『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪』第120話 圧倒的暴力

 

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週刊少年マガジン 2015年18号 [2015年4月1日発売] [雑誌]

第120話 圧倒的暴力

 

 

  • 魔神王に仕える精鋭<十戒>の一人・魔神ガランが、72歩のホップ・ステップ・ジャーンプでキャメロットに襲来
    ガランは仲間には気の好い爺さんだが、年寄りの割に血気盛んで戦い好き
  • ガランの闘級2万6000
    封印の影響で一時的に衰弱して魔力0なのにもかかわらず、この数値
    ちなみにメリオダスの闘級が3370で、他の<大罪>も(エスカノール以外は)似たり寄ったり
  • 弱ってるなら今叩くしかないってこと?と怯えながらディアンヌが問うが、メリオダスは険しい表情で無言
    敵が魔力攻撃してこないと「全反撃フルカウンター」は使えない。ガチ力では絶望的に負けている。よって好機ではなく、実は、かえって不利な状況なのである
  • ガラン、3000年ぶりの「人間の巣」の様変わりぶりに感心しつつ、「狭い」と腕を一振りするとキャメロットの王都の一部(半分?)が住民も巻き込んで更地になってしまう。アーサー愕然として、うわごとのように「街が…街が…」
    リオネスよりひどいことになった。王様ガンバ
  • これで戦い易くなった、一度メリオダスと手合わせしてみたかったとガラン
  • メリオダス、みなまで言わせず突進・奇襲!
    即座にガランの武器で串刺しにされ、血まみれの肉塊になって垂れ下がって死ぬ。衝撃を受けるエリザベス。
    しかし、それは神器ロストヴェインで生みだした分身体だった。残りの三体も次々とガランに斬りかかる。
    が、全てが容易く殺されて消滅し、紛れていた本物も喉笛を掴まれて宙吊りにされ、首を折られそうになる。もがくがどうにもできない
  • ガラン、怪訝そうに「お前さん、本当にメリオダスか?」と問う
  • ちなみに、アーサー、エリザベス&ホークは、それぞれマーリンの魔術「完璧なる立方体パーフェクト・キューブ」に閉じ込められ、戦いから隔離・保護されている
    戦力外通告
    それはともかく、この魔術ってビビアンの固有魔法じゃなかったのか。弟子の開発した魔術も我がものにしちゃったのかな。ズルい師匠ですね。
    この術は全ての力を反射するはずだから、これでメリオダスを覆ってガランに攻撃させたら大ダメージを与えられたりはしないんだろうか
  • スレイダーら聖騎士たちがオロオロして何もできない中、ディアンヌだけが「団長を離せ!」と特攻。すぐさまマーリンが、縮小魔法の解除と物質転送による着替え・神器渡しを行い、巨人となってガランにギデオンを振り下ろす!
  • ガランはギデオンを蹴り返し、ディアンヌは自分の戦鎚で額を強かに打って転倒、血まみれの意識朦朧で呻く
  • マーリン、今までにない険しい表情になり「想像以上」「想定外の強さ」と繰り返す
    ガランを転送魔法で遠くに飛ばして仕切り直すことにし、指をパチンと鳴らす。途端に消えうせるガラン
  • が、マーリンの表情は更に険しく。ガランは一跳びで彼女の魔術圏内から逃れていたのだ。一瞬後、マーリンの背後にガランが跳び下りてきた
  • 以下次号

残酷描写の多い回でした。次々殺されるメリオダスの分身体の死に様がエグすぎる~。いくら偽物とは言え、エリザベスちゃん、あんなの見ちゃPTSDになりそうだよ。

ディアンヌも額をギデオンで強打して血まみれに。ああぁ女の子なのに~。(目や鼻に当たらなかったのは不幸中の幸い。)

傷自体は、エリザベスがいるのですぐ治せるはずですが、ただでさえゴウセルに記憶操作されたっぽいのに、ここでまた頭を強打するのは何か意味が? ガラン戦が終わってから、頭を打って意識が戻らないまま夢を~とか、過去の記憶が~的な流れでディアンヌの過去編に移るのかな? 

 

戦闘に関しては、懇切丁寧に説明してくれるなぁという印象です。

神器による分身の利点と問題点は前回説明されましたが、それを実戦で見せている。また、アルビオンのような考えなしに魔力攻撃してくる敵なら、力が極小でも全反撃フルカウンターを用いるなどして簡単に勝てる。が。逆に言うと、魔力攻撃してこない敵には小手先の闘い方は全く通用しないのだ、と。

今までのメリオダスは、格上の敵に対する時は、攻撃に耐えて耐えて、全反撃フルカウンターやリベンジカウンターによる「借り物の力」で一発逆転、ってのが基本でした。ついに、それが出来ない敵が現れちゃったわけで。

もはや小手先の方法では勝てない。今後はガチの強さを高めていくことになる…のでしょうか? そこをあえて、魔力攻撃以外も反射できるように進化した、みたいな方向でも面白いかもしれませんが。

 

また、読者間に「マーリンが転送魔法で飛ばしちゃえば、どんな強敵にも負けないんじゃね? マーリンって無敵だよね」との声があったことへの回答も示されています。本当に格上の敵相手だと、マーリンでも小手先は通用しませんでした。

 

その他、この回で暗示されていること。

  • メリオダスは3000年前よりかなりパワーダウンしている
  • マーリンは十戒(純粋な魔神族)と遭遇したのはこれが初めて
    (即ち、彼女は伝承や本でしか魔神族を知らなかった?)

 

次回は大増ページ&センターカラーだそうです。

個人的予想としては、エスカノールが出るんだろうと思っています。何故って、アニメDVD/BD特典の外伝漫画『エジンバラの吸血鬼』と本誌連載の内容が、今までずっとシンクロ進行されていたから。ここに持って来るためだったんですよね? と。

エスカノールが本編に先駆けて登場した『エジンバラ』が完結したのが3月末。よって4月から本編にエスカノールが出るんだろうと推測してまして、話の展開的にも次回は丁度いい。サブタイトルが珍しく伏せられているのも、それだけで登場が予想できちゃうからじゃないか…とか……。

……まあ、私の予想は基本的に当たらないです…。たまには当たりたい……。

 

巷で多くの方々が予想しているように、アーサー、マーリン、メリオダスディアンヌの誰かが突然真の力に目覚めて…という展開かも。他によく予想されている、ガランが興醒めして自ら帰る、というのもすごくありそうですよね。 

 

 

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