【感想】『七つの大罪』第221話 ただ ひたすらに
週刊少年マガジン 2017年28号[2017年6月14日発売] [雑誌]
第221話 ただ ひたすらに
- 宴の翌朝、リオネス王城。
「王女様… お待ちください 陛下はお許しになりませんよ!?」
「父上の手を煩わせるつもりはないわ……」
慌てきった中年女の声と、応える若い女の感情を抑えた声が響いていた。
「それより 手配した件はどうなっているの?」「聖騎士ギルサンダーの捜索と救出 および 魔女ビビアンの討伐に名乗りをあげた者は?」
歩廊を早足に歩いていく旅装姿の女。
「そのことですが… 陛下の御命令により 現役聖騎士からは一人も…」「今は 仮にも魔神族との交戦中ですから 城の守りを手薄にはできないと……」
後を追う中年の侍女は口ごもった。傍らには もう一人、若い侍女もいる。
「そう… なら 私一人ででも行くわ…」
「「お… お待ちをーーー…」」
悲痛に叫ぶ侍女たちを顧みず、屋外へ踏み出していく。
長い立襟マントを羽織り、腰には刺突剣 。硬い手袋とブーツに、胸部を覆うハート形の胸当て。まるで聖騎士の軽装のようだが、彼女は今まで剣を持ったことさえ あるのかどうか。
「マーガレット様~~~~!!!」
リオネス王国 第一王女マーガレット・リオネス。その人生の大半を城の奥に守られ、囚われてきた彼女が、毅然とした表情で一人、旅立とうとしていた。 - 数時間後。
「いや~~~ 俺も聞いた時は耳を疑ったぜ?」「あの おとなしいマーガレットがな~~~…」
リオネス王都城壁外の小山の上に、メリオダスとエリザベスが並んで立っていた。
「10年間の拘束から やっと解放されたと思ったら 今度は目の前で恋人 を奪われてしまったんだもの」
「ま… 安心したぜ あの二人が お供についてくことになったみてえだし」
「うん」 - 見下ろす先には、城壁に囲われたリオネス王都の全景が広がっている。その外側に、半ば身を埋まらせたホークママ。頭上の<豚の帽子>亭の屋上には、神器を傍らに身を丸めて眠っているディアンヌの姿が見える。
◆この小山、スペシャルTVアニメ『聖戦の予兆 』第二話でバンとメリオダスが決闘した「裏山」っぽいですね。 - 「――しっかし いい眺めだ こっから見るリオネスは」
手を頭の後ろで組んで、メリオダスは笑った。
「覚えてるか? お前が小さい頃 何度も ここに遊びに来たこと」
「ううん ごめんなさい…」
エリザベスは微笑む。
「けど… きっと幼い頃の私は うれしかっただろうな…」「それだけはハッキリわかるわ」
風が、銀糸のような彼女の髪を サラ サラ…と梳かしていた。
「………ねえ メリオダス」「ザラトラス様の不思議な術で 16年前の自分とあなたを見たって話はしたわよね」「リズさんが亡くなったのも ちょうど16年前」「不思議な偶然だわ」
風は幾分強さを増し、木々が ザワ ザワ と ざわめき始める。
「ケインさんが 前に教えてくれたの」「リズさんの名前も私と同じエリザベス」 - 「にしししっ 性格は全然 似てねえけど」
「顔も声も私と瓜二つだったって」
明るく笑い飛ばそうとしたメリオダスの表情は、被さるように発された声に瞬いて揺れた。 - 「偶然は重なるもんさ…」
「…私も そう思ってたわ 昨日までは」
風が ビュッ と押し寄せる。激しく。これまで心地よく肌を撫でていたものが、全てを もみくちゃに乱す強さとなって。
「……ディアンヌとキング様が 修行で私と似たような体験をしたらしいの」「二人が見たのは三千年前のブリタニア……」
