『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪』第137話 僕と君の間に

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週刊少年マガジン 2015年39号[2015年8月26日発売] [雑誌]

第137話 僕と君の間に

  • 和やかにドルイドの聖地を後にするメリオダス一行。
    「ジェンナ ザネリ 世話になったな!」
    「今度はのんびり遊びに来い バンも連れてな」と、笑顔のジェンナ。
    「おう」と、メリオダスも威勢よく返す。
    ◆帰省から戻る息子家族を見送る実家の両親みたい。
  • 訪れたとき以来まったく姿を見せず、今も見送りに来ていない司祭のテオ。彼はどうしたのかと尋ねれば、お昼寝中だとジェンナは笑って答えた。
    ◆タオルケットをお腹にかけて幸せそうに眠っているテオの様子が描かれつつ、ホークが「お昼寝…って本当ガキだな」って汗タラで言ってましたが、15歳にもなって「子供だから」お昼寝が必要なわけないじゃん(汗)。
    怠惰か病気か、夜更かししてたのか。お昼寝好きな点はキングと気が合うかもですね、テオくん。
    これってこの聖地での修行が、子供の昼寝が済まないほどの短時間の出来事でしかなかったって証左なのでしょうか。1~3時間程度?(かつ、時間帯は正午から、せいぜい15時くらいまで?)インスタントだなぁ。

    余談ですが。物語中の日付け、リオネス王国誕生祭から数えると、3月25日か26日かと思っています。(ガランに大敗したメリオダスがキャメロットで目覚めたのが25日未明、ディアンヌ出奔がその朝、ドルイドの聖地到着が昼で、ホークママは新幹線並みのスピードで走れると仮定するなら、現在は3月25日の15時頃…と見なすのは不可能じゃない?)
    この時季のイギリスの日の出は6時前後、日没は18時30分くらいらしい。じゃ、今が15時くらいと仮定すると日没まで三時間。「今日」は、日が沈むまでに後どれだけのことが起きるのやら。
    いや、リオネス王都出発当日(3月24日)からこっち、いやに一日に起きることが多いなあ、一日が長いなあと感じて、少し気になってたりして。

    実は、キャメロットでメリオダスが目覚めるまでや、ディアンヌが出奔するまで、聖地に到着するまでの間に、密かに数日挟んでたりするんでしょうか? <十戒>がじっとしてた点から見ても殆ど時間は経ってないはずとは思うのですが。

    この季節のイギリスは まだ寒くて俄か雨が多いそうです。『大罪』世界では降らないのかな? エリサベスの服装は季節的に寒そうだと気になってたので、二部に入ってから肌の露出が減ったのは安心感があります(笑)。バンは平気なのかな。白人の方々は日本人より体温が高くて寒さや雨には強いらしいので、私たちが考えるよりは大丈夫なんでしょうか。
    <十戒>を倒した頃 ちょうど春になって、花咲き乱れる季節になる? つーか、キングの誕生日(4月1日)が目前ですね。でも、こんな状態じゃお祝いどころじゃないですな。そもそも当時と今の暦 違うし…。(それを言ったらおしめぇよ)

    『大罪』の冒険が始まったのは(おねだりした誕生日プレゼントをもらえていないという話から)エリザベスの16歳の誕生日(6月12日)前後だと推測できるので、第一部の冒険はおよそ九ヶ月間、初夏から春にかけての出来事であり、あと二、三ヶ月で物語中での一周年になると踏んでいます。その頃、第三部が終わって最終回になるのでしょうか? 17歳のエリザベスが幸せになってますように。
  • 「メ… メリオダス」黙りこくっていたザネリが、意を決したように呼びかけた。「どうしたザネリ?」ときょとんとされ、気まずそうに赤面して「……いや なんでも」と、顔をそむけてしまう。
  • メリオダスが言った。「お前の気持ちなら わかってるさ」
    ハッとして、赤い顔のまま勢いよく向き直るザネリ。
  • 「だから もう落ち込むなエリザベス」
    だが、彼が見つめているのはザネリではなかった。落ち込むエリザベスの頭をポンポンと叩き、優しく慰めている。
  • このままじゃメリオダス様やみんなの役に立てないと暗い顔のエリザベスに、ギルやハウザーも気遣わしげな様子。
    ◆エリザベスは滅多に泣き言を言わないだけに、たまにこうなると、兄貴分の幼なじみたちもかける言葉がないのかな?
  • 「お前が王国での戦いで オレたちを救ったのは まぎれもない事実だろ」
    真っ直ぐにメリオダスは励ました。
    「お前がすげぇ魔力を秘めてることはオレが保証してやる!」「一度や二度の失敗がなんだ?」「オレなんて怒りを支配コントロールするのに 一体 何千回失敗したか」
    茶化しながら、満面の笑顔を見せる。
  • 「……………………」「ハイ…!」
    エリザベスの口元にも笑みが浮かんだ。向かい合う彼の表情を映したように、彼女の表情も明るく輝く。
    「こんな私を信じてくれるメリオダス様のためにも」「二度と泣き言は言いません…!」
  • 試練に苦戦するメリオダスをエリザベスが信じ続けたように、メリオダスも彼女を信じている。
    ゆるぎない二人の絆をザネリは外側から見つめていた。それだけの存在でしかなかった。軽く唇を噛む妹の様子を、ジェンナが横目でうかがっている。

