『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪』第136話 散開する恐怖

f:id:ikanimo:20150820184814j:plain 週刊少年マガジン 2015年38号[2015年8月19日発売] [雑誌]

第136話 散開する恐怖

  • メリオダスが逃げ去った直後、土煙さえ消えていないエジンバラ
    血まみれの半身を起こして地を拳で叩き「よくも この儂に屈辱を」とガランが怒り猛っている。
    「今すぐ奴を捜せメラスキュラ!!」「放っておけば 奴は 再び我ら魔神族の脅威となろう!!」
  • だが、メラスキュラ(前髪ぱっつん子)は静かな顔のまま「また あいつに負けたいの?」と僅かに小首をかしげて見せた。
    ◆メラスキュラは探索が得意?
    いや、考えてみればアルビオンが倒された時も、ガランはタコ娘に敵の詳細を尋ねてました。反対に、近くにディアンヌが来た時は、ガランは気付いたのにタコ娘は気付いてませんでした。
    してみるに、ガランは遠くの魔力を探るのは不得手で、足音など近くの敵の気配には聡いのかな。魔術師が嫌いと言ってましたし、武人系キャラなのかも。
  • 激昂して立ち上がるガランに、ゼルドリスが言葉を重ねる。
    「メラスキュラの言う通り 今の貴様には手に余る 少し頭を冷やせ ガラン」
    そう諫めながら、ゼルドリス自身にも抑えきれぬ怒気が滲みだしていた。
    「我らの目的は ブリタニアの支配」「これより 各自 別行動に移る」「二人以上で行動 魔力の回復を図り 迅速に事を為せ」「他種族との戦闘 殲滅に関しては その手段を問わん」
    ◆「今の貴様には手に余る」か。魔力が枯渇して大幅パワーダウン状態ですもんね、今は。
    他の<十戒>達も同様なのでしょう。今の状態じゃメリオダスに勝てない。だから勝つために速く魔力回復すべく散開すると。メリオダス達が<十戒>に勝つため修行したのと相似してますね。
    そして、<十戒>の指揮官はやっぱりゼルドリス。フラウドリンやメラスキュラは参謀っぽい立ち位置? ゼルドリスの指揮は、メリオダスのより兵軍っぽくて、真面目でしっかりしてるなー(笑)。
  • 「メリオダスへの宣戦布告か…」とフラウドリンが呟いた。「宣戦?」と、ゼルドリスは眉根を寄せる。「これは戦争ではない…」「…蹂躙だ」
    他種族など対等な敵ですらない。言外にそう語るゼルドリスに、フラウドリンは諫言を送った。
    「だが 油断は禁物だぞ… メリオダスは説明するまでもないが――」「奴には<七つの大罪>が味方している」
    モンスピートが小首を傾げた。「前にも言ってたな 何者だ そいつらは?」
    ◆あれ。復活直後のゼルドリスが<七つの大罪>の名を聞くや「メリオダスか」と言い、3000年ぶりに復活した吸血鬼族の王イズラフが、人間の騎士団が<七つの大罪>を名乗っていると知るや「おこがましい」と不機嫌になっていたから、てっきり3000年前にも「七つの大罪」があったのかと思ってましたが、そうじゃないんですね。
    じゃあ逆に、ゼルドリスやイズラフが<大罪>からメリオダスを連想したり不機嫌になったりしてたのは、どういう理由なんでしょう?

