから、まさに高校の先生と生徒っていう年齢差ではある。

 

「大切な友達」を思い浮かべたディアンヌが作ったゴーレムは、エリザベス、ホーク、メリオダス、マトローナを模したもの。

やっぱり団長はディアンヌにとって特別なんだな、と少し胸を痛めていたキングは、ゴーレムの中に自分を模したものを見つけて驚くのでした。

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恋人どころか友達認定されただけで、泣くほど感激しちゃうキングさん。今までの報われなさぶりが偲ばれますね。

 

エリザベス、メリオダス、マトローナのゴーレムは、フィレとロースとは比べ物にならない剛力を発揮しますが、ドロールゴーレムには今一歩及ばない。

 

ホークのゴーレムは問題外…だけど、ひたすら可愛い!

隅っこで小石をぶつけたり、ぺちぺち体当たりしてたり。

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原作ではコマの隅に小さく描かれていた この可愛さが、余すところなく拾われて動いてて感激でした。

 

さて、ディアンヌ作のゴーレムたちは軒並み壊されてしまい、残るはキング(とホークの)ゴーレムのみ。

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一撃でドロールゴーレムを倒すキングゴーレム。

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試合はキング&ディアンヌ組の勝利。

釈然としないキングはディアンヌに尋ねます。

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記憶がなくても、ディアンヌは また好きになってくれました。

二人とも よかったね。

 

 

場面は、再びゼルドンの聖騎士たちへ。

十戒>の恐ろしさを伝えるデンゼル。バルトラ王が各地へ放った密偵も全て連絡を絶ったなか、デスピアスが独自に放った密偵だけは戻ったという。

その密偵はどこに…? とキョロキョロする聖騎士たちの前で、デスピアスは何もいない空間を示して「私だけに見える妖精さん」について話し出したのでした。

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おお!? インビジブルが服着てる!

原作では裸ニーハイでした。

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さすがにマニアック過ぎて、朝からキッズに見せるのは許されなかったのか。

 

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インビジブルはデスピアスの「子供の頃からの唯一の友人」だという。

彼女しか友達がいない孤独な子供だったという意味なのか。

それとも、故郷のエジンバラゲルダら吸血鬼王族に滅ぼされてしまったため、ただ一人の生き残りのデスピアスにとって、子供の頃からの友人はインビジブルだけになってしまった、という意味なのか。

 

そもそも、どうしてインビジブルはデスピアスにしか姿が見えないんでしょう。

そして、どうしてゼルドリスにすら気付かれずに密偵の仕事ができたのか。

 

…もしかして、インビジブルって「妖精の亡霊」の可能性がある?

既に死んでいて、その霊がデスピアスを助けてるんじゃあ…。キングの兜に憑いてるヘルブラムみたいに。

 

 

デスピアスが「自分の密偵が戻った」と話し、聖騎士たちが「どこ?」とキョロキョロする場面。

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原作とは違って、アーデンら<蒼天の六連星>団員が、この時点で本陣テント内にいるのですが(原作では この後にテント内に入ってくる)、他の聖騎士たちと一緒になって「デスピアスの密偵はどこ?」って感じにキョロキョロするんですよね。

でも、デスピアスの仲間である彼らは、インビジブルについて知っているはずですから、キョロキョロするのは おかしくないでしょうか?

 

 

聖騎士たちの中に混じっている、小柄で全身ピンク鎧の怪しい人物。

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アニメでは一言も喋らなかったし、背景の一部と化していましたが、実はエリザベスの姉・ベロニカ王女です。見習い騎士ニッカと名乗って紛れ込んでいました。

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まあ確かに、このエピソード、この後 何にも繋がりませんでしたしね。

思わせぶりに登場した見習い騎士ニッカが活躍することは、全くありませんでした。

 

この辺りの原作エピソードには、そういうのが多いです。

ゴウセルが<十戒>だという件も、原作では それを知ったギーラが大きく動揺する様子が描かれていて、偽りとはいえ一時は恋人だった二人ですから、これから関わりがありそうに この辺りで大きく前振りされてたものです。しかし、その後 何もなかった。一瞬たりとも絡みませんでした。おかげで? アニメでは前振り場面が完全カットされてます。

 

