【感想】『七つの大罪』第134話 もう団長ではない君へ
週刊少年マガジン 2015年35号[2015年7月29日発売] [雑誌]
第134話 もう団長ではない君へ
- 空を飛びながら縦横無尽にトネリコ棒を操るキングと、その全てを己のトネリコ棒で受けるメリオダス。キングの棒を強く弾き返したが、それは顔色一つ変えぬ彼の眼前でビタッと静止した。
◆かつてのバンとキングの特訓場面とそっくりですね。操作武器で高みから攻撃され続けると、キングの顔めがけて打ち返したくなってくるのでしょうか(笑)。 - 戦闘時に見せる冷徹な表情で、キングはもう一度 問い質す。
「メリオダス」「キミは 本当に味方なのか?」
メリオダスは笑って混ぜ返した。
「何をもって味方と言うかによるな」「お前が エリザベスや<七つの大罪 >に牙をむくっていうなら オレは お前の敵だぜ?」
「話をはぐらかすな!!!」
キングは再びトネリコ棒を向かわせる。
「キミの目的を教えろ!!」 - 修練窟の外では、モニターしていたジェンナが慌てふためいていた。
「な… なんじゃ!? いきなり喧嘩を始めよったぞ!!」
「どういうことです ジェンナ殿!! なぜ ふたりが!?」と顔色を変えて詰め寄ったギルサンダーに「知るか!!」と怒鳴り返す。
ただならぬ様子に、ハウザーやヘンドリクセンも動揺している。 - キングの操るトネリコ棒の猛襲を、またもメリオダスは全て受け止め防いでいた。かわしきれなかった切っ先が頬や肩を掠めて引っかき傷を作ってはいたが、問題ではない。
- ついに、キングの棒を右手(利き手の逆)で捕らえ、暴れ続けようとするそれを万力のごとき握力で抑え込む。
「さあ どうする これで武器は使えねぇぜ?」
キングは肉弾戦が不得手である。武器を失えば為す術はないはずだ。大人しく地上に降りてきた彼を、余裕の表情で見やる。 - だが、次にキングが取った行動は「降参」ではなかった。両腕を構え、何かを操作するように指先を動かす。
『”状態促進 ”』 - 「ぐっ!!?」
メリオダスの肩がバクッと裂け開き、噴水のように血が噴き出した。
先ほどトネリコ棒で付けられた かすり傷が、ひとりでに大きく口を広げたのだ。 - 「さぁ 答えてよ… キミの本当の目的を」「騎士団団長として王国の平和を立派に守ること? …いや 違うよね」「酒場の
店主 として 毎日 呑んだくれの生活を送ること? …これも違うな」「凶々しい負の魔力に 何年経っても変わらない容姿 ああ それは オイラもか」「何より 三千年も前に封印された化け物共と どうやら顔見知りときた…」 - 滔々と続けるキングの前で、血の溢れ出る肩を押さえたメリオダスは ふらつき、ついに両膝を崩した。よほどの痛みなのか顔が苦痛に歪んでいる。
- キングは容赦ない言葉を投げつけた。
「ならば 魔神族のキミが<十戒>の仲間だと考える方が自然だよね」「<十戒>を倒す気なんて 本当は ないんじゃない?」 - 修練窟の外のジェンナは、焦ってマーリンに尋ねている。
「マーリン!! キングはメリオダスに 一体 何をしおった!?」「ほんのかすり傷が 見る間に悪化していきおった!!」
面白そうにモニターを見ながら、マーリンは即答した。
「キング本来の魔力「災厄 」だ」「かすり傷を重傷化させ 毒を猛毒に変え 小さな腫瘍を増大させる」「木々や植物を成長・繁殖させる一方 間引くことで森を維持し 統べる妖精王ならではの魔力だろう」
◆どうしてそんなに詳しく知ってるのマーリンさん、団長すら知らなかったキングの能力を。
…まあキングの性格なら、質問されたら自ら説明しちゃいそうですし、<大罪>時代に聞き取り調査してたのかな。
マーリンは、ゴウセルとは別の意味・目的で、仲間を観察してる感がありますよね。メリオダスの過去も ほぼ把握してるっぽいですし。ただの知識欲からなら まだいいのですが。ちょっと怖いかも。 - 修練窟の中では、出血の治まってきたメリオダスが再び立ち上がっていたが、キングの問いに答えはしなかった。俯いて、否定も肯定もしない。
「だんまりとは卑怯じゃない」「それでも<七つの大罪>団長なワケ?」
煽られても、やはり答えない。
「……なら もう一度」と、キングは再び”状態促進 ”の魔力を放つ。 - 直後!