    そして、フラウドリンが<大罪>を高評価し過ぎてて、すごく不思議です。闘級3000~4000程度しかない連中なんて、<十戒>から見れば雑魚も雑魚でしょ。一体何をそんなに警戒してるの?
    …いや、マーリンの技能とエスカノールの昼の闘級は脅威かな、確かに。
  • そんな話はどうでもいい、と怒鳴ってガランが話を断ち切った。
    「メリオダスが儂の手に余るじゃと!?」と、握った拳をブルブル震わせて激昂している。「先程の戦いも 儂がその気になれば 奴ごとき…」
    「ガラン」と、被せるように諫めの言葉を発したのは、面布を被った多腕の巨魔神だった。「あなたの気持ちは理解できる …ですが「偽り」はよくない」「<十戒われら>といえど己が戒禁かいごん を破れば その身に呪いを受けるということ お忘れですかな?」
    ガランは悔しげに拳を握り、しかし、その口を閉じた。
    ◆読者の間でよく推測されてきた通り、戒禁は<十戒>自身をも縛るものなんですね。ただ、今までのガランの虚勢では発動していなかったところを見るに、強く禁を破らない限りは(ガランで言うなら、よほどの嘘をつかない限りは)発動しないのかな。
    あと、多腕の巨魔神が理知的で驚きでした。ヒンドゥー教の破壊系の神様か仏教の深沙神(『西遊記』の沙悟浄のモデル)みたいに腰に無数の頭蓋骨飾ってるし、もっと凶暴な感じかと思ってました。
  • ゼルドリスが音頭を取る。
    「では 今より我らが魔神王の名の下に」「ブリタニア制圧を開始する!!!」
    <十戒>たちはエジンバラを飛び立ち、四方へ散っていった。
  • だが、ゼルドリスとエスタロッサは残っていた。
    「…兄者は行かないのか?」とゼルドリスが尋ねる。
    「三千年ぶりの外じゃねぇか…」「しばらく この空気を満喫してぇ……」と、座ったままエスタロッサが答える。
    ◆エスタロッサが喋った! 口調、メリオダスと同じなんですね。
    それはともかく、エスタロッサの額の文様、あったり無かったりだなあ。(今回は無い。)
  • 「…丁度いい」「俺も この近くに用事がある」とゼルドリス。
    ◆3000年前に己がこの地に封じた吸血鬼族のゲルダさん(ゼルドリスの恋人)を捜すんですかね。常闇の棺の封印から目覚めて、真っ先にエジンバラを拠点に選んだのも、彼女のことが気になってたからかな、やっぱり。彼女とは禁断の仲でしたから、他の魔神達がいる間は捜せなかった?
    果たして彼女を、12年前にメリオダスは本当に殺したのか、それとも何らかの救いを与えているのか。

    そういえば、吸血鬼族を封印してた石棺を12年前に破壊して封印を解いたのが何者なのかは、結局明かされてないままです。それを調査するためエジンバラに行ったはずなのに、何故か吸血鬼族の王イズラフをエスカノールが倒した時点でマーリンが強制的に任務を終了させたもんなぁ。(追いたてるようにキングとディアンヌ、酔い潰れたバンを帰してました。)
    12年前はフラウドリンも動けなかったはずの時期。つまり、彼以外にも魔神族復活?のため暗躍してた何者かがいたっぽい。妖精王の森に赤魔神が現れた件は、フラウドリンの仕業なのか、吸血鬼族の石棺を破壊した何者かの仕業なのか…。それとも、どちらにも関係なく自然に赤魔神が沸いたのか(笑)。
  • エスタロッサの腕に小鳥が一羽、舞い降りた。ピチチと鳴きながら、警戒心なく羽づくろいしている。それを見つめるエスタロッサに微笑みが浮かぶ。
    その瞳が、ふと憂いに翳った。
    直後、小鳥が醜く膨れ上がっていた。巨大な肉塊のような醜悪な異形に変貌して、耳障りな奇声……いや、苦しげな断末魔の叫びをあげる。
    エスタロッサの瞳に浮かぶ微かな苛立ち。「うるせぇぞ」
    小鳥だったモノは、パンッと破裂して血肉をまき散らし、死んだ。

  • 場面変わり、黒の歓楽街と呼ばれるベルフォード。
    狭い路地に多くの露店が並び、酒や食べ物を飲み食いする男たちと あだっぽい娼婦たちで賑わっている。
    露店の一つではスープが人気だった。八つ裂きウサギを丸二日煮込んだ こだわりの品だという。人ごみの中、その店の前に足を止めて、外套で身を覆った女連れの男が呟いた。
    「ここは美味そうなものがよりどりみどりじゃないの」
    店主は愛想よく答える。「お兄さん お目が高い!! 隣の素敵なお嬢さんも食っていきなよ!!」
    ああ、それは人間ではなかったのに。
    連れ立って歩くモンスピートとデリエリの背後には、魂を食われ抜け殻となった人々がぼうっと立ち尽くしている。まだ、誰も危難に気付いていない…。
    ◆八つ裂きウサギ。アニメ第一期14話の狩り勝負に出てきたヤツですね。バン曰く「八つ裂きウサギは煮ても焼いても ゆでても んまい。こいつのダシで取るスープはお肌にいいんだぜぇ♫」だそうな。コラーゲン多いのかな? アニメでは水色ぶちの爪の鋭いウサギでしたが、漫画ではどんなんなんだろう。(同じ場面に出るソードウルフが、アニメと漫画ではキャラデザイン違ってたので。)