個人の推測ですが、この後のメリオダス死亡辺りで、予定していた設定や展開の幾つかをリセット・再設定してるんじゃないかと。

ゴウセルエスタロッサ周りの設定は、大きく変えられているように感じます。

特にゴウセルの設定は、この辺りまでで語られていたことと、後に明かされた真相が、全く噛み合っていないほど ズレています。

 

 

インビジブルからの報告を聞いたデスピアスは顔色を変える。

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ゼルくんのドヤ顔すてき。

そしてエスタロッサ兄さんは働かない。

 

十戒>がブリタニア北部 九つの町村を滅ぼしたという。

一つはメラスキュラ&ガランが滅ぼした盗賊都市レイブンズとしても、残り八つは、モンスピートとデリエリが二人で滅ぼし、魂を食い尽くしたということになります。

(大迷宮に巻き込まれて滅んだバイゼル周辺の村や、南部のキャメロット王国は別項扱いで報告されており、上記九つの町村には含まれない。

この時点でエスタロッサはエジンバラから動いておらず、フラウドリンとグレイロードは まだ人里を滅ぼすに至っていない。)

 

モンスピートとデリエリは、その後の原作で一人の人間の魂を助けただけで「不良が捨て猫を拾った法則」が発動し、すごく いい人みたいな扱いをされてたけど、実際は こんだけ大量・無差別に人間を食い殺してるんだよなあ。

 

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思わせぶりに発令された「ゴウセル討伐作戦」。

これも尻切れトンボのしょぼさでした。全然 討伐しなかったし~。

何だったんだろう、これ…。

やっぱり、設定・展開予定のリセットがあったんですかね。

 

 

 

さてさて。

場面は大喧嘩祭りへ。

ゴウセルジェリコエスカノール&ホークの対戦。f:id:ikanimo:20180807205307j:plainf:id:ikanimo:20180807211510j:plain

初の「仲間同士の試合」です。

 

「仲間同士で殺し合う」ことに皆が渋るなか、ゴウセルだけは大乗り気で、仲間を殺して優勝する気 満々です。

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大会に優勝すれば「何でも願いを叶える」と<十戒>は言う。

ゴウセルは「心が欲しい」と。

 

…ホント、この辺りのゴウセルの言い分って、後に明かされた真相と180度 食い違ってるんですよね。

 

一方エスカノールは、仲間と殺し合いたくないから不戦敗にしてほしいと、真摯に<十戒>に訴えます。

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ところが、グロキシニアは嗤って言い放つのでした。

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ここ、声優さんが結構軽い感じに演技されてましたけど、個人的にはもっと重いというか黒いというか、ドスが利いたニュアンスを込めてほしかったかなと思いました。

この台詞には、グロキシニアの中の闇・業・怨恨が凝縮されているはずだからです。王という立場も一族も捨てて敵に寝返るほどの、深く重い恨みなんですから。

 

 

「欲望のために ひとを傷つけたら、自分こそが傷つく」と言葉を尽くしても、ゴウセルエスカノールらを殺すと言って聞かない。

ジェリコは ついに実力行使でゴウセルを止めようとしましたが、あっさり返り討ちされて、ホーク共々 気絶させられます。

ここでジェリコを殺さなかったのが、ゴウセルにも良心は あったということでしょうか。

 

残ったエスカノールの「精神を殺す」べく、ゴウセルは彼に「悪夢語りナイトメア テラー」を施すのでした。

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エスカノールは過去の夢を見ます。

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エスカノールの魔力「太陽サンシャイン」は生まれつきだと説明されてきましたが、この過去を見る限り、少年になるまで発現していなかったらしい。

となると、後天的に授けられた可能性も捨てきれません。 

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実際、彼の故郷であるカステリオ王国は、現在は既に滅んでいるのだそうです。

何があったんでしょうか。

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エスカノールを助けてくれた侍女? ローザ。

原作では、彼女の右手親指には大きな傷跡があり、もしかしたら伏線かも? と思わせられたものです。

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でもアニメでは傷痕がないですね。

なんででしょう?

原作者さんから伏線ではないと聞いて、消した?

アニメのキャラデザイナーさんが傷痕を重視せず、デザイン起こししなかった?

 

傷痕が思わせぶりなので、エスカノールの魔力は彼女に関係しているのではと、ついつい疑ってしまいます。

ちなみにローザの誕生日は4月10日。シト、女神の使徒…?