『”全反撃 ”』
トネリコ棒を振り切り、メリオダスがキングの魔力を倍化・反射していた。 - 「!!?」「うわぁっ!!」「……っ」悲鳴をあげて、キングは駆け抜けた衝撃をやり過ごした。恐る恐る目を開けたが、己の身には何事も起きていない。「は…はは 残念… 効かなかったよ」「どうやら キミの攻撃は オイラにかすってもいなかったようだ」
- メリオダスは荒い息を整えると、笑みを浮かべて逆襲の言葉を投げつけた。
「なぁ キング… お前こそ 本当に妖精王なのか?」 - ピクッと、キングの体が震える。
- 「先代の妖精王ダリアも 先々代… 初代妖精王グロキシニアも 立派な羽を持ってたけど」「なんで お前には生えてねえ?」と、真顔で問い質す。
◆二号くらい前の作者への質問コーナーで、妖精王の寿命は全種族でも最も長いと回答されていました。妖精族がどれほど昔から存在していたかは判りませんが、妖精王はキング含めて、未だ三人しかいなかったんですね。
そして、その超長寿の妖精王全員と面識のあるメリオダスって…。まさか、3000年どころか数万年単位で生きてるんでしょうか(汗)?
ダリアとグロキシニアはどちらも花の名前です。そして、作者の過去作『僕と君の間に 』のキャラクターの名前でもあるそうです。そちらではダリアは女性、グロキシニアは男性だったそうですが、こちらのはどうなんでしょう。 - キングの顔が怒りに歪んだ。
「黙れ…」「訊いているのは オイラの方だ!!」
堅く右手を握り締める。すると、メリオダスが右手に持っていた(元はキングの)トネリコ棒が微かな震えを帯びた。表面に じわ…と水が滲み出して集まり、ビー玉大の水の玉を形作る。
『"養分凝縮 "』
それは棒から離れ、目を丸くするメリオダスの鼻先に浮かび上がった。 - キングが刀印を結んだ手を素早く動かすや、水の玉は凄まじい勢いでメリオダスの頬を掠めて飛んだ。裂けた頬から血が飛び散る。周囲を飛び巡り襲ってくるそれを器用にかわし続けて、両手の二本のトネリコ棒で叩き落とそうとしたが、粉砕されたのは棒の方だった。
「…こりゃあ鉄の玉だ!!」と、こちらも武器を失ったメリオダスは呆気にとられる。 - 親切にも、攻撃の手を止めてキングが解説した。
「木は 幹を垂直に走る放射組織から養分や水分を内部に運ぶ」「このトネリコの木に わずかに残る水分を一気に中心に凝縮するイメージで 圧縮した水玉を作るのさ」
再開した攻撃を避けきったメリオダスが距離を取れば(トネリコ棒が失われたので受け・反撃不能)、再び手を止めて様子を見ている。
◆キングさん…ケンカ中の相手にまで、そんな丁寧に手の内を明かさなくてもいいんですよ(苦笑)。やり方まで教えちゃって。
彼のバカ正直さは嫌いじゃないのですが、時々不安になります。なにかと損しそう。 - メリオダス、かなり感心した様子。
「一気に中心に凝縮する…か」「ふむ」「なるほど~~~…」
気合を込めて魔神の紋章を出し、半身を闇で覆った。肩や頬に開いていた傷が一瞬で治癒し、血の跡までもが消え失せる。
これまでとは違い、暴走の気配はなかった。闇を胸の中心に集中させていく。
(一気に中心に凝縮!!!)
