【感想】『七つの大罪』第171話 時は来たれり
週刊少年マガジン 2016年21号[2016年4月20日発売] [雑誌]
第171話 時は来たれり
- バイゼルの大岩は半分が消失し、ところどころ炎の舌をチラつかせていた。
- 「ヒエェ~~~!!」
たまたま反対側の端にいて難を逃れたタイズーが悲鳴をあげている。 - 魔神たちは大岩から吹き飛ばされ、数百メートルは地を抉って血の海に沈んでいる。ぐったりしたドロールは面布を失って素顔をさらし、グロキシニアは目を開いたままピクピク痙攣している有様だ。
◆グロキシニアの髪色、第161話に引き続き亜麻色に塗ってありますね。この色で決定なんでしょうか。
初カラー時(128話)は濃桃(赤)色で、タコ足が真緑で髪が赤なのは植物(葉と花)のイメージなんだなと納得してたから、ちょっと残念でした。 - 起き上がれぬままドロールが歯噛みした。
「ぬかった… あの男の強大な魔力に気をとられすぎた…!!」「攻撃の矛先が よもや我らに向いていたとは」
露わになった左顔面には古傷が走り、左目は潰れている。面布はこれを隠すためのものだったのだろうか。 円舞台 の上ではディアンヌが呆気にとられている。
「今の ものすごい爆発… 何が起こったの!?」
彼女の右手に握られたキングは状況を理解しているらしく、呆然とながら「エスカノール…」と呟いた。- バンは背筋にゾクッと興奮を走らせ、驚きと笑いを半ばさせている。
「あの野郎… <十戒>を攻撃しやがった♪」 - しかし、誰もが歓迎したわけではない。
魔神に願いを叶えてもらおうとしていた者――マトローナは「なんのつもりだ……!!」と歯噛みし、エスタロは「祭りを台無しにする気かーー!!」と怒り猛っていた。 - 「……」
同じく願いを叶えてもらいたがっていたゴウセルは、無言だった。
その背後で、「いたた…」と呻いて気を取り戻したらしいエスカノールに、「まったく~~ 無茶苦茶なオッサンだよアンタは!!」とジェリコが、「お前 何者だ!?」とホークが駆け寄っていく。
◆あれ。気絶から覚めるまで しばらく時間がかかるのかと思ったら、あっという間でしたね。「大停電 」での気絶は通常10分。でも「大停電の矢 」だとすぐ目覚めるものなのか?
……うーん。
かつてゴウセルが昼エスカノールを気絶させるため「大停電の矢 」を放った際、マーリンの「魔力増強 」を必要としていました。てっきり昼エスカ相手だと増強しないと効かないのかと思っていましたが、そうではなく、効くけど効果時間が短いから、長時間(昼の間)気絶させておくにはマーリンの増強魔法が必要だったってことなんでしょうか。 - なんにせよ、これは好機のはずだ。
バンは隣のメリオダスを返り見た。
「団ちょ… どうす――」「!!」
ハッとする。既に、そこに彼の姿はなかったのだから。 - ドンッと地響きを立てて、メリオダスは遥か下の魔神たちの前に飛び降りていた。
「始めようぜ 祭りの本番を」
険しい顔でドロールを睨 めつける。 - 「!!!!」ハッとするドロール。
が、その時にはもうメリオダスは地を蹴り、砲弾のごとき速さで巨魔神の眼前に迫っていた。 - こちらも恐るべき反応速度で立ち上がるや、拳の一つを振り下ろすドロール。岩山のようなそれとメリオダスの蹴りが激突し、打ち負けたのはドロールの方だった。反動で腕が肩を越すほど跳ね上がり、上体が反れてしまう。
とはいえ、それで真に隙を作るほど甘くはない。背を反らしつつも踏みとどまり、残り三つの拳全てで滞空するメリオダスを すり潰そうとする。 - 「はあ…っ」