メリオダスの目が見開かれた。
「そこで あなたと一緒にいた少女」「私に瓜二つのエリザベスに出会ったって」
「…!」
荒れ狂う風が二人の髪や服を激しく掻き乱している。 - 「………これも偶然?」
やがて風は通り過ぎた。風だけは。
「私…ね 自分が変なことを考えてるってわかってる…」「でも もし その考えが… 本当だとしたら!」 - 「エリザベス 少し疲れてるみてえだな」
挟まれたのは素っ気ない否定の響き。エリザベスは懸命に食い下がった。
「…それだけじゃないわ」
数日前、王都に帰還した際に出遭ったデリエリという名前らしい女魔神。彼女は不意にエリザベスの前に降り立つと、まじまじと顔を見つめて問うたのだ。
『お前が なんで ここにいる?』
「三千年前に封印された魔神族が…」「初めて会う私を 誰かと見間違えることなんてある……?」 - エリザベスは恋人に目を向ける。
「メリオダス… 知っていることがあるのなら教えてほしいの」「私 どんな話だって受け入れる覚悟はあるから……… だから お願い…!!」 - メリオダスがエリザベスに顔を向けた。
――あからさまなまでにトボけた、シラッとした仮面の表情を。
「さてさてさーて?」「なーんも思い当たる節 ないわ!」 - エリザベスの顔が翳った。切なげに瞳を揺らすと俯せる。
「ごめんなさい そうよね…… こんなバカげた話…… そうよね」
クルッと背を向け、歩き出した。
「私… 先にお店に戻ってるね」
数歩 進んだところで足を止める。
「私は…」「世界中の誰より あなたを信じてるから…」
返り見せた表情は、ぎこちない微笑み。その顔をパッと伏せると、小走りに小山を駆け下って行った。 - シラッとした仮面の顔のまま見送っているメリオダス。
- 「あ~~あ 行っちゃった」
不意に少年の声が響いた。続いて、歌うような陽気な男の声。
「何やらかした団ちょ~~♪」
「!!」
見上げれば、すぐ近くの小高い場所から二人の男が見下ろしている。 - 「珍しいじゃんか 王女さんと 痴話喧嘩とはな~~♪」
ニヤニヤ笑うバンの隣で、クッションにしがみついて浮かぶキングが怪訝そうに眉をひそめていた。
「ねえ団長 エリザベス様が泣いてるように見えたけど?」 - 「つーか お前ら ここで何を?」
バンが、ポケットに両手を入れたまま一息に跳び降りてくる。
「キングがよ~ 妖精のくせにプロポーズの仕方を教えてくれとか」
「バン!!!」
真っ赤になって遮ると、キングも降りてきた。(兜は置いてきたらしく、被っていない。) - 感情を見せないシラッとした顔のまま、メリオダスは確かめる。
「話… 聞いてたのか?」
「んにゃ~ 全然?」ニヤニヤしながらバン。
「以下同文」キングは何故か おっさん姿になって呑気に笑った。 - 「そんで~~? 痴話喧嘩の原因はナンだよ~~♫」
「もう少し乙女心…」「ムフッ♡」「勉強しないとね…♥」
ニヤニヤしながら揶揄い始めた二人に、メリオダスの仮面の表情が笑み解 ける。
「お前ら……」 - 直後。
ドンッ
有無を言わさぬメリオダスの拳がバンの腹を貫いて、汚い花火のように派手に血肉を飛び散らせていた。
「か…」「は…」
腹に、向こうの景色が見えるほどの大穴が開いている。 - 「ひいいい」
キングが ひきつった悲鳴をあげた。次は自分の番だと悟っているのだ。
「そんなの受けたらオイラ死んじゃ」「う゛っ」
ゴッ
メリオダスのデコピンが炸裂。たちまちキングの変身が解 けた。
指一本とはいえ、闘級6万の魔神によるものだ。小柄な体は縦回転しながら軽々と吹っ飛んで地面に激突!