  • 他方、一同から離れて、キングは空中に浮かんでいた。浮かない顔でメリオダスを見つめ、楽しげな輪に加わろうとはしない。
    『様子が変だぜ? …キング 洞穴ほらあなで何があったんだい』兜に憑いたヘルブラムが心配する。キングは僅かに動揺したが、「別に…」と答えを濁らせた。

  • いよいよ一行は出立していった。
    「贖罪の道は辛かろうが 決して己を捨てるなよ」
    頭二つは身長差のありそうなヘンドリクセンの腹をパンッとはたいて、ジェンナははなむけの言葉を送る。彼は「…はい!」と生真面目に頷いた。
    ◆ジェンナさん、ヘンディに贖罪させる気あったんかい(笑)。
  • 「ありがとうございました!」とギル。「サンキュ ジェンナ殿」とハウザー。若者たちには、ジェンナは仁王立ちして力強く返す。
    「うむ!! 行って世界を救ってこい!!」
  • 「あばよ チビ共! 俺様がいなくなって寂しいだろうが――…」皆が去っても長々と続けかけたホークの耳を「早くしろ偽豚野郎」とメリオダスが引っ張り、悲鳴をあげるそれを引きずって強引に転送の門をくぐっていった。
    ◆耳を引っ張られたホークが「ミミガ~~」と悲鳴をあげてます。沖縄名物の豚の耳の皮か。偽豚になろうとも豚であらんことを忘れない。ホークちゃんは豚キャラの鑑。
  • 聖地は静けさを取り戻す。
    「まったく騒がしい連中じゃった」「…が いなくなると それはそれで 寂しいもんじゃな」
    清々しい寂しさを噛みしめているジェンナの隣で、ザネリは俯いて押し黙っている。
  • 「なぁ ザネリ…」ジェンナは妹に質した。エリザベスに与えた、杯に植えた病気の種を芽吹かせる試練。わざと種を入れておかなかっただろうと。
    「あの王女様からは確かにドルイドに似た魔力を感じた」「お前にもわかっておったはず」
    であれば、試練に失敗するはずがないのだ。
    「それを なぜじゃ?」と尋ねたが、気まずげに視線をそらして答えない。「ザネリ!」とジェンナは険しい顔になった。妹の肩に手を置き「お前まだメリオダスを…」と言いかける。
  • 「そ… そのことは関係ないぞ!!」やっと反応が返った。
    「メリオダスの心が絶対私に向くことがないことくらい わかっている」「メリオダスは本当に一途な男なんだぞ…」堰を切ったように両目からぼろぼろと涙を溢れさせる。「だからこそ 王女をメリオダスから遠ざけたいんじゃ」「王女に もし何かあれば またメリオダスは…」「ジェンナ… お前だって わかっておるんじゃろっ!!」
  • 「!!」と、ジェンナは言葉に詰まった。
  • ザネリは駄々っ子のように続ける。
    「なぜ メリオダスが 己をなげうってまで王女を守るのか」「理由はただ一つ…」「エリザベスは」「リズの生まれ変わりなのだからな!!!」