メリオダスは身をよじって回転し、三つの拳をガガガッと殴り跳ね返した。 - ドロールの巨体が いよいよ後ろに
傾 ぐ。今度こそ隙の発生は免れない。
まんまと懐に飛び込んだメリオダスは、その腹から胸をパパパパンと駆け上がり、ギュッと握った拳で強烈なアッパーを叩き込んでいた。 - 小柄な少年が異形の巨人を拳一つで圧倒している。
人知を超えた光景を目 の当たりにしたバンの背筋には、畏 れと半ばした興奮がゾクゾクッと駆け上りっ放しだ。 - そして、ついに抜かれた魔剣ロストヴェインの一閃。
受けるべく巨魔神は左腕二本を身の前に かざしたが、魔剣がチンッと鞘に納められた時には、容易く両断された腕二本が地を轟かせて落下していたのである。
◆腕が切断されたのに大して血が出てません。平然としてます。
魔神とか巨人族はあまり血が出ないのか? それとも、筋肉を締めて止血してるとかの達人技なのかしらん。 - 腕二本を犠牲に致命傷を負うことは回避した。それでも、胸にごく浅くながら袈裟懸けの傷がついている。
「謀 りましたね……」
そこに滲んだ血を残る右の指先で拭い、ベロッと舐めてドロールは言った。 - 「オレはこの時を待っていた」
斬り落とした腕の前に立ち、巨魔神に背を向けたままメリオダスは語り始める。
「お前ら二人を確実に討てる機会 をな…!!」 - 周囲の
円舞台 から見下ろす人々は、それぞれ異なる意味合いで冷や汗を浮かべていた。 - 「メリオダス なんか… 怖い」
ディアンヌの顔には怯えが滲んでいる。彼女に握られたキングに浮かぶのも恐れと警戒だ。 - 「信じられん化け物共ね…」
スレイダーは<十戒>と併せてメリオダスをも「化け物」と評す。 - 「討つ
機会 を待っていた!?」別の意味で愕然として繰り返すアーサー。
「こんな作戦聞いてないぞ!?」ギルサンダーも動揺している。
◆この場面、アーサーの頭にキャスが載ってません。単なる描き忘れ? まさか何かの伏線?
話変わりますが、キャスって名前「キャスケット」を連想しませんか。丸くて頭に載ってるし(笑)。 - ドロールに対してだけではない。仲間たちにも言い聞かせるようなメリオダスの『弁明』は、長々と続いている。
「正面からオレ一人で向かえば<十戒 >二人に必ず警戒されんだろ? その状況で戦えば いくらオレでも敗 ける」「だから お前らを油断させるために仲間と祭りを楽しむ参加者として来たんだ」「当然 仲間に このことは一切 何も伝えてねぇ」「お前の魔眼の前には どんな作戦も筒抜けだからな」「あとは ひたすら お前ら二人に隙ができるのを待った」「エスカノールは最高の機会 を作ってくれたぜ」 - その頃、うつ伏せのまま「ゲホッ」と咳き込んだエスカノールを、ゴウセルが抱き起していた。
「なぜ あんな真似をした?」と問い質す。
エスカノールはぐったりしたまま指一本動かせない様子だが、それでも素直に答えた。
「ゴウセル君… たとえ… キミに心がなくたって キミは… 僕の… <七つの大罪>の仲間…だよ」「だから… 仲間の心を弄ぶ<十戒 >を… 絶対許せなかった…」
表情を動かさずにゴウセルは返す。
「言ってることが矛盾している 俺には心など存在しない」
ぐったりしたまま、エスカノールは微かに笑った。
「ハ… ハハ… でも…本当にそうなのかな…………?」
◆疑問なのですが。なんでエスカノールは苦しそうに ぐったりして起き上がれなくなってるのでしょうか?? ゴウセルの「大停電の矢 」は気絶させるだけの技じゃないの? 「大停電 」に掛かったエリザベスは普通に起きてたのに。
本当は10分くらい気絶しているはずの技に無理に逆らって目覚めたから、精神的に消耗した?