  • また場面変わり、数か月前まで商人の町バイゼルと呼ばれていた場所。今は、ディアンヌが「大地の怒号マザー・カタストロフィ」で落とした巨岩が平たい岩山となって鎮座している。
    その岩山の上で、大勢の人夫が岩を削って巨大闘技場を建造中である。指示を飛ばしているのは、バイゼル喧嘩祭りに出場していた前年度チャンピオンの巨漢・タイズーだ。今日明日中には完成させ、「タイズー喧嘩コロシアム」としてオープン、大儲けするという。
    ◆タイズーってそんな金持ちだったのか、ってビックリしましたが、読み返したら元々「豪商」でした。そうかー。それに三年連続優勝してたんですから、併せて金貨300枚の賞金もゲットしてますよね。金持ちなわけだ。
  • 「ネーミングは残念っスけど おもしろそっス」
    不意に響いた聞き慣れない声に振り向いたタイズーは、目をむいて戦慄した。明らかな異形――タコ娘と多腕の巨魔神が、建造現場に降り立っていた。

  • そして、ドルイドの聖地イスタール。
    戻ってきたメリオダスに安堵の声をかけるギルサンダー。
    「だから言ったろ」「ほんの挨拶に行ってくるだけだって」と笑って歩み寄ってくる彼に、しかしヘンドリクセンやジェンナは戸惑っている様子である。
  • ジェンナがひきつった顔で尋ねた。「だ…だいたい お主 挨拶って 何をしてきた?」
    メリオダスはあっけらかんと答える。「なになになーに 下手なことしたらブッとばすって釘刺してきただけさ」
    驚愕する一同。
  • キングが叫んだ。
    「何を考えてるんだ!! 下手をしたのはキミの方だろう!!?」「それじゃ ただの挑発じゃないか!!」
    しかしメリオダスは意に介した様子がない。頭をかきながら「うーーん」「まあ そうなるかな」とケロリとしている。
  • ジェンナが、わなわな震えるほど激高してメリオダスに詰め寄った。
    「わざわざ寝た子を起こすような真似をしおって~~~~!!」「一か所におとなしく固まっておった化け物共が侵略を始めたら どうする気じゃ!?」「このバカチン!!」
  • メリオダスは暖簾に腕押しで「そこまで怒るかね」とポーカーフェイス。
    「「これが怒らずにいられるかっ!!」」キングとジェンナは声を合わせて怒鳴ったが、彼にはまるで響かなかったようだ。
  • (こ… こいつ…)
    悪びれず自己流ワンマンを押し通すメリオダスに、キングは憤懣ふんまんやるかたない。
  • メリオダスはおもむろに語り出した。
    「今やブリタニアには 沢山の国や町がひしめいている」「侵略するにはバラバラに散った方が効率的――奴らは必ず そう考える」
    ハッとする一同。
    「<十戒>が一つに固まってる限り 正直 勝機はねえ …今の俺にもな」「だから 奴らを分離させ 一人もしくは二人ずつ潰していく!!」
    会心の笑みでメリオダスは言い放った。
  • 「なるほど? おもしれえ 俺も鼻が鳴るぜ…!!」
    プゴオォ…と鼻息を吹いて手放しで話に乗ったのは、ちょうど修練窟から出てきたばかりのホークだ。
    「お? どうやら お前も鍛錬が済んだみてーだな」と振り向いたメリオダスは、相棒の名を呼ぼうとした途中で固まった。そこにいたのが、背や四肢が硬い鱗で覆われ、二本の角と竜の尾を生やした、豚だかなんだかよく判らない謎の生き物だったからである。……なに、これ!?
  • 見なかったことにしよう。
    サッとザネリに顔を向けて、エリザベスの試練も終わったのかと尋ねるメリオダス。怪訝な顔でホーク?を凝視していたザネリも、ハッと顔を向けて「え… ああ」と頷く。
  • 「無視かぁい!!!」と怒鳴るホークを尻目に、他の面々も誰もホーク?の話題に触れようとしない。ただ一匹、共に修練窟から出てきたオスローを除いては。彼は新生ホークに尾を振って(兄貴 カッコイイす)と犬語で賞賛していた。
    ◆修練窟に入る前はホークを美味そうなエサとしか思っていなかったオスローが、舎弟に…! 劇的に変わった姿といい、よっぽど凄い戦い方をしたらしいですね、ホーク。