すると、闇はビー玉大の黒い玉となってメリオダスの体から離れ、彼の両手の間に浮かび上がった。
「ほ!!」「できた!!」
その表情が楽しげにほころぶ。
◆キングの鍛錬に付き合ってたはずが、メリオダスの方が新技習得しちゃいました(笑)。
「闇の力を使うから魔神族なのだろう、敵ではないのか?」と問われて、頑固に答えなかったから、というのが原因のケンカ中なのに、なんら躊躇せず闇の力を披露したうえ、楽しそうに練磨しているメリオダスさん。
「武器がないなら自分で作る」。応用ききそうな珍しい技見せられて、面白くなって状況を忘れかけてるでしょー(苦笑)。
バイゼル喧嘩祭りやバンとの勝負を見ていても思いますが、戦うことがホントに好きなんですね、この人。生き生きしてるわー。 - (あれは…闇の塊?)
即座に真似してのけたうえ、闇の力を進化させた?
キングは驚きの顔になる。 - 二人の手は止まっていた。やっと割り込む隙を得たのか、怒り心頭のジェンナの声が響き渡った。
『いい加減にせんか!!』『二人共 もう出てこい!!』 - 「あらら」「どうする?」とメリオダス。すっかりいつもの飄々とした様子に戻っている。
- キングはしばらく黙り込んでいたが、改めて口を開いた。
「…ディアンヌとバンは心の底からキミのことを信頼している」「その気持ちを踏みにじったら オイラは絶対に許さない!!」
言い終わると浮かび上がり、メリオダスの横をすり抜けて出口へ向かう。一目すら顧みることはしない。 - メリオダスは引き留めない。しかし、最後通牒のような言葉を聞いて、ようやく真剣な顔で心情の一端を吐露していた。
「…今 全てを話すことはできねぇ」「仮に話したところで 信じてもらえるとも思えねぇ…」「正直なところな」 - キングは一旦 去る足を止めた。
「…それが答えなら これからはキミを監視させてもらう」「キミが本当に信頼に足る男かわかる その時まで」
煙に巻いたようなそれが、メリオダスが今示せる精いっぱいの誠意だと言うのなら、これがキングが返せる相応の誠意である。
「…ああ」
メリオダスの短い応諾を聞いて再び去りかけたが、そこでまた、未練に捉われたように足をとめた。
「…ねぇ オイラと初めて出会った時のキミの言葉… 覚えてる?」
「……」メリオダスは、またも答えない。
「いや…… なんでもないよ」
失望したように声を落とすと、今度こそキングは去った。 - 修練窟の外では、二人が出てくるのを人々が待ちかねていた。メリオダスの名を呼びながらギルサンダーが駆け寄っていく。だがそれより先に、ジェンナが肩を怒らせて二人に詰め寄っていた。
「バカタレ共!」「喧嘩の原因はなんじゃ!!」
メリオダスは「にひ」と顔を緩めて肩をすくめてみせた。
「おっぱい派か おしり派かで 議論が白熱しちゃってよ!」
汗を垂らしたジェンナに構わず、隣に浮かぶキングに「な?」と同意を求めたが、彼はツンとそっぽを向いている。
◆あれ、ジェンナさんがケンカの原因を把握してない…。彼女の術は、修練窟内の映像はモニターできても、音声は拾えないんですね。じゃあ あの会話は、二人だけの秘密ってことになったのか。 - その時、キングの背中に激しい痛みが走った。一瞬で消えたが、驚いて背中を確かめてみる。しかし傷は見当たらない。
(今の痛みは…?)