パアアン
爆弾が落ちたかのごとく、高く土砂と土煙を撒き上がらせたのだった。 - 腹に大穴を開けたまま動かない血まみれのバンと、額に巨大なタンコブを作って鼻血を流しピクピク痙攣しているキング。
- 「やれやれやーれ」
パン パン とメリオダスは手の埃を払った。
◆この八つ当たりは、ちょっと大人げないぞ~メリオダスさん。 - 脳裏に、先程のエリザベスの言葉が浮かぶ。
『私 どんな話だって受け入れる覚悟はあるから』
「…俺には ねぇんだよ」
呟いて見上げた空は、どこまでも青かった。 - <豚の帽子>亭屋上では、ディアンヌが ようやく目覚めて伸びをしていた。
その屋内、マーリンの私室では、未だベッドて眠る彼女を二人の中年男が覗き込んでいる。 - 「ど… どうです容態は?」
そわそわ身体を揺らして不安いっぱいに訊ねたのはエスカノール。
ベッドサイドの椅子に腰かけたヘンドリクセンが、眠るマーリンに片手をかざしながら眉をひそめていた。
「これは 呪いによる症状だよ それも… 恐ろしく強力だ」
かざした手に呼応するようにマーリンの全身が発光するが、苦しそうな表情をしたまま目覚める兆しすらない。
「のっ… 呪い!?」
「エスカノールさん マーリン殿に 一体 何が……?」 - 「昨晩… とても具合が悪そうだったから 心配になって 朝訪ねてみたんだけど…」「ひどい熱で少しも目を覚ます気配がないからビックリして…」
たまたまマーガレット王女の件を報告に来ていたヘンドリクセンを捕まえて、ここに連れてきたのだ。
◆その辺は漫画では語られてないのですが、前後から察するにそういうことかなと推測しました。
バンとキングは早朝から出かけていて、ディアンヌは朝寝坊もしくは二度寝(昨夜は夜更かしした?)、メリオダスとエリザベスはヘンドリクセンの報告を聞いてから裏山に。報告を終えて帰ろうとしてたヘンドリクセンをエスカノールが捕まえてマーリンの部屋に連れて行ったのかなと。
…ゴウセルはどこに行ったんでしょう? - 手をかざしたまま、ヘンドリクセンは目を伏せて呪文を唱え始める。だが何も起こらず、彼の額に玉のように汗が浮き出た。
「残念だけど 私の手に負える代物じゃないよ」
ハア ハア と荒く息を吐きながら告げる。
「そ… そんな」
「おそらくドルイドの長 二人の力でも――…」
言いかけて、ハッとしたように目を見開いた。そうだ。ドルイドの誰よりも強い力を持つ、彼女がいたではないか! - その頃、エリザベスは二階の食材の木の庭にいた。
「私の… バカ…」「メリオダスを困らせるようなこと…」 - 眼下の酒場の扉が慌ただしく開き、飛び出してきたヘンドリクセンが声を掛ける。
「よかった!! ここに おられましたか!!」 - マーリンの部屋。
ベッドサイドの椅子に、今度はエリザベスが座った。その後ろに立って見守るヘンドリクセンと、そわ そわ そわ そわっ と落ち着かないエスカノール。 - 「マーリン様… まあ… なんてひどい熱…」
額に手を当てて顔を曇らせたエリザベスに、エスカノールが説明する。
「エレインさんの話だと どうも 昨夜の宴会中ずっと調子が良くないのを 隠していたんじゃないか…って」 - 「…とにかく やってみます」
表情を引き締めると、エリザベスはマーリンの頭上に右手をかざした。途端に、眩い光が二人を包み込む。 - 「お… 王女様に こんな力が…」
光に照らされたエスカノールは目を丸くした。
「けど ヘンディくん キミにすら解けない呪いを 本当に解くことができるかな?」 - 険しい目で見守りながら、ヘンドリクセンは答える。
「エリザベス様の魔力は ドルイドのそれとは 似て非なるものなんだ」「それは まるで おとぎ話の――」
◆王都決戦時に灰色ヘンディがエリザベスを「女神の使徒」って呼んでたのは、結局、彼の勘違いだったってことになるんですかね。(;^ω^)
現時点で明かされている情報だと、女神の使徒とは「ドルイド族の女性のうち ほんの一部が そう呼ばれ、司祭と呼ばれるドルイド族の男性が彼女を守る」。ドルイドの長 二人には司祭テオが付いているので、彼女たちも女神の使徒と呼ばれているはず。
……ん? 待てよ、ドルイドの長二人は「人間の肉体に女神族が宿っている」存在。そういう、人間のふりをした女神族を「女神の使徒」と呼ぶってこと!?(つまり、そもそもドルイドで「女神の使徒」と呼ばれてたのは長たちだけ?)