  • ドルイドの聖地入口。
    支石ドルメン長石メンヒルの並ぶ丘に、数時間ぶりにメリオダス達は戻ってきた。吹き抜ける風を受けて気持ちよさそうに伸びをしたメリオダスは「軽ーーく 一杯ひっかけてぇな!!」と機嫌よく声をあげる。「メリオダス様ったら!」とニコニコして、エリザベスの機嫌も上々だ。
  • 笑顔で駆け寄ってギルが尋ねた。
    「メ… メリオダス <十戒>と一戦交えたというのは本当ですか?」
    「ん? ガランって奴と軽く手合わせ程度にな 一戦って程じゃねえさ」
    メリオダスは若者たちに笑いかけ、ビッと親指を立ててみせる。「ギル坊 ハウザー」「お前らも強くなったみてぇだな」
  • 「!! き… 聞いたかハウザー!?」憧れの英雄の言葉に、ギルは顔を輝かせる。ハウザーは「ん~~ つっても 具体的に実感湧かねぇけどな」と懐疑的だ。
  • 「ならば 私が見てしんぜよう…」と、ホークが歩み出た。左耳に着けたバロールの魔眼が起動してクルクル回転し、見極めた二人の闘級は、ギルが2330、ハウザーが2350。数日前と比べると、ギルが360、ハウザーが440の上昇である。
  • ごくりと唾を飲んで顔を見合わせた二人は、「「おお!!」」と、笑顔で肘を打ちつけ合った。
  • 闘級マニアを名乗って得意げに鼻息を吹くホーク。言動は変わらないのに姿はすっかり可愛くない。「ホークちゃん……」と見つめるエリザベスは青ざめた困惑顔だ。
    ようやくメリオダスが尋ねた。「それにしても お前 その姿―――― 一体何がどうしてそうなった?」
  • ホーク曰く、修練窟でオスローと共に暴龍タイラントドラゴンと戦った際に丸呑みされてしまったが、腹を食い破って脱出、食い返した。するとこの姿になったのだという。
  • 獄炎鳥を呑んだホークママにも言ったように、「ホークちゃん… お腹は大丈夫?」とエリザベスは心配する。
    「焦げてようと生だろうと 残飯処理騎士団団長に好き嫌いは許されねぇ…」とホークは舌なめずりしてみせ、オスローが(いよっ 団長♥ )と犬語で掛け声した。
    ◆万年団員募集中だった残飯処理騎士団に、ついに団員が加わったようです。おめでとうホーク団長! オスローなら一緒に残飯を処理しまくってくれそうです。(え、残飯の分け前が減る?)