気絶して地上に落下した際に全身を打った?
夜なのに昼エスカに変身して全力攻撃した反動? - 語り合う「
仲間たち 」の様子を見つめるジェリコは、やれやれとばかりに腕を組んで安堵の息を吐いている。
◆ジェリコが変に「公正な仲立ち人」みたいになってきてる(^^;)。 - その時、地上に散乱する瓦礫の隅で。
タコ足じみた蔓の先に巨大な白花が開き、ひとしずくの蜜を滴らせていたが、気付く者はいなかった。誰もが、少し離れた場所で対峙し合うメリオダスとドロールに目を奪われていたからだ。 - 大人しく話を聞き終えると、ドロールは言った。
「なるほど… たしかに あなたと一対一では我々も苦戦を強いられるのは間違いない…」「――ですが あなたも致命的な失敗 を犯した…」
残る二本の右腕で印を結び、唱える。
“巨神の抱擁 ”!!! - たちまち、全ての
円舞台 が激しく揺れ動いた。
「きゃあっ」「なんじゃこりゃあ~~~!!」それぞれの場所で悲鳴をあげるエリザベスやホーク。 - 十の指先に
円舞台 を戴 く巨大な岩の両掌「巨神の手甲 」が、創造者 の手の動きに呼応したようにバッと左右に開き、ガポッと握り合わされたのだ。宙に投げ出された人々を手の中に包み込んで。ドロールが二本の右手をブンッと振り下ろせば、岩の両掌はそのままドポンと地の底へ呑まれてしまった。 - メリオダスは無言で立っている。そんな彼を見下ろしてドロールは告げた。
「…これで全員人質」「…逆らえば皆殺しです」
◆すぐに殺さなかった辺り、実は良心的? - そう言い終えた瞬間。
彼の右腕二本が斬り落とされていた。ドン、と地を蹴って跳び上がったメリオダスの魔剣によって。
「その前に てめぇを倒す」左手 に剣を持ったまま、右の拳でドロールの顔面を殴り飛ばす。二対の両腕全てを失ったドロールはバランスをとることもできず、勢いよく大地に倒れた。気を失ったのだろうか、動かない。
◆「倒す」であって「殺す」と言わないのがミソ、なんでしょうか。
ドロールたちが死体が魔神化した存在なのだとしたら、死体を物理で殺しても また いつか蘇ってきそうな気もします。内部の黒モヤを浄化しない限り。
つーか。なんでドロールの斬られた腕は再生しないの? ガランもメリオダスも、腕や胴を斬られても すぐ くっついてたのに。 - が。その刹那ハッと動くメリオダスの視線。滞空中の背後に新手が迫っていたのだ。その打撃を受け、ドロールと並んで烈しく地に叩き付けられた。
- 「いや~~ 危うく あの世に旅立つトコだったっス」「すぐ回復させるから待っててね ドロール君」
人を食ったような口調はグロキシニアのもの。
霊槍の力で完全回復したのだろう。先程までのダメージが幻だったかのように宙に浮く その全身は、古木を思わせる異形の鎧に包まれている。
霊槍バスキアス 第五形態
「神樹の鎧 」
目を引くのは、獣のように肥大化し鉤爪の伸びた両手だ。妖精族は肉弾戦を不得手とするが、それを補い、格闘をも可能とする形態なのだろうか。
「ここから二人で一気に逆転っス」
そうグロキシニアは嗤ったが。 - その兜の端に「ピシ」と亀裂が走った。ハッとして見やった視線の先で、鎧の各所が次々と ひび割れていき、ついに バカッ と砕け散ってしまう。
「!!」
先程メリオダスに一撃を与えた、あの一瞬。そこで反撃 を受けていたというのか。 - ドンッと地を踏み鳴らして、メリオダスが立ち上がった。
「諦めろ…」
土煙の中から、その姿が露わになっていく。パリ…と電気のように弾ける闇が、彼から放散されていた。右額に浮かびあがった魔神の文様。その闇が滲み、全身を蝕みつつある。
「…お前らに勝機はねぇ」
光なき魔神の目で、メリオダスは古なじみの友らを睨み据えた。 - 次回「かつて友だった お前たちへ」
予想通り来ました、「メリオダスは仲間想いで思慮深くて間違っていません」弁明回。
せめて納得できる形で理屈づけてほしいと、二回前の感想に書きましたが。
さてはて。
ふざけた態度をとってきたのは全て<十戒>を倒すための お芝居だったとメリオダスが告白しました。
いつもは多弁と言えない彼が、2ページに渡って長口上です。
……裏返せば、長文で弁解しなければフォローできない程度に、これまでの彼の言動がおかしかった、というコトかと。
さて。
メリオダスの弁明、みなさんはどう思いましたか?