ヘンドリクセンは長たちの正体を知らないはずですが、無意識にエリザベスの正体を言い当ててたってことになるんでしょうか。
そして、ここでヘンドリクセンが言いかけていた「おとぎ話」が気になります。単純に「女神族」のことか。それとも、魔神メリオダスと女神エリザベスの悲恋が おとぎ話としてドルイド族には伝えられていた(長たちが伝えていた)とか? - 昏睡するマーリンに魔力で干渉した瞬間、エリザベスの「精神」は暗闇の中にいた。上も下もない。地面も空も太陽も地平線もない、果てなき闇。
(なんて暗い… 暗い漆黒の海のような魔力…)
エリザベスの精神体は目を開ける。その右目に輝き浮かぶ三脚巴紋 。
(吸いこまれそう…)
かざした手の先も闇。
(マーリン様でなければ もう手遅れに……) - 「は…」微かな笑い声が聞こえた。
「はっはっはっ とんだ客人の来訪だな…」
「!」
エリザベスは立ち上がって身構える。(椅子も見えないが、今まで座ったままだったのだ。)闇の彼方から鷹揚に歩み寄ってくる人影があった。
「あなたは……」 - これほどの闇なのに、自分と彼の姿だけは明瞭に浮かび上がっている。真紅の上下を着て腕には部分鎧、腰に剣をさした少年だ。左額に魔神の紋様が浮かんでいる。
その姿には見覚えがあった。
「<十戒>の―――…」 - かつて水晶球を通して見た。魔神ゼルドリス。
その紋様も、背格好も、顔立ちも。「彼」に ひどく似ている。 - 「俺の魔力に介入してくるとは どんな奴かと思ってみれば」「…久しいな エリザベス」
薄く笑って発された声もまた、彼と同じ響きをしていた。 - 「どうして私のことを…!?」「私とあなたが会うのは これが初めてよ!」
「哀れな女だ …やはり噂は本当だったか」
「なんのこと…? わかるように話して…!!」 - 怯まず言い返せば、ゼルドリスは顔を歪めて ギリ…と歯噛みする。だがそれも一瞬。両腕を組むと、静かに睨んで言い放った。
「呪われし女神エリザベス」「未だ我が兄を苦しめつづけるか」 - 次回「呪われし恋人たち」
今回の扉絵。
メリオダスが「約3000歳」と書かれてました。
えー。でも、弟のエスタロッサやゼルドリスが3000年前の時点で380、252歳ですよ? となれば最低でも「約3400歳」には なるはずでは。
サバよんでませーん?\(^o^)/
同じ扉絵に描かれてたキングは いつも通り「約1300歳」表記で、百年単位計算だったのにな。
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マーガレット姫の冒険
王都防衛戦の最中に さらわれたっきりのギルサンダー。
それ以降、だーれも捜索しに行ってる様子がなく、それこそ親友のハウザーすら豚と遊ぶか昼間から酒を呑んでるばかりで、どーなってんだろ(汗)…と気に掛かっていました。
まさかまさかの、マーガレット自身が武装して捜索の旅へ! 驚きました。
ハート型の胸当てが可愛らしくも勇ましいです。特注で急遽作らせたのかしら。
とは言え。
マーガレットの闘級
武力10 魔力0 気力100 総合110
…無茶だよ~(汗)。ましてや魔神がウロウロしてる世の中ですよ。
なお、ビビアンの闘級は2580です。
結局、出て行こうとしたところを止められて、「正式な聖騎士ではない」二人が護衛に付けられたようですが。
彼女の冒険も並行して描かれていくことになるんでしょうか。
それとも、しばらくしたら番外編で顛末が語られるのかな?
王の命令でギル捜索が停止されていたのは意外な事実でした。
彼は第一王女マーガレットの恋人で、つまり次期女王の夫候補。また、バルトラ王の亡き親友・ザラトラスの息子でもある。
そして、次期聖騎士長を嘱望された優秀な聖騎士です。(ハウザーが聖騎士長「代理」なのは、ギルの復帰を見込んでのことなんでしょうし…。)
それを事実上 見捨てた…?