    それはそうと。竜を食ったら竜っぽくなった? じゃあ、元に戻るには豚肉を食べればいいのでしょうか。それとも食べた物を完全に消化してウンチしたら戻るのかな。
    ホークがあまり好きじゃないという牛肉を食べたら牛になる? そして、人間を食べたら人間っぽくなる……んですかね…………(汗)。おぞぞ。
    第132話にて、気絶から覚めたギルにホークが「俺が あと一歩気付くのに遅れていたら 危なかったぜ」と言ってましたが(ホークは最初、気絶してた わんぱく三人組を「焦げて香ばしい残飯」だと思って駆け寄った)、アレ、マジでヤバかったってこと…!?(汗)
    子供のころ読んだ『世界の怖い話』とかいう本に、家畜の豚の群れに畜主の老婆が食い殺されたって外国の実話が載ってたのを思い出しました。…怖い……豚怖い…………。
  • 更にホークは語る。
    「そして 俺は無敵の力を手に入れた!!」
    鼻からポッと炎を吹き出す。「鼻から火を吹き…」
    が、鼻を火傷して、悲鳴をあげて土にこすりつけ自ら消火。
    ◆鼻から火を吹いてるのに、ちょっとニヤリ。漫画やアニメだと竜は口から火を吹くイメージかもですが、伝承上の竜や竜馬は鼻から吹く(鼻から炎や煙を漏れ輝かせる)ものだから。
  • エリザベスはズッコケ、メリオダスはシラッとしている。
  • 懲りずにホークは続ける。今度は耳を広げた。
    「耳は翼と化し 大空を飛翔する!!」
    全身汗だくになって両耳を羽ばたかせる! …どうにか、数センチほど宙に浮いた。
  • メリオダスは もはやホークを見ておらず、ズッコケて丸見えになったエリザベスのパンツ鑑賞に余念がない。
    ◆エリザベスちゃん、はしたないよ(^_^;)。
  • 「…まぁ みんな いろいろあったみてぇだけど」と、シラッとした様子のメリオダス。「…道々 聞くとするか」
    視線の先では、相変わらずスレイダーの腕の中で幼児化グリアモールがギャン泣きしており、アーサーの頭の謎生物は、ゴウセルが力一杯引っ張ってもゴムのように伸びるばかりで離れない。しがみつかれたアーサーの方が痛がって悲鳴をあげているくらいだ。
  • 「私はメリオダス様が”力”を取り戻しても」「何も変わらなかったことが一番うれしいです!」と微笑んだエリザベスに、メリオダスは「ええ!! 変わりませんとも」と存分にセクハラをしまくった。
    ◆これまではホーク、ディアンヌ、スレイダーなど、たいてい誰かが止め(突っ込み)に入っていたのに、もはや誰も止めません。ちょっと気持ち悪くなりつつあるなあ、メリオダスのセクハラ。
  • ギルがホークに耳打ちした。「と… ところでホークさん! メリオダスの闘級って…」と、少年のような目で胸を高鳴らせている。
    「やはり気になるかね 少年!! 実は私もだよ! どれどれ……」偉ぶってホークは魔眼を働かせた。「闘級3250! ん?
    ◆色々逆転してる愉快な関係(笑)。
    豚には「さん」付けし、メリオダスは呼び捨てのギルであった。あと、ギルはとっくに成人してるから実際は少年じゃない。少年なのは永遠の仔豚で16歳のホークですよね。
  • 「3250」と聞いてギルは「やっぱりメリオダスはすごいよな!! な!?」と誇らしげにはしゃいだ。「ま…まぁな でも そのくらい すぐ追いついてやるぜ」とハウザーは強がる。
  • ”力”が戻ったのに前の「3370」より下がってんじゃんと突っ込んだホークに、マーリンが澄まして指摘した。「一桁ゼロを付け忘れているぞ ホーク殿?」と。
  • 「「へ?」」と汗タラするギルとハウザー。
  • メリオダスの闘級、3万2500!!
  • メリオダスは悠然と小高い場所に立ち、世界を見下ろしながら次の目的を宣言した。
    「さてさてさーて そんじゃ次は――…」「エスカノール捜しだな!!」
    は!?
    ディアンヌの捜索は? あなたの挑発のせいで侵略を始めた<十戒>は!?
    そもそも、”力”を取り戻しに来たのはディアンヌを安全に捜すためだったんじゃないの?? 今からエスカ捜索に行くなら、なんでわざわざ あのタイミングで<十戒>を挑発する必要があったの???
  • 今さら最後の一人を捜して役に立つのか、もうお前一人で十分じゃね? とホーク。メリオダスはニッと笑った。
    「エスカノールはオレよか強えぞ?」
  • 想像を絶する話に愕然とするギルとハウザー。「エスカノール殿か………」と畏れるように眉根を寄せるヘンドリクセン。マーリンは含みある笑みを浮かべる。
  • しかし自分もまだ”力”が完全に馴染んだわけではないので、もうちょいリハビリしねーと、とメリオダスはストレッチなどしながら言い足した。
    「化け物め!!」とホーク。「お前が言うか」と彼は相棒に返した。
    ◆ギャグ描写ながら、メリオダスが両手を羽ばたかせて宙に浮いています。(ホークの羽ばたきよりよっぽど高く浮いてる。)リハビリ完了したら自在に飛べるようになるのかな?
    …つーか。今からリハビリするなら、なんで”力”を取り戻すなり<十戒>挑発に行ったの????