そうだったんだ、メリオダスはやっぱりすごい! と好感度上昇するのが「正しい(作者が想定した)」読み方なのでしょう。
けど。けどなあ。うーん……。
スタンドプレイで急いて「挑発」しておきながら、何故か のんびり日常を過ごしていた理解しがたき主人公が、やっとこ<十戒>退治に正面から取り組みだしたのは喜ばしい限りです。
でも。
この弁明と作戦、穴だらけじゃないですか?(汗)
大喧嘩祭りにハシャいで参加したのは<十戒>を油断させるためだった。
ここまでは納得できます。
しかし。
仲間を非戦闘員に至るまでゾロゾロと大喧嘩祭りに引き連れ、誰にも真意を伝えていなかった。その理由が「ドロールの魔眼の前には全ての作戦が筒抜けだから」。
これって、おかしいですよね?
第一に。
その理屈だと、メリオダスは大喧嘩祭りを主宰しているのがドロールだと「最初から」知っていたってことになります。なんで判ってたんですか?
まあこれは、メリオダスはスゴいからチラシを手にしただけで感じ取ったのだ! とか、理屈は適当に捏ねられますから、置いておきましょう。
第二に。
ドロールの魔眼に仲間の心が見通されるので作戦すら伝えられないなら、どうして仲間を連れて来たんですか?
最初から連れてこなけりゃいいじゃないですか。
魔神たちは今のメリオダスに どんな仲間がいるか知りません。仲間を一人も連れず独りで大喧嘩祭りに参加したって、特段、怪しまれなかったと思いますよ?
仲間に情報を与えなかったのも、彼らを引き連れて大喧嘩祭りに参加したのも、全ては<十戒>を油断させるためだった。
メリオダスが真顔で語った この弁明。
仲間を連れて行かないという選択肢はなく、たとえ欺いてでも、彼らを大喧嘩祭りに連れて行かねばならなかったらしい。
これを、ごく素直に受け取れば、以下のようにも解釈できてしまえますね。
メリオダスは<十戒>を油断させるための目くらましとして、仲間を騙し・利用した
と。
第三に。
「偶然」に頼る部分が多すぎです。
メリオダスは「作戦」と謳っていますが、そう呼べるレベルに達してません。
大喧嘩祭りにエスカノール、バン、キング、ディアンヌが集まったのは、全て「偶然」です。
大迷宮でエリザベスとホークが死なずに済んだのは「偶然」ディアンヌに会えたから。
エスカノールが夜なのに変身できたのも<十戒>を攻撃したのも「偶然の成り行き」。
無論、ライブ感あふれる場当たり的な行動にも意義や利点はあるでしょう。臨機応変って大事です。
また、メリオダスとしては、<大罪>が集結しなかったとしても、自分独りで隙を見つけて攻撃するつもりだったでしょう、きっとね。
しかし。
英雄と崇められるカリスマリーダーが、大勢の命を独善的に巻き込んで掲げた自称「作戦」としては、大ざっぱ過ぎで、お粗末だと言わざるを得ません。
前々回、ゴウセルは言っていました。
「共に闘えば仲間か? 共に旅をすれば仲間か? 共に飯を食えば仲間か?」
メリオダスは、今の仲間たちと寝食を共にし戦いを乗り越えてきました。
けれど、欺いて目くらましに利用して悪びれていません。
最強主人公ですからメリオダスは勝つでしょう。仲間は一人も死なせないでしょう。いや、死んだとしても、ご都合的に生き返るのかもしれません。
でも、死ななかったならチャラなんでしょうか?