いやいや、例によって国王の予知能力で「いずれ助かる」と判ってたので焦らなかったとかゆーアレでしょうか。
それとも、ギルなら自力で脱出してくるのでは……と数日 様子を見ていたのかな? そしてマーガレットが痺れを切らした、と。
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キングのブロポーズのこと
キングさん、朝っぱらからバンを人気のない裏山に連れ出して「プロポーズの仕方を教えてほしい」と相談してたとは。
(そしてディアンヌは珍しく?朝寝しているのであった。昨夜の宴会で呑み過ぎただけなのか、何か夜更かししてたのか。
キングさん、昨夜の宴会の後で自力でプロポーズしようとして上手く伝わらなかったとか邪魔が入ったとか、色々あったりしたら面白いですね。)
昨日キスして恋人になって、翌日にはプロポーズの算段か~。
しかし早いってことはないか。なにせ同棲500年、くっつくまでに200年です。いかな長命種族とはいえ、遅過ぎるくらいかも?
それはさておき。
なーんで、未婚者のバンに相談するの(笑)。
いや、他に相談できる相手がいなかったんでしょうけど。
(この場面、久々にキングがヘルブラムの冑を携行してません。ヘルブラムには相談しなかったのか。それとも、相談してダメだったんで思い余ってバンに相談したのか。)
キングの中では、バンは既にエレインの婿なのかな?
ここでバンが
「キングがよ~ 妖精のくせにプロポーズの仕方を教えてくれとか」
と言っています。
そう、キング外伝を参照するに、妖精族には「結婚」という文化が存在しません。
(ちなみに巨人族にも結婚の風習はなく、強い子を残すための「交配」に近い感覚でパートナーを作って子を成すらしい。特定の相手と添い遂げたり家族単位で暮らしたりすることは稀ということ?)
それをバンも知っているということかと。
勝手な想像ですが、バンは自分とエレインの関係は妖精族風でいいと思っていそうです。結婚式を挙げるとか世間に結婚を周知するとかしなくても、二人でずっと一緒にいられれば それでいいと。
対してキングは、人間族風に「結婚」という形を取りたいと考えている。
ひとつは、ディアンヌが「結婚」に憧れていたことを知っていて、彼女の望みを叶えたいから。
そして もうひとつ。二人の関係を形ある「契約」で結びたいのかな、とも思いました。
人間族風の「結婚」に憧れるのは、キングもディアンヌも、互いに不安を抱えているからではないでしょうか。結んでおかないと いなくなっちゃうかも・置いて行かれちゃうかも、と心の底で思っているのでは。
なにせ、互いに「記憶喪失」や「失踪」をやらかしていますから。
余談。
バン&エレインやメリオダス&エリザベスは結婚していないけれど、プロポーズっぽいキメ台詞は言っていた気がします。
バン
「いつか必ずお前を奪う」「約束しただろ…?」「お前は永遠に俺のもんだ…」「これから 二人で旅をしようぜ」
とか
メリオダス
「エリザベス…」「もし お前がいなくなれば オレの生きる目的がなくなる ――――だから頼む」「オレのために生きてくれ」
とか。
それでいくとキングの場合
「約束するよ」「キミを ずっと好きでいるし ずっと側にいるよ!!」
が事実上のプロポーズだったかも。
それを超える真のプロポーズは、如何に!?
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ゼルドリスの呪いのこと
ゼルドリスの攻撃が「呪い」だったことが判明。
……これは戒禁とは無関係なんですかね?
マーリン様でなければ手遅れだったとエリザベスが言ってましたが、手遅れになってたらどんなことになってたんでしょうか。
死ぬだけ? それとも精神支配されたり狂ったりしたのか。
ゼルドリスは魔神王の代理人。
魔神王は「戒禁」や「メリオダスの不死」という呪いをかけた者。
となれば、魔神王の力を行使するゼルドリスは「呪い」のエキスパートなのかな?
ディアンヌの精神が入ったドロールが「魔力を封じられた」のも、呪いだったんでしょうか。