  • 場面変わり、リオネス王国の辺境。
    自然の浸食で形成された奇妙な形の岩山が続く先、その隙間に切り開かれた細い通路の奥に、隠されたかのように広がる街があった。その入口に、独り、フラウドリンが降り立つ。
  • 予想通りに現れたな…」
    その姿を彼方離れた屋内から見つめ、呟く若者の声。腰には「くない」のような短剣の詰まった筒、背には矢筒を装備して弓を持った、甲冑無しの軽装の若き騎士である。「これはこれは…」「ドレファス聖騎士長様じゃありませんか…」と続けた。
  • 同じ部屋に潜む、ハート型ヘッドの長杖を持った女騎士の目には到底見えない距離だが、彼の鳶のような鋭さの目にはフラウドリン(ドレファス)の顔に浮かぶ魔神の紋様まで見えている。
  • 紋様は見えずとも「魔力の感じでわかんだろーが」と彼は女騎士に言った。「どうみても人間のものじゃねえ …あれが魔神か…」「信じられるか? 俺たちを辺境任務に追いやった黒幕が 二人共化け物とはな~」
  • 「けれど その片割れのヘンドリクセンは<七つの大罪>に討たれたって話じゃない」と女騎士が言った。
    「<七つの大罪>…ねぇ ロートル騎士団に負けるわけにはいかないよなぁ!」と、若い騎士。
    女騎士が釘を刺す。「アーデン! 突っ走ってデンゼル様の作戦をぶち壊したら…わかってるわね?」
    アーデンと呼ばれた若い騎士は「へいへい! デルドレーお姉様…」とぞんざいに返す。しかしデルドレーと呼ばれた女騎士は気にする様子もなく、「素直でよろしい! 好みタイプじゃないけど」とクスクス笑った。最後のは口癖らしい。
  • 「そんじゃ」と、彼らは自信に満ちた態度で立ち上がる。「<蒼天の六連星>の名において 任務開始と行きますか」
  • 次回「闇との戦い」

デルドレー(23歳・女性)とアーデン(19歳・男性)は、元々、スマートフォン用ゲーム『七つの大罪 ポケットの中の騎士団』用に作られたキャラクターです。ゲーム製作側の依頼に応じて原作者がキャラデザインをし、気に入ったので本編にも登場させるという話でした。

ゲームではコメディシナリオに登場とのことでしたので、てっきり漫画でもコメディ外伝あたりにゲスト出演するくらいなんだろうと思っていたら、がっつり本編に組み込まれた形で出てきてビックリです。

 

コラボキャラなので、無残に殺されて退場、てなことにはならないのだろうなと思います。(現時点で、まだゲームの方に出てませんし。夏予定だったのを、漫画に合わせて登場を遅らせたっぽい。)そこそこの活躍を見せて存在感を示すんじゃないかなあ。少なくとも<暁闇の咆哮ドーン・ロアー>くらいには。

 

 

ゲーム企画では「<七つの大罪>メンバーに恋愛面でギャグっぽいトラブルを巻き起こすキャラ」。アーデンは弓矢を装備し、デルドレーはハート型の杖を持っています。恐らく「愛の弓矢を持ったキューピッド」がモチーフではないかと。

なので、精神操作系の能力を使ってくるんじゃないかな―。ガランもゴウセルの幻覚に踊らされてましたし、十分効果ありそう。

とはいえ、「魅了」にかかっちゃうフラウドリンは怖いので見たくないですが(苦笑)。

 

ゲームの方では<大罪>メンバーがかかるんでしょうから、楽しそうですね。誰が誰に惚れちゃうのかしら。

  

 

アーデンとデルドレーの所属する騎士団<蒼天の六連星>の初出は第106話でした。そこでは、ドゲッド、ワイーヨ(ツィーゴの兄)、デスピアスの三人が登場。これにアーデンとデルドレー、団長のデンゼルを加えた六人で構成されてるみたいですね。

デンゼルは聖騎士長補佐ですが、ドレファスとヘンドリクセンによって左遷され辺境の任務に就かされていて、彼の団は王都決戦に参加できなかったということになっています。

 

ならば、デンゼルは正義の人?

 

個人的には、今回アーデンが「予想通りに」ドレファス(フラウドリン)、もしくは魔神が現れたと言ったのが、ちょっと引っ掛かりました。

どうして予想できたの? 王都ではドレファスは死んだとされていたのに。魔神に憑かれたってことも明らかになっていなかったのに。勿論、<十戒>がエジンバラに巣食っていることも、それをメリオダスが散開させたことも伝達されてないはず。

そもそも何の用があってフラウドリンはここに来る必要があったの? 二人以上で行動しろとゼルドリスに言われてたのに独りだし。何か、戦闘以外の用があるってこと?

