『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪 戒めの復活』第五話 圧倒的暴力

※この記事の画像は、特に記述がない限り、TVアニメ『七つの大罪 戒めの復活』( 鈴木央講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS)より引用

 

2018年2月10日放送 

第五話 圧倒的暴力

 

今回の話を原作で読んだ時、大変な衝撃を受けたなあと思い出しました。

この辺りは最高に盛り上がったし、本当に面白かったです。

 

 

今回は残酷描写てんこ盛りでしたね~。

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ひいいい。

原作通り・規制なし?

 

…だったら、前回の妖精ミンチ化が怪我をしただけに変更されていたり、神器発動でキングの爪が全部剥げ・鼻と口から血を噴き出す描写がカットされていたのは、何だったのでしょうか??

てっきり規制に引っかかって描写できなかったんだと思っていたのに。

 

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冒頭の「前回のあらすじ」のナレーション。

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妖精王の森を魔神族の兵器アルビオンが襲った。

故郷を守るために一人立ち向かうキング。

反撃を受けながらも親友ヘルブラムの言葉に勇気を得てアルビオンを撃破する。

 

 …ん?

「ヘルブラムの言葉に勇気を得て」アルビオンを撃破?

 

いや、ヘルブラムは「戦いを放棄して恋人と暮らせ」と言ったんだけど…。

それでもキングは「大切なものを守りたい」気持ちを捨てられませんでしたとさ、という話だったでしょう。 

ヘルブラムの言葉に「勇気を得た」という解釈・表現は、てんで違うと思うの。(^^;)

乱暴な要約だなー…。

 

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面白かったり印象深かったりした場面を、ごちゃごちゃと。

 

 

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「妖精王は あなた以外にありません」と言われたキングが、嬉しそうに笑う。(かわいい。)

 

原作にキングが笑う描写はありません。(戸惑ってキョトンとしているだけ。)

キングは認められたくて戦ったわけではないし、態度を豹変させて讃える妖精たちは、有難いけど少し調子よくもあるので(笑)、ここで嬉しそうに笑うのかぁ…認められて嬉しいということかな…まあ そりゃそうだよね…と、ちょっと考え込んだり。

視聴者をホッとさせるためでしょうか。

原作では描写されていなかった感情を、アニメでは あえて確定的に表現するんだな、と印象に残りました。

 

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そして、キングに「一緒に<大罪>に戻る気はないか」と呼び止められた直後のバンの表情。

こちらも、原作では描写されていなかったものです。

原作ではバンは背中を向けて表情は判らない。想像させる形式でした。

でも、やっぱりアニメでは明確に見せるんですね。

より解り易い描写・演出を目指している?

 

さておき、この罪悪感と寂しさが如実に表れた表情。

アニメ版では「バンがメリオダスを殺そうとした」件は、半日かけたケンカ勝負で決着をつけて仲直りしているはずなのに(『聖戦の予兆』第二話)。やっぱり、それが無かったことになってるっぽい?

 

 

ちょっと遡って、バンがゲラードを締め上げてから地面に落とす場面。

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バンが、ゲラードを優しめにキングのクッションの上に落とした風に描かれていました。「バン、優しい♡」と多くの視聴者が感じたのではないでしょうか。

 

原作通りではあるのですが、ちょっと足りない…。

だって原作の方だと、クッションが縦に立ち上がって、少し地面から浮きあがってるんです。

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つまり、キングがクッションを動かしている。

バンはクッションめがけてゲラードを投げたんでしょうが、むしろキングがクッションを動かしてゲラードを受け止めていたんですよね、原作では。

でもアニメ版では、キングは何もしないで、投げ落とされたゲラードを見ていただけになっていました。

「優しい人」に描かれたのはバンだけ。

 

ゲラードは妖精族の最年長で、キングにとって部下であり育ての母のようなもの?

クッションで受け止めた後は背に手を回して支え起こしてもいて、おお、キングはゲラードを大事にしているんだなあと ほっこりして、印象に残っていた場面だったので、アニメで再現されなかったのは残念でした。

 

 

マーリンがディアンヌに掛かった「人間サイズ化」の魔法をキャンセルし、巨人に戻って服の破れた彼女の身体に、すかさず服を転送して着せる場面。

(手動の「魔法少女の変身場面」ってところか 笑)

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原作だと一瞬で服を着せた感じでしたが、アニメだと割とゆっくりしてて、あれ、これ全裸をしっかり周囲に見られてるよね……と思いました(苦笑)。

まあ、見ただろう聖騎士たちは、数分後に ほぼガランに殺されたけど…。

 

 

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そしてもう一人、全裸を惜しげなく世間に披露したゴウセルさんです。

この解放感。ストリーキーー…ング。

目撃者は二人と一匹(と一魂)しかいなかったけど。

 

この時ゴウセルが哄笑したのって、結局、どういう理由だったんでしょうね。

原作を読んだ当時は「封じられていた自我が解放された喜び」かと思ってましたが、彼の正体が明かされた今となっては当てはまらない。

ガランを上手く騙せた喜びの笑い、と解釈しておくのが無難かなあ。

 

 

ガランの うなじに刺さったゴウセルの光。

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オイオイ…激しく揺らぎ過ぎ・ちと「寝過ぎ」では(汗)。

これじゃ柔らかい毛束か布きれが 風に なびいてるみたいじゃないですか。

 

↓参考までに、原作の絵

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針や矢のようなイメージで、刺さって立ってる。…と思うんだけど。

(どーでもいいことに反応しててすみません 汗)

 

 

陶芸の町バイロン近くの街道で、

女性の悲鳴を聞いたグリアモールら わんぱく三人組。

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この「悲鳴」の演技が素晴らしかったです。

迫真の演技で、聞いてて ビクッ! ってなった。 

 

 

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かっこいい。

 

 

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謎の呪文を唱えて、町の人々の魂を奪う赤き魔神。

原作では何と呪文を唱えているのか判らなかったのですが、アニメでは声が付いていて、字幕もありました。

 

「エソコイサマヨマシャー」…?

 

…うーん。これ、もしかして正しくは

「エタコイサマヨマシイ」なのでは。

例のよってのアナグラムで、

「サマヨエ、コイ、タマシイ」→「彷徨え、来い、魂」

ではなかろーかと。

 

 

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赤き魔神が吐きかけた獄炎を、グリアモールが障壁で包んで封じる場面。

原作でも何が起こったのか判りにくかったですが、アニメでも判りにくかった。

 

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今週の 教えて! ホーク先生。

 

今週の生徒はマーリン。ホークの授業を食い気味に遮って、自分が先生のように全部 説明してしまう。

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浮いてるのが基本の妖精族たるキングすら、授業中は真面目に着席していたというのに、始終 机の上でプカプカしてるマーリンさん。

ところで彼女のセーラー服、なんか昭和のスケバンっぽくない?

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アーサーの闘級は(この時点で)4万。生まれつきの才能って怖いですね。

 

次週の生徒は誰でしょう。

記憶喪失記念でディアンヌかしら。 

 

 

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