『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪』第135話 ほんの挨拶

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週刊少年マガジン 2015年36・37号[2015年8月5日発売] [雑誌]

第135話 ほんの挨拶

  • 魔神の力を取り戻したメリオダスは、俯いて低く笑い始めた。
    「くっくっくっ… これだ…!!」「我が”力” たしかに返してもらったぞ…!!」
  • 「……っ」息を呑んで冷や汗をかき、僅かに身を引くヘンドリクセン。
    「メリオダス………?」「おい!! やばい雰囲気じゃ…」ギルとハウザーも不安に身を強張らせる。
  • が。「なーんつって」と とぼけたメリオダスに、三人は盛大にズッコケた。
  • 「よかったー!!」と、心底ほっとした笑顔のギル。ハウザーは「つか 今までとなんら変わってねーじゃん!!」と ふてくされる。
  • 「キミ…バカ?」キングが声を落とした。
    「何!?」ハウザーはカッとして、背後に浮かぶ彼を睨みつける。
    キングはハウザーなど視界に入れていなかった。皆の中心で呑気に着替えはじめたメリオダスの背だけを、恐れと警戒の入り混じった目で凝視している。
    …本当に 今までと同じと思うのか?
    ◆メリオダスさん、なんで 皆に注目されてる中心で着替えはじめるんスか(苦笑)。ズボンが鍛錬着から普段着に穿き替わってますから、下も脱いだんですよね。鍛錬着のズボン、スリット見るに下着は穿いてないから、一旦全裸になったんですよね。女性たちもいるのにノンストップストリップですな(笑々)。
  • メリオダスはシャツを着ながら、何気ない風に「オレを<十戒>のもとに転送とばせるか?」とマーリンに尋ねた。
    ギルがぎょっとして「正気ですか!? 敵陣真っ只中に乗り込むなんて」「自殺行為です…!!」と食ってかかったが、素知らぬ顔で剣を装備している。
  • 「可能だ」とマーリンが答えた。
    ガランの位置なら認識できるので、その近くに転送できる。だが転送先からここへ戻すのに、すぐにやっても10秒かかる。その間に、もしかしたら<十戒>たちに殺されるかもしれない。それでもやるのか、と笑って確かめる。
  • 「おうっ やるやる」とメリオダスは答え、「軽いな!!」とハウザーが突っ込んだ。
    ヘンドリクセンも「メリオダス殿… ギルの言う通りです」「<十戒やつら>の力は強大すぎる!!!」と真剣に止めてきたが、メリオダスは「ほんの挨拶に行くだけだって」と笑顔で転送されていった。
    ◆ジェンナとキングは一切口を挟みませんでした。キングは輪からやや外れた所で「見ている」感じ。

  • そして、エジンバラ
    ガランの前に突然現れて、とぼけた顔で「よっ!!」と指先を振ってみせたメリオダスに、唖然とする者、不快げに眉根を寄せる者、チラリと視線だけをよこす者。
  • 「メリオダス!!?」とゼルドリスが剣に手をかけ、フラウドリンが素早く立ち上がる。が、「待てい!!!!!」とガランが制止した。「全員 手を出すな…」「殺し損ねた獲物じゃ… 儂がとどめを刺す…!!」
    ここで1秒が経過。残り9秒。
  • 直後、メリオダスのパンチがガランの顔面にめり込んだ。吹っ飛んだ先に高速で先回りし、頭を片手で受け止めて地面に叩きつける。周囲の数十メートル範囲がベコンッと陥没した。
    「お主… この前と少し変わったか?」
    問うて、ガランは跳ね起きると武器を振り回す。「紊粗断ぶんざらだん”!!!!
    周囲の地面がバラバラに切り刻まれ瓦礫と土煙に包まれたが、メリオダスは何のこともなく、ポケットに両手を入れてガランの武器の刃先に立っていた。
    「少し戻っただけさ」と、微笑って答える。
    また1秒経過。残り8秒。
    ◆ここで、モンスピートがデリエリ(ケツから女)の前にマントを広げて、飛んでくる瓦礫から彼女を守っていました。何気に「愛」だなぁ。
  • ガランが拳を、メリオダスが膝蹴りを繰り出す。メリオダスの方が早かった。顔面に膝を喰らいながらも止まらなかったガランの拳を流れる動作で弾きそらし、更にパンチを喰らわす。思わず這いつくばったガランに、全力を込めた渾身のパンチを、更に両飛び蹴りまでもを叩き込んだ。
    ガランは吹っ飛んで地面をバウンドし、血反吐を吐く。それでも跳ね起きて「こうでなくては つまらんよなァ!!!!」とボロボロの顔で虚勢を張ったが、メリオダスが剣をチラッと鞘から抜きかけたように見え、また収めたその直後には、全身を斬り刻まれて血を噴き出し、立ったまま動きを止めていた。
    ここで、残り5秒。
  • 傍観している「タコ娘」と「前髪ぱっつん子」が、「今の… 見えたスか?」「…厄介ね」と会話している。メリオダスがいつ剣を抜き、どう斬ったのか。彼女らにも見えなかったのだ。