 

勝手な予想なんですが、デンゼルは、ドレファスに魔神が憑いてることを前から知ってたんじゃないでしょうか。

そして、もしかしたら魔神族側に付く人間になるんじゃないかなと思ったりします。

 

原作者が原画を担当した、3000年前の聖戦の様子を描いたアニメ第一期アバンタイトル用イラストでも、人間族は「魔神族」側と「女神&妖精&巨人族」側の両方に、二派に別れて付いてました。だから今回の聖戦でも魔神族側に与する(魔神で利を得ようとする)人間族が出ておかしくないと思うのですよね。

 

多分、<蒼天>の中でもドゲッド、アーデン、デルドレーは、そのことを知らない。普通に魔神を敵視してる。けど、デスピアス辺りはデンゼル団長の思惑を知ってるんじゃないかなと。(ワイーヨは判らん。)

勲章授与式でケンカを売ってきたのは、まさに(今後敵対することになるだろう)メリオダスの力を量りたかったからでは。

…という妄想でした。

いや、普通に正義の人かもデンゼルさん。なんか千里眼っぽい魔力の持ち主で<十戒>散開を予見できてたってだけで。そうだったらごめんよ。

 

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エリザベスの魔力のこと。

ジェンナが、エリザベスに「ドルイドに似た」魔力を感じたと言ってて不思議に思いました。

は? エリザベスはドルイド族じゃないの??

じゃあ今まで散々「ドルイドの巫女」だと言ってたのは、種を芽吹かせる試練の時に「ドルイドの血を引く者ならば 癒しの力は持っていて当たり前」と言ってたのは、ファンブックのエリザベスのページに「種族:人間(ドルイド族)」と書いてあるのは、何だったんだ!?

 

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エリザベスの前世のこと。

今回、エリザベスがリズの生まれ変わりだと確定しました。

 

で。メリオダスに横恋慕するザネリの言葉だから仕方ないのかもしれませんけど、

「なぜ メリオダスが 己をなげうってまで王女を守るのか」「理由はただ一つ…」「エリザベスは」「リズの生まれ変わりなのだからな!!!」

って言われちゃうと。

第131話のメリオダスが「リズへの愛しさが増してしょうがない、奪われた怒りが増してしょうがない、この想いを今後もずっと捨てない」とさんざん語ってくれたことと相まって、

「メリオダスがエリザベスに認める価値は、リズの生まれ変わりという点だけ」

に感じられてしまってモヤ~っと…。(面倒くさくて済みません…)

 

 

ケルト神話に、こんなお話があります。

妖精王(冥王)ミディールは世界で一番美しい女性を妻に迎えたいと思い、愛の神の仲立ちでコノートの王女エーディンを妻の一人に迎えます。しかし嫉妬した一番目の妻がエーディンを魔法で蝶に変えてしまいました。(蝶は「魂」の象徴。つまり「殺された」。)それでも蝶は夫の周囲を舞い、ミディールはそれが姿を消したエーディンだと悟ります。一番目の妻は更に魔法を使って、蝶を王宮から吹き飛ばしました。

愛の神の横恋慕など紆余曲折あって、吹き飛ばされた蝶(魂)はアルスターの王妃の杯に落ち、それを飲んだ王妃の胎に宿って人間の娘に転生しました。エーディンが蝶に変えられてから1012年後のことです。この王女の名もエーディンで、やはり世界で一番美しい女性でした。

前世の記憶など持たないエーディンはアイルランドの王エオホズの妻になります。けれど、そこに前世の夫である妖精王ミディールが現れました。彼は前世について説明し、現世の夫であるエオホズ王とのチェス勝負に勝って、エーディンを白鳥の曳く車で連れ帰ってしまいます。

しかしエオホズ王は諦めず、九年かけて妖精界(冥界)を捜しあてました。ミディールは、魔法でエーディンそっくりにした50人の侍女の中から本物を当てられたらお返ししようと言いました。どうせ当てられないと思っていたのです。

ところが、エオホズ王は見事に妻を取り返しました。というのも、エーディン自らが「私が本物です」と名乗り出たからでした。前世の記憶のない彼女には、前世の夫よりも現世の夫の方が愛しかったからです。

 

アーサー王物語群には、アーサー王の妃グネヴィアが悪い騎士に誘拐されて、それをアーサー王もしくは騎士ランスロットが救いに行く物語が、定番として組み込まれています。そのエピソードの原型が、上述のエーディンの神話ではないかという説があります。

つまり、グネヴィア妃は前世の夫(冥王)に連れ去られ、それを現世の夫(人間)が取り戻しに行くというわけですね。

こんな次第で、アーサー王物語的には、実は「前世からの永遠の愛」…正確には「前世の関係に胡坐をかいた愛」は否定されていると言えるのかもしれません。

 

 

私、少し前までは「メリオダスがエリザベスを守り・セクハラするのは、前世の恋人だから」という設定に何の疑問も抱いてませんでした。むしろロマンチックだと思ってたくらいです。