◆成長痛? - 一方メリオダスは、飄々と笑ってジェンナに”力”を戻すよう頼んでいた。
「…ったく 本当なら「ダメじゃ」と言いたいところだが…」「仕方ない」と、メリオダスを睨みながらも、ジェンナは手の中にポンッと大杖を出した。それを掲げ、呪文を唱える。
すると、杖の上に恐ろしく大きな「女神の琥珀」が浮かんでいた。直径5メートルはありそうな丸い琥珀だ。その色はあり得るべくもない漆黒である。メリオダスの”力”をここに入れるのには随分苦労したという。
「しっ しっ」と手を払って他の者を下がらせ、胸を叩いて準備万端のメリオダスに「では やるぞ」と呼びかける。 - ジェンナが唱えた呪文に応じて巨大な琥珀が砕けた瞬間、聖地一帯が、鼻をつままれても分からないほどの闇に包まれた。急に夜になったとうろたえるハウザーとギル。
「夜の闇ではない」「琥珀から解き放たれたメリオダスの”力”じゃ」流石のジェンナも、恐ろしげに冷や汗を浮かべている。
更に呪文を続けると、その”力”はメリオダスめがけて一気に雪崩落ちた! - その瞬間、昼に戻った聖地の湖は激しく波立ち、衝撃で木々は なびき、岩が転がり、ギルとハウザーは勢いよく吹っ飛んだ。ヘンドリクセンは素早く岩陰に身を伏せてやり過ごし、キングはまともに受けながらこらえている。
- その”力”を、遥か彼方エジンバラに休む<十戒>たちも感じ取っていた。
その方向を見やり魔神ゼルドリスが呟く。「これは…」「間違いない …奴だ!!」 - 電気のようにパリパリ弾ける闇をまとって、メリオダスは大地に立っていた。
- 次回「ほんの挨拶」
ほら こじれた。
人の怒りを軽視するから…。
オロオロぷんぷんするジェンナさんは可愛かったです。
額面通り受け取って、おっぱいVS.お尻が原因だと信じたのでしょうか。
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キングがメリオダスに疑念をぶつけたことを、皆さんはどう感じたでしょうか。
良好だったキャラ達の仲が深刻にこじれるのは、見ていて気分のいいものではありません。また、読者は主人公たるメリオダスが悪いはずがないと確信して読んでいますから、キングの行動は愚かに思えたかもしれません。
ただ、メタ的視点を排せば、メリオダスが疑念を持たれるのは必然かと。魔神の力を振るい、<十戒>と旧知であることを隠しもしないのですから。
これで誰一人として「なんで? 何者? なんのつもり?」と尋ねもしなかったら、そっちの方が異常です。
エリザベスやギルサンダーが「何があってもメリオダスを信じる」絶対的な肯定者なら、時に疑い、質す立場の者もいなければ、組織として健全ではないでしょう。
極端な表現をすると、今の状況で一人もメリオダスに疑問をぶつける人がいなかったら、彼の周囲には「イエスマン」か「事なかれ主義者(傍観者)」しかいないってコトになっちゃいます。
バイゼルでベロニカに破壊の化け物だと暴かれた時、王都でバンに魔神族なのかと問われた時、メリオダスは否定も肯定もしませんでしたが、「何があってもエリザベスを守る」とだけは、実に強く言い切っていました。だから、読んでいて悪い印象は抱きませんでした。
今回も「お前が エリザベスや<
以前とは違って、今回は本気で「不毛な口げんか」してる感じなんですよね。カッコイイ方だけでなく、ダメな方の面も出てるというか。
この違いは、制御の鎧が緩んでメリオダスが感情豊かになってきたからなのでしょうか。それとも?
最後の最後にやっと言った、以前は言わなかった「…今 全てを話すことはできねぇ 仮に話したところで 信じてもらえるとも思えねぇ…」って回答は、『お前たちを信用していないから(どうせ信じてくれないから)言わない』という拒絶にも受け取れますが、多分そうではなく、これが今の彼に言える精一杯ってこと…ですかね?
しかし、不思議です。
何も言えないほどの深い事情があるのでしょう。それでも、キングが最も知りたがっていた疑問に答えることはできたんじゃないかと思うから。
「キミは本当に味方なのか?」という問いに、「俺は味方だ」と。それだけは答えることができたのでは?