  • その頃、ドルイドの聖地。
    メリオダスを見送って、落ちつかない様子のジェンナとヘンドリクセン。ジェンナは首をかしげて呟いた。
    「…それにしても メリオダスは 本当に 感情を捨て去ることができたのか?」「いつもと変わらんようにも見えたが… 不思議じゃのう…」
    そこにザネリが現れ、「いいや 捨ててはおらんぞ」と否定した。ではまた暴走する危険性があるのかと問うたジェンナに、深刻な表情で首を横に振ってみせる。
    「今の奴の中に存在するのは」「荒れくるい 全てを破壊する 烈火の如き憤怒ではなく」「静かに全てを呑み込む 深海の如き憤怒だぞ…」「メリオダスは完全に怒りを支配コントロールしている
    ◆メリオダスは怒りを完全に支配していると語るザネリが、少しも嬉しそうではないのは何故なんでしょう。冷や汗流して深刻そうな顔をしています。
    「あり得ないでしょ」と半信半疑なのかな? 「いつか無理がくる」と心配してるのかな? それとも、メリオダスが常人では計り知れぬ領域にイッちゃったと感じて畏れてるのかな?

  • エジンバラ6秒経過し、残り4秒。
    メリオダスは硬直したガランを残して歩み出し、高い溶け城の上のゼルドリス達を見上げた。
    「…そう睨むなよ」「久々の挨拶がてら 話をしに来ただけだ」と、屈託なく笑いかける。
    ゼルドリスが硬い顔で答えた。「…する話などない」「あるのは メリオダス お前への怒りと 四種族への復讐心だ」
    「つれねえなゼルドリス」「兄弟だろ? 話ぐらい聞けよ」「戦争はとっくの昔に終わった」「今じゃ ブリタニアは すっかり平和なもんさ」「だけど お前らが まだ 三千年前の続きをやろうってんなら…」「俺と<七つの大罪>が全力で叩き潰す!!」
    ゼルドリスは表情を変えなかったが、気配は険呑になった。「…話はないと言ったはずだ」
    メリオダスの顔からも笑みが消えた。険呑に「話じゃねぇよ 忠告だ…」
    ◆メリオダスさん、あんたさっき自分で「話をしに来ただけだ」って言ったくせに(苦笑)。言った端から矛盾しとる。チンピラ脳と言うか、横暴な兄ちゃんだなー。
    そういえば、ゼルドリスがメリオダスの兄弟(正確には弟)だって情報は、本編では初めて出たことになるんですね。

    メリオダスが「俺と<七つの大罪>が」と言ってて、ちょっと笑えてしまいました。誰の意見も聞かず独断で殴りこみ決行した割に、一人きりで戦う気はなかったんだなと言うのが一つ。もう一つは、あまりにワンマン発言過ぎて。
    だって、今の<大罪>は未だ<十戒>と戦えるレベルじゃない。そのうえ距離的にも心理的にもバラバラで崩壊寸前じゃないですか。
    必ず強くなるし再結集もすると信じてる、みたいな一見カッコよさげな理由かもしれませんが、この状況でこの発言は、先走り過ぎの独善じゃないのかなと思いました。
  • 直後、ゼルドリスがメリオダスめがけて飛び出した。同時にフラウドリンがメリオダスの背後に回ってくる。
  • が。メリオダスは身構えることすらせずに微笑んだ。
    10秒経過。ドルイドの聖地に引き戻される時間になったのだ。
    ゼルドリスが剣を、フラウドリンが爪を振るって前後から挟撃した瞬間、メリオダスの姿は消え失せていた。
    舌打ちし、ゼルドリスは剣を収める。
  • 硬直していた(といっても、ほんの数秒のこと)ガランが、地響きを立てて仰向けに倒れた。
    「これが呪われし…魔神の…力か」「まさか ここまでやりよるとは思わなんだ…!!」「カッカッ…ゴホッ!」「いやあ 実に愉快愉快…」
    そう言いかけて、「なわけがあるか…」と、己の手を握り締める。強く、軋むほどに。
    「ウガアアアアアッ!!!!」爆発的な怒りの咆哮が響き渡った。
  • 次回「散開する恐怖」

 

力を取り戻したメリオダスの強さにスカッとするための回。

…なのだろうと思われますが、真っ先に抱いた感想は

ぎゃああああ! なにしてくれとんじゃ メリオダス!!