一方的に作戦に巻き込まれていたり、メリオダスの都合に振り回されても、彼が最終的に敵を倒してみんなの命を守ったら、それでOKなんですか?
それとも「仲間だから」許される、的な理屈でしょうか。
人の心とは、仲間の信頼とは、そんな無機的なものなんでしょうか。
現状、メリオダスと周囲の関係は、対等な「仲間」とは言い難い面があると思っています。
今まで 何度も書いてきましたが、彼は
以前も書いたように、仲間とは、自分の都合のいい時だけ可愛がるペットではないと思いますよ。
作者さんは、メリオダスをどういうキャラにしたいのでしょうか。
『ドラゴンボール』の悟空みたいな、飄々とした戦闘狂の半逸脱キャラにしたいのですか?
それとも、深い悲しみと含蓄を併せ持つハードボイルドヒーローにしたいのですか?
重い過去を持ち、人に言えない苦しみを抱え込んで独りで戦うなら、それはヒーローの一形態ですよね。
でも、メリオダスは それとも少し違います。
第二部の彼が問題なのは、意図的に周囲を危険に巻き込むところです。目くらましや囮として。
結果として、たくさんの一般人が殺され、仲間は有用な情報を与えられないまま振り回されています。
そして、物語は彼のそうした言動すら英雄視している。
私は、それが どーも受け入れ難い。
第一部の頃、エリザベスを傷つけたルインをメリオダスがボコったときは、痺れるくらいかっこよかったのに。
第二部で、ガランやドロール&グロキシニアをボコるメリオダスには痺れませんでした。
ガランの件は、流れ的に前回ガランに大敗した腹いせかキングと喧嘩した八つ当たりみたいに見えましたし、今回の件では、エスカノールの手柄を横取りしたみたいな流れになってるのも、あまりいい心証じゃなかったです。
漫画のヒーローは、腕力で圧倒できれば かっこいんじゃない。
「感情移入できる」流れと行動理念がないと。
今のメリオダスにはそれを感じがたいです、個人的に。
もっと話が進んで彼の背景が明かされたら、また感情移入できるようになるでしょうか。
……など、ダラダラ愚痴を書いてみましたが。(^^;)
メタ的には
仲間に作戦を教えなかった
→メリオダスの本心を隠しておいた方が盛り上がると作者が思ったから
仲間を危険な大喧嘩祭りに引き連れていった
→作者が沢山のキャラに出番を与えたかったから
ってだけですよね、単に。
ははは。
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ディアンヌが、魔神をボコるメリオダスが「怖い」と怯えた場面を見て、7巻おたよりコーナーの魔神化メリオダスのイラストに付いていたコメントを思い出しました。
ディアンヌとキングが声をそろえて「こわいよっ この団長!!」とコメントしたのに、エリザベスは「…私は平気ですけど…?」とコメントして、二人とホークに驚かれる、というものです。
この先、メリオダスが魔神の力で周囲に恐れられる事態が起きたとしても(バンすらゾクゾクしてましたし)、エリザベスだけはケロッとして変わらず愛し続ける。
とかゆー 愛♥展開 の布石なのかしらん(笑)。
これが、ディアンヌはメリオダスに選ばれず、「エリザベス」は選ばれ続けた理由の一つなんでしょうね。