『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

2015-01-01から1年間の記事一覧

【感想】『七つの大罪』第128話 その存在 傍若無人

週刊少年マガジン 2015年29号[2015年6月17日発売] [雑誌] 第128話 その存在 傍若無人 メリオダスは<豚の帽子>亭から出て、ホークママの鼻先にいた。何故か一旦停止を命じてママを止める。キングがしびれを切らしたようにママの鼻先に浮かび上がってきて「…

【感想】『七つの大罪』第127話 絶望との再会

週刊少年マガジン 2015年28号[2015年6月10日発売] [雑誌] 第127話 絶望との再会 北のメガドーザを目指し、どんどこどんと疾走するホークママ。彼女の背の<豚の帽子>亭内で「待ってて ディアンヌ…必ず見つけるから!!」と眉を下げて窓の外を見やるエリザベ…

【感想】『七つの大罪』外伝 少女は叶わぬ夢を見る《後編》

週刊少年マガジン 2015年27号[2015年6月3日発売] [雑誌] 外伝 少女は叶わぬ夢を見る《後編》 翌日、ディアンヌは少し腫らした顔でふてくされたまま、マトローナに連れられて傭兵の仕事に出た 平原で待っていたのはリオネス王国の聖騎士ギャノンと、彼の率い…

【感想】『七つの大罪』外伝 少女は叶わぬ夢を見る《前編》

週刊少年マガジン 2015年26号[2015年5月27日発売] [雑誌] 外伝 少女は叶わぬ夢を見る《前編》 本編から16年前、ブリタニアの平原。(リオネスとは違う王国の)騎士たちと、侵入者である蛮族たちの戦いを、丘の上から三人の巨人族が見下ろしていた。彼らは地…

【元ネタ】バン、エレイン

※『七つの大罪』の主要キャラや事物に散見できる、アーサー王伝説などの古典や伝承が元ネタ? と思われるもののメモ。 バンとエレイン ⇒ベンウィックのバン王と、王妃エレイン アーサー王の元に集う騎士のうち、最も知られた一人は「湖の騎士ランスロット」…

【感想】『七つの大罪』第126話 記憶が目指す場所

週刊少年マガジン 2015年25号[2015年5月20日発売] [雑誌] 第126話 記憶が目指す場所 「キミは…誰?」と、不思議そうに見上げるディアンヌ。キングだと訴えると「キング…って あのキング?」と認識はしたものの、吹き出しておかしそうに笑いだす。「あはっ! …

【感想】『七つの大罪』第125話 打倒<十戒>!!

週刊少年マガジン 2015年24号[2015年5月13日発売] [雑誌] 第125話 打倒<十戒>!! 16年前の回想からスタート。ダナフォール滅亡の日、雨に濡れて立ちつくすメリオダスは、死に逝くリズを看取っている。「リズ… 俺は… 結局お前を守ってやれなかった」涙の懺…

【感想】『七つの大罪』第124話 友情がもたらしたもの

週刊少年マガジン 2015年23号[2015年5月1日発売] [雑誌] 第124話 友情がもたらしたもの 馬を大穴の縁に繋ぎ、底へ降りて行くドレファスとヘンドリクセン。なんと、命綱など一切使わず、真っ暗な大穴の垂直の壁を躊躇なく滑り降りて行きました。ふつう死ぬ。…

【考察】バンのこと(第二部序盤時点)

※2015年5月時点の文章です。 バンは『七つの大罪』のメインキャラクター。副主人公の一人です。 20年前、妖精王の森の「生命[いのち]の泉」を飲んだことで脅威的な生命力を得ました。 刺し傷や骨折程度なら数瞬で快癒。首を落とされても心臓を潰されても死…

【感想】『七つの大罪』第123話 償いの聖騎士長

週刊少年マガジン 2015年21・22号[2015年4月22日発売] [雑誌] 第123話 償いの聖騎士長 メリオダスに倒されたはずのヘンドリクセンが何事もなかったかのように現れ、聖騎士長然として指示を下した!ほんの数日前に目前で父を無残に殺されたグリアモールは「父…