でした(苦笑)。

 

彼の行動、あり得ない。

だって、現時点で<十戒>に確実に拮抗できるのはメリオスダスだけ。その状況で、わざわざケンカ売りに行くか!? せっかくエジンバラに引きこもって大人しくしてくれてたのに。せめて、こちらの戦力や態勢が整ってからじゃろ? 仲間のパワーアップを見届けて、意見交わして、作戦立ててからじゃろ?

 

味方になるだろう他勢力との連携どころか、身近な仲間とすら ろくに意見を交わす様子もなく独断で<十戒>の根城に躍り込んで仕返しし、そのくせ俺と「皆が」お前らを叩き潰すぞと挑発。そのうえ、言うだけ言って予めの仕込みで逃げ去る。

ピンポンダッシュ的と言うか、正直、卑きょ……げふんげふん。

 

なんだこれ。

メリオダスの行動に共感も賛同もできない(汗)。

 

「ムカつく奴をブッ倒す」だけのチンピラや不良学生同士のケンカとかならアリかもですが、世界の危機という状況で、これってどうなの?

 

だって、メリットあるように思えないです。

強いて言うなら「<十戒>が魔力回復する前に倒す」? でも、ヘンドリ&わんぱくスリーが赤灰魔神を倒したことで、とりあえず回復は停滞させてるんですよね?

次回サブタイトルが「散開する恐怖」ですから、挑発に乗った<十戒>がエジンバラをバラバラに出て破壊活動を始めるっぽいですが、バラけさせたところで勝てる状況じゃないでしょう、まだ。

(次回以降、仲間たちがイキナリ超パワーアップしてるのかもしれませんが、「現時点では」と言う話です。)

 

そもそも。これじゃ、戦う力のない民衆がむやみに犠牲になるじゃないですか…。

どうせなら どっか民衆の被害の少ない特定の場所に誘い出して、何らかの手段で分断して倒すとか、作戦立ててくれたらいいのに。

戦う力は弱くても知恵があったり結界・幻惑系魔術を使うのが得意だったりする人たちはいるのでは。「皆と」力を合わせるとはそういうことではないのでしょうか?

 

今回のメリオダスは、力を取り戻せたからって調子づいて、前にガランにボコられた仕返しをしに行ったように見えます。「俺の本当の力はこうなんだからな! お前なんかに負けるはずねーだろ!」と言いたいばっかりに。(直前のキングとのケンカの腹いせも多少ある?)

自分の自尊心を満たすために、ブリタニア中を悪い方向に巻き込む独善的な行動をしているよーに見えちゃう。

 

 

……でも、よくよく考えてみれば、メリオダスのこんな気質は、連載初期から示されていた気もしてきました。

バイゼル喧嘩祭りの時、武器使用を禁じたほどの遊びの大会なのに、人間の敵うはずのない「魔神の力」をちゃっかり使用していましたよね。バンに負けたくない、というだけの理由でです。

この大会に参加した目的はディアンヌの神器の入手。それはバンが勝っても果たせることなのに、どうしても負けたくなかった。しかも、わざわざバンを挑発して無駄に好戦的でさえありました。今回の「殴り込み」に近いかもしれません。

メリオダスは戦闘・勝負好きで、とんでもない「負けず嫌い」なのだと読み取れます。遊びの大会だろうと、仲間が相手だろうと、絶対勝ちたい。そのためなら、ちょっとズルくても魔神の力も使っちゃう。(キングが、予選時に卑怯と野次られて以降、本戦では飛ぶこともせずボロ負けしたのと対照的です。)これ、割と「子供っぽい」気質では?

 

人にはいろんな面があります。

メリオダスは3000年以上生きていて、騎士団長などの重責ある仕事に就いてきて。だから外見は子供でも精神は誰よりも成熟・老成しているのだろうと思っていました。けれど実は、子供っぽく未熟な面も、未だ混在しているんじゃないのか。

 

今回、メリオダスがガランをボコりに行ったのが、私にはどうしても、大人の、理に適ったカッコいい行動に思えないんです。

「仕返し、腹いせ、後先考えない自己中心的行動」といった、子供っぽい感情的な愚行に見えてしまう。

 

 

外伝『エジンバラの吸血鬼』に、以下のような場面がありました。

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リオネスの近隣国エジンバラが吸血鬼族に滅ぼされ、都市は吸血鬼族に有利な結界で覆われて、内部がどうなっているか判らない。