けれど、第131話で「リズへの愛しさが増してしょうがない、奪われた怒りが増してしょうがない、この想いを今後もずっと捨てない」とメリオダスに熱く語られて以来、感じ方が変わりました。

なんか嫌だと。

「エリーには、リズの生まれ変わりであるという価値しかない。今のエリーの人格は重視されない。メリオダスが最も愛しているのはリズであり、今後も永久に変わらない。エリーはリズの身代わり、もしくは二番手以下である」。そう言われたように感じてしまったからです。

 

エリーがリズの生まれ変わりで魂が同じでも、同時に、二人は別の人格を持った別人です。

私は、メリオダスは常に「今生きているエリザベス」が一番好きなんだと思い込んでいました。リズ以前にも「エリザベス」がいたとして、リズが生きている時はリズを最も愛し、今はエリーを最も愛している。新しい「エリザベス」に会うたびに、古い愛の上に新しい恋を重ねているのだろうと、勝手に思い込んでいたのです。

けれど、そうではありませんでした…。

 

今生きているエリーがいるのに「リズへの愛しさが増してしょうがない、奪われた怒りが増してしょうがない、この想いを今後もずっと捨てない」と語るメリオダスには、あまり好感を持てません。

リズはエリザベスの前世ですが、同一存在ではありません。「過去に亡くなった人」です。今愛している人がいるのに死者への愛ばかり募らせ過ぎるのは、停滞・退行であるように感じます。前へ進んでいるように感じられません。

 

この『七つの大罪』という漫画は、どうも「変わらないでいること、一途であること、他人の意見に左右されず一徹であること」を美徳としている風にお見受けするのですが、時と場合によりけりです。

過去の愛ばかり見つめ続けるのは、いびつであるように思います。何故なら、エリーもメリオダスも生きているからです。今のエリーを一番愛しても、過去にリズを愛したことが嘘になるわけではないので、メリオダスさんはその頑固過ぎる の―みそをもうちょい柔らかくしてくれないかなあと思うのでした。

 

まあ、これ結局、エリーがリズだった前世の記憶を取り戻して、リズとエリーの人格上の区別がなくなって、永遠の愛だよめでたしめでたし、みたいなオチが用意されてるだけなのかもですけどね。(^_^;)

 

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前回、<十戒>を独断で挑発したうえで、これで彼らは分散して町や国を襲うだろうから、それをやっつけようぜ(今の俺なら、<十戒>二人組くらいまでなら倒せるぞ)、とドヤ顔で仰ったメリオダス団長殿。

 

今しも、どこかの国や町が襲われているかもしれません。

なにせ、ガランは魔力ゼロの状態でも、キャメロット到着一分・腕の一振りだけで都市を半壊させていたくらいです。一刻の猶予もないのでは。

 

なので「マーリン、一番近い<十戒>の気配を探って俺を転送してくれ。挑発した責任を取ってぶっ潰してくる。今<十戒>と戦えるのは俺だけだからな」とか言うのかと思ったら。

 

ありゃりゃ? の~んびり談笑しながら聖地を後にして、一仕事終わったとばかりに「酒が飲みたい」と笑って、カノジョや弟子とキャッキャフフフして、おもむろに示した今後の方針は。

「そんじゃ次はエスカノール捜しだな!」

 

え、えええええ~~~!?(困惑)

 

大体、聖地に来たのは、ディアンヌを捜す”力”を得るためだったでしょう。キャメロットを出るときは、あれほど「仲間みんながディアンヌを大事に想っている」と強調されていたのに。どうなってるの?

 

 

メリオダスの<十戒>挑発から三週経ちました。相変わらず、彼の言動にまるで共感・賛同できません(大汗)。

 

現時点での<十戒>挑発は、どう考えても「悪手」でしかない。被害を大きくする可能性が高まるだけで、メリットが何一つない。

けど、それ以上に嫌だと感じたのは、メリオダスがそれを「独断」で行ったうえ、仲間の怒りや意見に「全く耳を貸さなかった」点でした。

 

<十戒>の能力など、必要な情報もマトモに教えない。目的を問われても「言ってもお前は信じないから」と言わない。

自分の考えだけで勝手に行動する。事前の説明はしない。周囲の意見はろくに聞かない。独り決めして、自分のスタイル・やり方を押し通す。

……そのくせ、仲間が大事だとか仲間と共に戦うだとか、耳触りのいいことだけは言うのです。

 