女神の使徒とは、女神族が憑いた人間のことです。

 

幼いエスカノールは樽に入れられて海に流され、故郷を離れる。

見事な貴種流離譚

アーサー王伝説の騎士ガウェインの生い立ちが元ネタ?

 

成長し、相変わらず異常な強さゆえに異端視され孤独だったエスカノールは<七つの大罪>にスカウトされる。

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メリオダスさん、なんなの そのポーズ…。

 

「マーリンはローザに似ている」というの、実は原作では明言されていません。

ぶっちゃけ、漫画のキャラってみんな顔が似てるので、多分ローザに似てるってことなんだろうなと思いつつ確信が持てなかったのですが、アニメが明言してくれました。

マーリンとローザは似てる。よし。

 

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心がぴょんぴょん。

ゴウセルが術で勝手にエスカノールの心を読んでた下りはカットですか。

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ゴウセルが「俺には心がない」と悲しそうな素振りを見せるじゃん。

ギーラを弄んだり、ディアンヌの記憶を消したり、今回 仲間を殺そうとした件も、「心がなくて辛かったんだよね、可哀想だから仕方ないね」って扱いされるじゃん。

後に、ぜーんぶ茶番だったと判明してしまう。

 

自分で心を消しては、心を求めて周囲に危害を加え、心がないからと可哀想がられて罪を軽減されるって、マッチポンプ的です。

まあ結局、「愛されたい」ってことなんでしょうが…。 

 

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 このマーリンは悪夢に過ぎませんが、

「強大な呪いは やがて その身を蝕み喰いつくす」

という言葉だけは当たってたんですね、今振り返れば。(エスカノール自身がそれを恐れていたから、こんな悪夢として見た?)

 

 

現実視点。 

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「あなたは僕と並んで歩む人ではない」とか、殊勝なこと言ってるけど。

そんなこと言ってられたのは、マーリンに特別な異性がいなかった(と思えていた)間だけ。

この時点ではまだ、心底そう思えていたんでしょうが。

 

 

エスカノールは覚醒し、夜だというのに太陽変身する。

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エスカノールは更に、ゴウセルを無力化するべく彼の眼鏡を奪う。(彼はマジにド近眼。)

たちまち目つき悪くなるゴウセルが新鮮でした。

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あの傍若無人なホークちゃんがビビる。

見えずに目標を狙えなくなったゴウセルは、無差別乱れ撃ちや自動追尾攻撃をします。

 

 

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親方! 夜なのに太陽が!

 

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凄いことが起きてるのに、よく見えない…って顔するゴウセルさん(笑)。

 

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エスタロッサ級の魔力→魔力3000

ちなみにグロキシニアの魔力→47000、ドロールの魔力→14000

エスカノールの魔力が あり得ないほどショボイと言いたいのか。

 

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天空からのエスカノールの一撃と、天空を狙うゴウセルの一射。

結果は、ゴウセルの矢に貫かれたエスカノールの気絶と落下。

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しかし、勝利を宣したゴウセルジェリコが食ってかかります。

「何が勝ちだ ふざけるな!!」と。

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示された舞台リング下に見たものは。

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 『心を弄んだ大罪を――』『その身を以て贖いなさい…!!!』

大事なことなので三度言いました。

 

エスカノールが狙ったのはゴウセルではなく、舞台リング下の<十戒>たちだった。

彼はゴウセルのために<十戒>に怒りを向けたのだ。

 

……というところで、今回は終了。

エピソードたっぷりで長く感じました。 

 

 

この「心を弄んだ大罪」というフレーズ、原作の最新エピソードを思うと、色々感じるところがありますね。

誰よりも「心を弄んだ大罪」を犯した者は誰だったのか?

 

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今週の『教えて! ホーク先生』。

 

今回はエスカノールとゴウセル

エスカノールが、体育館裏にゴウセルを呼び出したらしい?

関係ないけど、校舎にアナログテレビのアンテナ立ってるね(笑)。

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これで終わり。オチてない(苦笑)。

子供の頃のマーリンやエプロン姿のマーリンの出てくる悪夢って、どんなのでしょう?

 

上のスクリーンショットだとゴウセルの顔が全く見えてないので、オマケで貼ってみる。

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どちらにせよ、殆ど顔見えてない(苦笑)。 

 

 

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