    オスローの方は、見た目 全く変わっていないけど、どんな成果なんでしょう?
  • 修練窟からは残りの二組も出てきていた。それぞれ立って歩いており、誰も気絶していない。そして、各組に明らかな変異が生じていた。
  • 「アーサー」「その頭の上の珍妙な物体はどうした…?」と、マーリンが珍しく真顔で尋ねる。何故か、アーサーの頭の上にまん丸のぶち猫のような生き物が乗っていて、クンクンと鼻を鳴らしていたからである。「謎」と無表情に答えるゴウセルと、「な…謎…」と汗タラで追随するアーサー。
  • スレイダーは丸裸の幼児を抱いて「はい よちよち いい子ね~~♥」とあやしている。幼児は「うあ~~~~~ん!! こあいよ~~~!!」と、彼の腕の中でもがいて泣いていた。
    ギルとハウザーが汗タラでひきつる。幼児の顔によーく見覚えがあったからだ。「グ…グリア…」「モール……なの?」
    ◆怖いと泣き叫ぶ幼児化グリアモールは、修練窟の中で恐ろしい目に遭ったのか、今スレイダーに抱かれてるのが怖いのか。
  • そして、メリオダスの名を呼びながらエリザベスが駆け寄ってきた。今までのメイド服を改め、新しい服に身を包んでいる。以前のウェイトレス服のようなヘソ出しはないが、生足を大胆に露出したミニスカートだ。右手のみ騎士風の籠手ガントレットを着けているので、簡易装備の騎士のようにも見える。
    メリオダスの顔に愛しげな笑みが浮かび、頬が染まった。
  • 「前の服じゃ動きにくいだろって ザネリ様が!」「ど… どうですか?」と、笑って問いかけたエリザベスの視界から既に彼は消えている。しゃがんで彼女の太腿にしがみつき、ミニスカートの中に顔を突っ込んでいたからだ。
    よほど好みに合ったのか、「いい!!」と、顔をこすりつけたまま答えている。
  • ザネリは苛立ちを満面に浮かべつつ「これ以上 足手まといになられても困るしな」「服ぐらい身動きの取りやすい物を…」と憎まれ口を叩く。
    ◆メリオダスの反応が、今までで一番すごいですね。もはや変態にしか見えん…。(申し訳ないですが、ちょっと気持ち悪いレベル 苦笑)
    ザネリの服飾センスがメリオダスの好みドンピシャだったってこと?(「リズ」を連想させる服装ではあります。)それとも、これもメリオダスが感情豊かになってきた一環なのでしょうか。
  • エリザベスの新衣装にそわそわしたのはメリオダスだけではない。ハウザーも口笛を吹いて鼻の下を伸ばしていた。
    「ヒュウ♫」「いい目の保養に…」と でれでれ言いかけた彼の両目を、容赦なくメリオダスが指突きして目潰しをくらわす。悲鳴をあげて転げ回るハウザーに「教育的指導」と言い捨てて、母親を取られまいとする子供のように両手両足でエリザベスにしがみついた。
    ◆ハウザー、(可愛いレベルですけど)思ってたより節操無し。そしてメリオダスは意外に嫉妬深くて余裕なし。
    第26話でキングが正装姿でエリザベスに挨拶した時も、何気に割り込んで、キングの顔をエリザベスから押しのけてましたもんね(苦笑)。
  • 「エリザベスちゃんも 無事 パワーアップを果たしたようだな!!」と、竜の尾を振りながらホーク?が言った。
    ハッと振り向いて「あっ ホークちゃ…」と言いかけたエリザベスの動きが固まる。
  • 見なかったことにしよう。
    サッとメリオダスに顔を向けて、”力”はもう戻ったのですかと尋ねる。彼女の豊かな胸に顔をうずめたまま「うん」と答えるメリオダス。「無視かぁい!!!」ともう一度ホーク?が叫んだが、これも順調に無視された。
  • 砂糖を吐きそうなほど仲睦まじいメリオダスとエリザベスのイチャイチャに、呆れたように「やれやれ」と首を左右に振るジェンナと、苦しそうに俯くザネリ。
  • 「――それでエリザベス」「修行の成果はどうだった?」と、やっと体を離してメリオダスが尋ねる。「はいっ」と明るい笑顔を返してから、エリザベスは恥ずかしそうに縮こまった。「ダメでした」
    聞いていた他の面々が盛大にズッコける。
    繰り返し尋ねるメリオダスの前で、俯いて赤面しながら、全然ダメでしたと繰り返してエリザベスは報告した。
  • 次回「僕と君の間に