ところが、メリオダスは<七つの大罪>がバラバラに突入することを決めます。一切の作戦なしで。

キングが「相手の手の内もわからないのに作戦もなしに乗り込むなんて無謀すぎだ」と意見すると「作戦がないからこそ こちらの手の内も読めない、チームワークのなさが<大罪>最大の強みだ」と押し通しました。

 

この時、若きヘンドリクセンが、最初はキングの意見に賛同しかけたのに、メリオダスの「作戦がないのが作戦」という意見を聞くや「さすがだ」と超納得して手のひらを返していました。

 読んだ当時、私もヘンディ寄りでした。メリオダスの言うことは煙に巻いてるみたいで変だけど、だからこそ「さすが」なんだろうなと。彼はすごい英雄だから、常人には計り知れない物の考え方をするんだ。経験に裏打ちされた深い考えが隠されているのかもしれない。彼の言う通りにしておけば大丈夫、と。

 

 でも。

今回のお話を読んで、そうじゃなかったんでは、と思うようになりました。

メリオダスに深慮遠謀なんて無い。むしろ、あまりものを考えてないのでは?

この人、自分がめちゃくちゃ強いもんだから、大抵のことは正面ゴリ押しで何とでも出来てきて、それに慣れちゃってるんじゃないの?

エジンバラ~』の時は、色々言ってはいるけど結局、自分と昼エスカノールの強さがあれば勝てる、というだけの見切り発車だったように読めますし、今回も、自分が力を取り戻したから勝てると見切り発車の挑発をした、ってことでは。

 

 

メリオダスの言動に疑問を持つようになった布石は、前回のキングとのケンカ(メリオダスへの疑問提示)でした。あのケンカでの言動も納得しがたい部分がありましたし、今回も。この人何考えてるんだろう? と感じさせられました。

  

でも、主人公のすることですから、今回の殴り込みも「正しくてカッコよい」ことなのでしょうか、作中の価値観的には。

読者的にも、多くの人にとってはこれが「カッコイイ」ってことなのかなあ??

皆さんはどう感じましたか?

 

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10秒縛りの戦闘のこと。

 

元々、漫画は「ウソ」を読ませるものです。

10秒縛りの戦闘自体は過去のバトル漫画にも前例がありますし、スポーツ漫画等では、ボールがミットに届くまでの数瞬のはずの間に、長々と解説や独白が入ることも珍しくはありません。

でも。

今回の10秒縛りは、悪い意味で「ウソ」が過ぎると感じました。メリオダスすげー!と思う以前に、「あり得ない」と思ってしまって楽しめなかったです。

 

ガランとの戦闘だけならよかったのです。10秒であれだけ殴るなんて普通は無理だけど、常人離れした高速の動きで戦闘したんだなと思っていればいいんですから。

ところが、戦闘後の4秒でゼルドリスと長々と「会話」したことになってる。念話とかでなく、しっかり口で。

 

あの会話、早めに喋っても30秒はかかります。本当に4秒で済ませたなら、ビデオの早回しみたいにチャカチャカ・キュルキュル会話したことになるんですけど、そんなのギャグにしか思えんよー(汗)。

つーか、時間に制限があると承知してるメリオダスはともかく、ゼルドリスにはそんな早口で会話に応じる理由がありませんよね。

 

また、メリオダスが殴り込みに行っている間、ザネリが彼の憤怒制御について解説していますが、これも10秒じゃ無理。30秒以上かかる。説明してる途中でメリオダスが帰って来なきゃおかしいです。まさか、ザネリすらもキュルキュル早口で解説していたというのか。

 

制限時間が短いほどカッコイイということかもしれませんが、長めの会話がある以上、せめて30秒~1分くらいの方が、まだ無理がなくて、「ウソ」も通せて有り難かったのになと思いました。

 

 

もう一つ。メリオダスとマーリンの会話、変じゃないですか?

メリオダス
「マーリン オレを<十戒>のもとに転送とばせるか?」

 

マーリン
「可能だ」「転送先は私が認識できるガランの至近距離圏内だが 一度転送すると 再びここへ転送するまでに10秒の時間差タイムラグが発生する… その間 奴らが何もせず黙っているとは考えにくい」「つまり団長殿は10秒間 一人で凌ぎきらねばならん さもなくば 10秒後に戻ってくるのは ただの肉片… ――それでもやると?」

 まず。

転送できるかと訊かれただけで、マーリンが「10秒で連れ戻す」前提で返答するの、変じゃない?