【元ネタ】ディアンヌ、マトローナ

※『七つの大罪』の主要キャラや事物に散見できる、アーサー王伝説などの古典や伝承が元ネタ? と思われるもののメモ。 ディアンヌ ⇒妖精の女王ティターニア ディアンヌの元ネタは、シェイクスピアの『夏の夜の夢』に出る「妖精王オベロンの妃、妖精の女王テ…

【感想】『七つの大罪』第122話 魔神族の進攻

週刊少年マガジン 2015年20号 [2015年4月15日発売] [雑誌] 第122話 魔神族の進攻 エジンバラで暇を持て余している<十戒>。3000年前のブリタニアの地には魔力が豊潤に溢れており、五種族の争い(聖戦)は元々それを巡って始まったものだったのに今は枯渇し…

【考察】ディアンヌのこと(第二部序盤時点)

※2015年4月時点の文章です ディアンヌは『七つの大罪』のメインキャラクター。副主人公の一人で、同じく副主人公格であるキングのヒロインでもあります。 巨人族の女戦士にして狩人。身長は9m15cmあり、人間の5.5倍くらいのスケールです。 巨人族としては大…

【感想】『七つの大罪』第121話 予測不能

週刊少年マガジン 2015年19号 [2015年4月8日発売] [雑誌] 第121話 予測不能 マーリンの背後を取ったガラン。「お前さんのような小賢しい魔術師が1番嫌いなんじゃよ 儂は」と軽く左手(効き手じゃない方)を振るう。スレイダーが割り込んで「威圧[オーバーパ…

【元ネタ】メリオダス、エリザベス、ホーク

※『七つの大罪』の主要キャラや事物に散見できる、アーサー王伝説などの古典や伝承が元ネタ? と思われるもののメモ。 メリオダスとエリザベス⇒悲恋のカップル、リオネス王メリオダスと王妃エリザベス 悲恋物語『トリスタン(トリストラム)とイゾルデ(イズ…

【感想】『七つの大罪』第120話 圧倒的暴力

週刊少年マガジン 2015年18号 [2015年4月1日発売] [雑誌] 第120話 圧倒的暴力 魔神王に仕える精鋭<十戒>の一人・魔神ガランが、72歩のホップ・ステップ・ジャーンプでキャメロットに襲来ガランは仲間には気の好い爺さんだが、年寄りの割に血気盛んで戦い好…

【考察】ホークのこと(第二部序盤時点)

※2015年4月前半時点の文章です ホークは『七つの大罪』のマスコット。お尻に四つ葉のクローバー型の模様のある(永遠の?)仔豚で、人語を喋ります。 名前を、人によって様々に呼ばれます。全キャラ中もっともバラエティーに富んでいるかもしれません。 ホー…

【考察】エリザベスのこと(第二部序盤時点)

※2015年3月時点の文章です 。 エリザベスは『七つの大罪』のヒロイン。 物語開始時点で16歳で、本名はエリザベス・リオネス。リオネス王国の第三王女であり、正真正銘の「お姫様」です。 家族は、国王である父バルトラ・リオネス(60歳)と、長姉マーガレッ…

【考察】メリオダスのこと(第二部序盤時点)

※2015年3月時点の文章です。 メリオダスは『七つの大罪』の主人公。 でありながら、現時点(第二部序盤)で実力・出自・真意の全てが明かされていない、謎に満ちたキャラクターです。作者の意図であるらしく、謎の明かされる終盤(第三部?)までは心理描写…

『七つの大罪』について(ブログの初めに)

『七つの大罪』は、鈴木央氏による少年漫画で、講談社の『週刊少年マガジン』に2012年から連載開始されました。 剣と魔法の正統派ヒロイックファンタジーに、『ドラゴンボール』的な格闘ファンタジー要素を加味したものに見受けられます。 展開が非常に早く…