ホークちゃんが可愛くなくなった!(ガーン)

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なんじゃこれぇええ……!?(苦笑)

え、ずっとこのままじゃないよね? 背中のウロコが硬そうで、エリザベスが乗ったら太腿の皮がすり剥けそう。エサは今までと同じ残飯でいいのかしら。今まで発売されてきた可愛いホークグッズの行方は……。あわわわ。

 

しかし、元々 謎なホークや、謎生物に懐かれただけのアーサーはまだしも、幼児化したグリアモールは謎すぎますね。(^_^;) 

肉体だけでなく精神も退行してるみたいだし。

可愛いからいいけど。ホークから失われた可愛いもの成分をここで補給……か…。

修練窟内の魔物に術でもかけられた? グリアモール自身に目覚めた新能力が暴走した?

あの姿でドレファスの父性に働きかけて、フラウドリンを弱体化させるのでしょーか(笑)。

キングかマーリンが子供服縫ってあげたらいいのになー。(スレイダーが既製服を着せるかな?)

 

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エリザベスの新衣装のこと。

第114話は雑誌掲載時に扉絵がカラーとモノクロの二種もあって、そのカラー版の方と掲載号の雑誌表紙に、細部の異なるエリザベスの新衣装が発表されていました。

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聖女的な純白で、第一部のウェイトレス服に印象の近いヘソ出し・ミニスカ・片足ニーソでしたが、今回の新衣装とは違う…。アレは結局、没になったってことですかね。

 

↓正式(?)新衣装。

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可愛いくて新鮮で、なんか初々しくて「いい!!(byメリオダスさん)」けど、騎士風なのが気になります。エリザベスがリズの記憶を取り戻したりして、騎士みたいに戦うようになったりするのかしら。

エリザベスの方をリズに近づけることで二人の同一性を示そうというのなら、作者さんはエリーよりリズの方が気に入っておられるのかな。

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エスタロッサにとまった小鳥が破裂した件について。

これ、

「エスタロッサが小鳥を怪物に変えたうえ、破裂させて殺した」

と思うか

「怪物になってしまった小鳥をエスタロッサが破裂させて始末した」

 と思うか

「小鳥が勝手に膨張・破裂して死んだ」

と思うか、

どう判断するかでエスタロッサへのキャラ解釈が変わってきますね。

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 個人的には、最後のかなあと思っています。

というのも、膨らんだ小鳥の姿や破裂する様子が、第30話で語られた、赤き魔神の屍肉をついばんで怪物化したカラスや、赤き魔神の血を飲んで破裂死したツィーゴの様子に似ているからです。

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ただ疑問は、エスタロッサの腕にとまった小鳥は、魔神の血肉など口にしていないこと。……エスタロッサに触れただけで魔神化してしまう?