普通、転送してほしいと言われたら、転送先に用事があると思いますよね。なのに、何をするのかとも聞かず、すぐ戻しても10秒かかるよと答えてる。

じゃあ、もしマーリンの能力がもっとすごくて、一切のタイムラグなく連れ戻せたのなら、メリオダスは一瞬ガランの前に現れ、コンマ0秒で消え去ることになってたの? それって何の意味が…。

メリオダスの方から「オレを10秒だけ向こうに送れるか」と訊く形の方が、会話として無理がなかった気がします。

 

ついでに。

ディアンヌを捜してホークママで移動してた時、キングが、マーリンの瞬間移動でディアンヌの故郷に行けないかと頼んだら、「今の私は魂を神器アルダンに留めておくだけで精一杯なのだ」と断られました。なのに今回のメリオダスの転送依頼には淀みなくOKしとります。

そもそも、ディアンヌの捜索を打ち切ったときの理屈が、「<十戒>に気付かれたらディアンヌも危険になる」だったのに、力を取り戻すや即行で<十戒>挑発に行く団長。ディアンヌの無事の確認より優先すべきことかな、それ。

<十戒>に対抗できる力がなければディアンヌの捜索もできない、まずはメリオダスの力を取り戻そうって強引にイスタールに来たのに、メリオダスもマーリンも、ディアンヌのデの字も言わないのでした。

いや、次回辺りで言い出してくれますよね、きっと。そう願いたいです。

深遠な理由があるのかもしれませんが、モヤ~っとするのは私だけなのでしょうか。

 

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メリオダスが怒りを完全にコントロールできるようになったという件。

 

うさんくさい。

 

「怒りを完全にコントロールできるようになった」人が真っ先にしたことが、ガランへの仕返しと弟へのケンカ売りだとゆー現実。

闇の力が暴走しないのなら完全なコントロールです、って理屈なんでしょうけど。

なんか納得しがたい(苦笑)。

 

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メリオダスが力を取り戻した時、ハウザーやギルサンダーは変わったとは感じず、キングはビビってました。

今のメリオダスの闘級は<十戒>以上のはず。そして、ガランに遭遇した際のディアンヌらは恐怖でしばし硬直してたものです。

とゆーことは、変わったとすら感じなかったハウザーたちは、ものすごく鈍いのでしょうか?

 

けど、考えてみたら今のメリオダスって、10年前の状態に戻っただけなんですよね。

つまり、<大罪>時代のキングは、この状態の彼といつも一緒にいたはずなんです。そう考えると、今更ビビってる方が変じゃないか? と思えてきます。どうなってるんでしょうか。

 

うーん…。

メリオダスは闘級を表面的には3370に抑えることができるのかな? ハウザーたちや10年前のキングたちはそれを感じてた?

そして、今のキングがメリオダスにビビってるのは、隠してる真の闘級を感じ取れるようになったから…ってことなんでしょうか。

 

つーか。キング、ついさっきケンカしたばかりの相手が、普通なら恐怖で硬直するレベルの存在になっちゃって、なおさら恐ろしかったでしょうね(苦笑)。万が一仕返しされたら、簡単に殺されちゃう。 

 

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書き忘れるところでした。

ひとつだけ、今回のメリオダスの行動で良かったと思ったこと。

それは、ガランを殺さなかったところです。

 

戦局的に見るならむしろ失点で、チャンスだったのにどうして殺してしまわなかったのかってことになりますし、恐らく、殺さなかったために、今後 より多くの犠牲が出ることにもなると思います。16年前にフラウドリンのとどめを刺し切れていなかったことで今の事態が起きているように。

 

でも、ここ数回の展開で形作られた「メリオダス」への印象が、まさにそれでしたから。

よく言えば優しい。悪く言えは詰めが甘い。

彼はきっと、同族を積極的には殺す気になれない。そういう弱さを持つ人物なんだと。

だから、そのイメージが壊れなかったことには安堵しました。ここでガランをぶち殺してたら、本気で、彼の印象が理解しがたいモンスターキャラになるところでした。

 

勝手な想像ですが、メリオダスは社会や世界の正義のために戦うヒーローではないんだろうなと思っています。

前回のキングとのケンカ中に

「お前が エリザベスや<七つの大罪俺の仲間>に牙をむくっていうなら オレは お前の敵だぜ?」 

と言ってましたが、まさにそれが全てなんじゃないでしょうか。

世界のためでも正義のためでもなく、愛する女と、自分の手の届く範囲の仲間を守るために戦う。まあ、普通の人ですよね。

エリザベスに害を成すならお前は敵だと(軽口的にですが)キングにさえ言う。今<十戒>と敵対しているのも、そういう状況のこじれきった末路なんじゃないかなーと思ったりします。どうでしょうね。

 

 

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