 

第一部で語られていた、「優しすぎるから、人を殺さないためマトモな剣を持たない」というメリオダス像と、今の「民衆をエサに<十戒>を散開させ、放置」しているメリオダスが結びつきません。

記憶を失ったディアンヌの捜索に全力で駆け出し、捜索中断時には「ディアンヌは必ず助ける!! <七つの大罪オレたち>みんなでな!!」とキングに力強く約束してくれた「仲間思い」なメリオダスの姿と、今の「ディアンヌの身の安全は度外視して挑発、捜索も優先しない」メリオダスが結びつきません。

 

メリオダスのキャラクターが、訳わかんないことになってきてるよ!?

 

エリザベスは「”力”を取り戻してもメリオダス様が何も変わらなかったことが嬉しい」と言ってましたが、感情制御の試練を終えた辺りから、この人の言動かなりおかしいと思うんですけど。

 

 

っていうか。

もし「記憶を失って行方不明になった」のが、ディアンヌではなくエリザベスだったら、メリオダスは絶対、今回みたいな極まりない行動を取ってないですよね。

こんな、部屋の片づけの途中で気になるものを見つけたら前やってたこと忘れて別のこと始めちゃう片付けられない人みたいなことはせず、何より優先して、丁寧にエリザベスを捜索しましたよね、きっと。

 

キングとのケンカ時に「お前が エリザベスや<七つの大罪俺の仲間>に牙をむくっていうなら オレは お前の敵だぜ?」と言ってましたが、今のメリオダスにそんなこと言われたくないです。

そんなに仲間が大事なら、<十戒>挑発しに行く前にディアンヌを捜しに行ってくださいよ。

態勢が整ってないのに強いて急いで<挑発>するのが、ドヤ顔しちゃうほど優れた作戦だと言うのなら、せめて事前説明して了承を得てからにしてくださいよ。

作者さんの意図は判りませんけど、私には、今のメリオダスはリーダー不適格に思えます。仲間は、都合のいい時だけ可愛がったり頼ったりする「モノ」じゃないですよ。

 

……なのに、ギルもエリザベスも何ら疑問を抱く様子がなく、メリオダスを囲んでキャッキャフフフしている状況が、ちょっと気持ち悪い。(^_^;)

ギルやハウザーは、挑発された<十戒>が国や町を襲うという話に、何の危機感も抱かなかったの? リオネス王都が襲われる可能性もあるんだよ。

エリザベスは、あんなに心配していた親友のディアンヌのこと、忘れてしまったの? <十戒>が散開したせいで前よりもっと危険な状況になってるよ?

次回以降に何らかフォローはあるんでしょうか。

 

 

 

今のところ唯一、メリオダスに疑問を提示する立ち位置に置かれてるキングさん。

でも、メリオダスはキングの声なんてまるで聞きゃしないので、力不足の感は否めません。

前回はキングと一緒に怒ってくれたジェンナも、今回は何事もなかったようにニコニコ。仲間に囲まれて楽しそうなメリオダスに対し、キングは孤立したみたいになっちゃってます。

 

うーむ…。

「表面的には普段通りに接しつつ、陰で したたかにメリオダスの監視を続ける」みたいな図太さは、キングさんには無かったかー…。意外と線が細かった。

これから当面、こんな孤立状態のキングを見せられることになるのでしょうか。憂鬱だなァ…。

私は「今のメリオダスの言動はおかしい」という点でキングに同調しているので、自分が孤立したような気分です(苦笑)。

 

キングは「やましいこと、隠したいことがあって嘘をついている」と、おまけ漫画でバンが言ってたものです。

でも、実はメリオダスだって、よっぽど嘘ついて隠し事してる、ですよね? 出自も過去も目的も、何もかも秘密にしてる。

第2話のバーニャの村で、「どんなウソついたって 自分の心だけはだませねえんだぜ」と少し寂しそうな目で言ってたもんですが。何隠してるんだか。

 

いつか、キングとちゃんと会話してくれたらいいのになと思います。外から調べて?色々察して観察しているらしいマーリンは別にして、正面から問い質す・その後も逃げないという形で、メリオダスの核心にあそこまで踏み込んできた仲間は、多分キングが初めてだと思いますし。

メリオダスが本当に仲間が大事だというのなら、いつか応えてあげてほしいです。

 

 

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