それすら言えない事情って何なんでしょうか。「今は」言えないってことは、時がくれば言える類の理由なんでしょうけども。
今回のケンカを通じて、メリオダスとキングの出会い(キングがメリオダスを信頼するようになった理由)のエピソードが明かされるんじゃないかと期待していました。
おお! 明かされはしませんでしたが、示唆はされましたね。それも結構 印象的な触れられ方で。
もしかしたら、今後、割と大きな扱いで説明される可能性もあるのかな? そうだったらすごく嬉しいです。
初めて出会った時に言ったことを覚えてるかと問われて、それにもメリオダスは「だんまり」でした。漫画的に、まさか本当に覚えてないってことはないでしょうから、ここで返事をしなかったのにも意味があるんですかね。
今の状況では、その時言った言葉が嘘みたいになってしまうから、とか。
今回の扉絵、<大罪>時代の任務中と思われるメリオダスとキングでした。(メリオダスは飛竜の頭に立ち、おっさんキングはそれに並走して飛んでいる。)
鎧を着ていないので、ガチな戦闘任務ではなく、探索かお使いのような仕事だったのかな。
二人だけで仕事をしたこともあったんですね。この頃は良好な仲だったんでしょう。少し前まで、キングが強くメリオダスを信頼していたのは確かなことですし。ちょっと しんみりした気分になりました。
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キングの魔力「
森を育み、植物を成長・繁殖させる。反面、毒を猛毒に、かすり傷を酷い傷に、小さな腫瘍を大きく変える。
キングの魔力は「生命(豊穣)」と「死(破壊)」両面をもたらす力でした。「妖精王」に持ってたイメージままだったので、なんか嬉しい。
この力、応用しようによってはすごい色んな可能性があると思います。これから、どんな風に使われていくのかな~。すごく楽しみになりました。
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自らの「
『アニ罪』の妖精族の解説ページに「成長すると生えてくる虹色の羽」と書いてあったのは、マジ情報だったのか…!
キングは、1300歳にもなって羽の生えてない、発育不良な人だったんですね。生えなくて オトナになれてなかった。そんで、それがコンプレックスだったのか。メリオダスに指摘された時の怒りようからするに。
メ「先代の妖精王ダリアも 先々代… 初代妖精王グロキシニアも 立派に生えてたけど」「なんで お前には生えてねえ?(真顔)」
キ「…黙れ!(涙目)」
メリオダスさん、デリケートな問題を無遠慮に指摘するのはよくないと思います。
第118話で神器解放した時、爪がはげて鼻血が噴き出しちゃってました。扱う力の大きさに体が耐えられなかったのだと思います。
これが羽が生えて大人になることで解決されるってことですよね!? 好きなだけ力を引き出して戦えるようになる。…のだといいなぁ。
いつ生えるのでしょう。せっかく上半身裸なんだし、今でもいいですよ。
ディアンヌとの再会時というのもドラマチックでいいですけど、その場合、ディアンヌが「虫嫌い」なのが心配です…。
ところで。
バイゼル喧嘩祭りのとき、メリオダスの
「団長の
魔力 「全反撃 」が はね返せるのは あくまで直接攻撃の「魔力」のみなんだ」
「バンの「身体狩り 」のような間接的魔力には無効だし ましてや ただの「パンチ」には無力なんだよ どれだけ強烈なパンチであっても」
間接的魔力とは、要は「状態変化・状態異常系魔法」みたいなものを指すのだと思います。力を奪ったり、麻痺させたり、記憶を書き換えたり、幻覚を見せたり。
で。キングの「
なのに今回、はね返せています。どゆこと!?
うーん…。バイゼル当時のキングの解説が間違っていて、本当は「
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『マガジン』巻末の次号予告によると、次回、メリオダスはガランと戦うのだそうです。
正直、メリオダスが元の力を取り戻したからといって、無敵になったわけではないと思っています。
今の、魔力の枯渇した<十戒>単体となら、恐らく楽に勝てるでしょう。ガランなんてぽぽいのぽーいです、きっと。
けれど向こうが魔力を取り戻せば同レベル、束になって襲われれば独りでは厳しいのではないでしょうか。
何故なら、16年前のメリオダスはフルパワーでしたが、仲間もリズも救えず、フラウドリンも倒し切れていませんでした。
でも、16年前とは違う点があります。
今回のケンカで、キングの戦い方から「闇の力を凝縮する」やり方を学びました。
これできっと、今までのような「闇の大穴を穿ち、周囲に甚大な被害を及ぼす」みたいなことはなくなるのでしょうし、安心して思い切り戦えるようになるのだと思います。
そうなれば、今回のケンカはメリオダスにとっても無駄ではなかった…ってことになるんでしょうかね?