第113話でも彼の腕にはたくさん小鳥がとまっていたのに、どれも魔神化なんてしてませんでした。となると、触れた者の全てではなく、一部だけがああなるのでしょうか? 魔神の血肉を口にした者の全てが異形化・破裂死するわけではないように。

 

本当に「触れた者に、魔神の血肉を口にしたのと同じ影響を与える」能力がエスタロッサにあるのだとしたら、魔神族の仲間は彼に触れただけで回復・増力でき、他種族は触れただけで狂ったり死んだりしてしまう?

魔神族だけの世界なら祝福の力ですね。でも、もしエスタロッサが他種族と触れ合いたいと願ったならば、自分を「呪われている」と思うかも。とゆー妄想。

そうではなく、触れた者を任意で魔神化できるとかだったら、エスタロッサは小鳥を無為に破裂死させた無情人ってことになるなあ。

 

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<十戒>も己の戒禁に縛られていて、破れば呪われると今回 明かされました。

そして前回、ガランがメリオダスを「呪われし魔神」と呼んでいました。

とゆーわけで、メリオダスが昔<十戒>の一人で、己の戒禁を破って呪われている、と飛躍的に仮定して、色々妄想してみるコーナー(笑)。全部妄想で、例によって根拠は無いに等しいので悪しからずです。

 

まず。メリオダスは一体どう呪われているのか。

第一に思いつくのは、三千年のあいだ子供のまま変わらぬ容姿、です。ガランも「相変わらずその姿のままか」と言ってましたし。

次に思いつくのは、敵対しているフラウドリンやガランを、何故か殺さず、とどめを刺さないところです。これを、彼の優しさ・甘さではなく「殺せない」呪いが掛かっているせい! …と、発想を転換してみる。

 

では、メリオダスが破った戒禁とは何か。

仏教系の十戒とキリスト・ユダヤ教系十戒に共通しているのは

 

不妄語(嘘をついてはならない)

不偸盗(盗んではならない)

不邪淫(不義の性的関係を結んではならない)

不殺生(むやみに殺してはならない)

 

の四つでしょうか。「嘘」はガランなので除外して、残りから選ぶなら……「不殺生」とか?

 

というわけで、妄想。

「(魔神族以外は?)誰もメリオダスを殺すことができない」というのが彼の戒禁で、代わりに、魔神族の仲間を殺すことができないようになっていた、とか。

しかしそれを破って、例えば魔神王あたりを殺そうとしたか封印した。そのため呪われて「成長も死ぬこともできない存在」になった、とか。

バンを<大罪>にスカウトすべく監獄へ行った時、「(バンは死なないので)人間じゃない」と牢番が怯えて言ったのを聞いて「奇遇だな」と呟いたのは、自分自身も似た存在だったから。白夢の森でギルサンダーに重傷を負わされたのに頑なに治療を拒んだのは、瀕死になろうとも死なない自負があったから。リベンジカウンターなんて危険な技を使えるのも、仲間にどう攻撃されても死なないから。

そして、未だ効いている「不殺生」の戒禁のために、同族のフラウドリンやガランを殺せない。

ちなみに魔神化デールの時は、殺せたのは人間のデールだけで、彼を魔神化していた球根型魔神のとどめは刺せておらず、バンが始末してくれた。

独りで<十戒>を倒せる実力があるのに<大罪>を頼みにしているかのごとき発言をするのは、自分は<十戒>を瀕死にできても殺せないので、とどめを刺す作業は彼らに頼みたいと思っているから。

……なんて説はどうでしょう(笑)。

 

うーん。また別の説を考えてみます。

メリオダスの戒禁は「不邪淫」。ただ一人の女以外は愛せない呪いにかかっている! なので、エリザベスが何度生まれ変わっても追いかけ続け、彼女が失われれば怒りで我を失うほどである。

……なんかもう、無理があり過ぎる。(^_^;)

 

「不邪淫」の戒禁持ちがいるとしたら、エスタロッサ辺りかもしれませんね。魔神族以外を愛してはならない呪いで、よって、他種族が彼に触れると死ぬ、とか。

いややっぱり無理があるか。

 

勝手な印象ですが、戒禁は、<十戒>を守るものであると同時に「呪縛」でもあるように感じています。魔神王が、部下たちが裏切らないようにかけた、魔神王にとって都合のいい呪いで、鎖。それがある限り彼らは魔神王の意向に逆らえないのだ。…とゆー妄想。

 

ゼルドリスとゲルダのエピソードを見ていても、なんか、魔神族って窮屈そうなんですよね。魔神族は「誇り高」くて、愛し合っていても「裏切り者の吸血鬼族」とは結ばれないし「運命には逆らえない」。そんな感じのことをゲルダに言われて、メリオダスも反論できず、哀しげに俯いて黙り込んでしまう。

では、エリザベスとかりそめにも結ばれたメリオダスは、何かよほど無理をしたのかなぁとか。

 

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最後に、今回のメリオダスの言動について。

「今やブリタニアには 沢山の国や町がひしめいている」「侵略するにはバラバラに散った方が効率的――奴らは必ず そう考える」

「<十戒>が一つに固まってる限り 正直 勝機はねえ …今の俺にもな」「だから 奴らを分離させ 一人もしくは二人ずつ潰していく!!」

このメリオダスの言葉を聞いて、皆さんはどう感じたでしょうか。

「そうだったのか! そんな深い考えがあったなんて、流石はメリオダス」と思った人は、読者の何割くらいなんだろう。

 

私は、前回から引き続き「この人ドヤ顔で何言ってんの? とんでもないワンマンだなぁ」と思いました。

メリオダスさんってば、自分が力を取り戻す前は<十戒>に見つからぬよう慎重だったのに。力を取り戻すなり この強引で雑な行動。

自分さえ強ければ大抵どうにかなる、他者の意見聞く必要なし、と思ってますよね、明らかに。

 

とは言えメリオダスは主人公ですから、分散した<十戒>が「何故か」大した被害を出さなかったとか、後で奇跡が起こって被害が「なかったことになる」とか、エスカノール始めとした在野の強者たちが「不思議にも」続々出てきて素早く<十戒>退治してくれるとか、なんかそーゆーラッキーな展開になって、「メリオダスの判断ミスのせいでひどい被害が出た!」みたいなことには、決してならないのでしょう、どうせ。(なっても困るし。)

それならそれで、こんな「メリオダスの行動おかしいよ!?」と思っちゃうエピソードなんて入れないでおいてくれたらいいのにー。無駄にモヤってしまいますよ。

 

なんかもー、メリオダスとマーリンと、後どっかを さまよってる?エスカノールと、その三人がいれば他はいらないんじゃないかな。この人たちだけで勝手にやってればいいじゃん。メリオダス的に、他の連中は意見聞く必要もないほどの戦力外だし、民衆は生きてても死んでてもあまり変わらないんでしょうから。

(もしも、メリオダスが当初はそうしようとしていたように、エリザベスがリオネス王都で留守番していたなら、彼は今回のような行動を取れたのでしょうか? 散開した<十戒>がリオネス王都に飛んでいって、メリオダスが到着する前にエリザベス達を殺したかもしれないですよ。)

……などど、皮肉を言いたい気分になっちゃったりして。

 

ただ、今回ちょっと救いに思ったのは、ジェンナもメリオダスに怒ってくれたことでした。これが、またもキング「だけ」が怒ってる状況だったら、「一人だけ怒るキング ウザい、間違ってる」って空気になっちゃって、読んでて更に哀しい気分になってたことでしょう。今回の件に関しては、私はキングと同意見なので。

それとも、次回になったらキングやジェンナも「そんな深い考えがあったなんて、流石はメリオダス」と賞賛してるんでしょうか。

 

 

第一部は、「国を救い家族を助け出す」という判りやすい正義を掲げたエリザベスを支えて付いていけばよかったので、読んでいても疑問や迷いを感じることなどありませんでした。

でも第二部は、何を考えているのか何をしたいのか判らないメリオダスに引きずり回されている感なので、どうにも不安や疑念を抱いてしまいます。<十戒>と彼の因縁は、ただの身内争いに見えちゃいますし…。

メリオダスは勝つでしょう。でも、彼がしようとしていることが意味のあることなのか、イマイチ判らない。彼が仲間を本当はどう思っているかも、何か疑わしい。

彼に協力したい、力及ばずとも助けたいと思える何かが見えてくればいいのになあ。

 

 

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