【感想】『七つの大罪 聖戦の予兆』第二話 二人の喧嘩祭り
※この記事の画像は、特に記述の無い限り、TVアニメ『七つの大罪 聖戦の
2016年9月4日放送
第二話 二人の喧嘩祭り
今回、最も印象に残った場面。
素敵過ぎた(笑)。
あと これ。アニメ版『大罪』お馴染み、原作者によるエンドカード。
最後の最後に吹いちゃったじゃないか!(笑)
エレインホークが金魚みたいだと思いました。
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一時的に棚上げになっていた「殺し合い」の
何があろうと、メリオダスとバンは仲良しですね!
壁にバンが潰れて血がドバシャー、千切り取ったバンの腕を棍棒代わりにしてメリオダスが バンをボコボコ殴ると、相変わらず、日曜夕方5時アニメとは思えないグロさでしたが…(苦笑)。
全国の保護者の気持ちを代弁する(?)キングさん。
バンとメリオダスは楽しくケンカしてスッキリ和解。
更にメリオダスは「ケルヌンノスの角笛は破壊した、あれはホラ吹きだから」とバンに事後報告します。
つまり、もうバンが女神族と連絡をとれる手段はないし、そもそも女神族に蘇生の力はないと。
それを聞いたバンも屈託なく納得するのでした。めでたしめでたし。
(「こりゃ ケリは次に持ち越しだな」「ああ… だな」と言ってもいるけど。完全和解ですよね。)
おお、原作とは完全に違う展開。
アニメ第二期があるのなら、原作とはかなり違う、明るい展開になりそうです。
メリオダスの「挑発」も、キングとメリオダスやゴウセルとの根深い喧嘩も、
いっそ、それがいいかも。
私、映像化は原作に忠実がいい派なのですが、『七つの~』第二期に限っては、原作に忠実に沿うよりは、大胆に組み直してスッキリまとめ直してくれた方がいいかもなと思いました。
このスペシャルTVアニメ、<大罪>も聖騎士たちも みんな仲良しで・可愛くて、楽しくって、ああ、第一部の頃は これがデフォルトだったなあ、これが好きだったんだよなあと、改めて思い出しましたです。
■疑問に思ったこと。
今回、メリオダスとバンが「
でも
中でバンやメリオダスが、ガンガン壁にぶつかってましたが、少しも跳ね返らなかったです。
…うーん。
外側から加えられた力しか跳ね返さないってこと? つまり、内側からだと普通に力で破壊できると。
そうなると、原作で魔神フラウドリンが
「透明な堅い箱」扱いの
これも面白いから好き♡
そういやこっちも、
■グスタフ兄さんに友達?がいて、なんか安心した件
サイモンとグスタフ(ジェリコの兄)が、(たまたまっぽいけど)ずっと並んで観戦して普通に会話してたのが、意外な組み合わせで印象深かったです。
グスタフさん常に高圧的だから、友達いないのかと思ってた(苦笑)。←失礼な
帰りも一緒。
グ「俺たち あんな人たちを敵に回してたんだな。恐ろしい」
サ「そうか? 大したことないだろ」
#マルマスが二人を追い抜きながら口を挟む
マ「おめぇ さっき ちびってたべ」
サ「なっ…」
#赤面して絶句するサイモン
マジなのねサイモンくん(笑)。
サイモン、グスタフ、マルマスの組み合わせは、ちょうど現時点の原作で見られたものなので(意図したものだったんでしょーな)、色々感慨深かったです。
こんな平和だったのが、(作中時間で、およそ)一ヶ月後には ああなっちゃうのかーと。
■「<七つの大罪>七つの掟」のこと
第一部のバイゼル喧嘩祭りにて、メリオダスの過去に軽く興味を持ったキングとディアンヌに、バンが釘を刺していました。「<七つの大罪>七つの掟」で禁じられているから、詮索してはならないと。
この「七つの掟」、それっきり語られることもなくて、他の六つが何なのか不明でしたが、今回、二つが一気に公開!
<七つの大罪>七つの掟
残り四つは何なんでしょうね。
しかし、これ…。
かつてバンに復讐しようとしたキングは、危うく他の団員に
いや、バンは「死なない」ので適用外なのかもしれませんけど。
(ちなみに今回も、ホントは適用外ですよね。なにしろ、バンだけでなくメリオダスも「死なない」んですから。)
殺し合いを禁じる掟が必要だったとは。<大罪>って、実はかなり殺伐とした面のある集団だったのか。
…って、殆どキングとバンのための掟だったような気がしなくもない(苦笑)。
王国騎士時代、バンがキングを簀巻きにして狼の群れの中に蹴り込んだ事件もあったそうですし。互いに しょっちゅう そんなことをやってたっぽいので。
■恋する青春ボーイどものこと
ディアンヌを巡って丁々発止なキングとハウザーが可愛かったです。
ディアンヌを見ることすら許したくないキングさんと、障害は何でも風でふっ飛ばすハウザーくん。
ホークの勧めで、こちらも喧嘩で決着をつけることになりますが…。
ホーク
「ちょっと待った! 道具は禁止だぞ」「男同士の決闘だろ? 当たり前だ」
ホークちゃん…キミ、キングが素手だと壊滅的に弱いこと知ってるくせに。キングに負けろと言ってるのか(苦笑)。
まあ、伝説の<七つの大罪>の一員がメチャ弱かった、って方が、興行としては盛り上がるんでしょうか。
そしてキングも、武器の使用はダメでも魔力は使っていいはずなのに、今回も、馬鹿正直に腕力だけで戦おうとするのでした。
■妖精族の伝統文化
ディアンヌを巡ってのハウザーとの喧嘩。
何故か踊りはじめるキングさん。
キング
(これは妖精族に伝わる戦いの舞)(愛する者のため 今こそ見せよう)
「とう! 「
踊る妖精 」!」
極楽鳥のオスは、目当てのメスを勝ち取るべく競って舞い踊り、最もメスを魅了した者が つがいに選ばれるのだという。
…という知識が脳裏をよぎりました(笑)。
妖精族に「戦いの舞」なんてあったんですね。
自種族の伝統文化を尊重するとは、さすが妖精王!
エレインやヘルブラムやゲラードなんかも踊るのであろーか。
そーいや、第一部のバィゼル喧嘩祭りの時も、戦いの前に変な構えを披露してましたが。
もしかしてあれも、妖精族の戦いの舞だったんでしょうか?(笑)
■試合に負けて勝負に勝つ
ハウザーに指先一本で転がされ、すっごく みっともなく負けてしまったキング。
デ「キング 大丈夫?」
#ディアンヌが駆け寄ってくる
キ「ディアンヌ…」
デ「行こう!」
#ディアンヌが微笑んで手を差し出す。キングも微笑んで彼女の手を掴む
キ「うん!」
よかったね!
ハウザーには気の毒ですが、勝負の前から、ディアンヌはキングの安否しか気にしてませんでした。
この二人の勝負は、次回予告のミニコントにまで続いていました。
実は、今回の真の主役は この二人だったのかもしれません(笑)。
キ「だから言ってるだろ。試合に負けて勝負に勝ったんだよ。勝ったのは もちろん オイラ」
ハ「寝言は 寝てから言いやがれ」
ところで、二人がそれぞれ持ってるディアンヌ抱き枕。
よく見たら、キングの持ってるのは綺麗に縫ってあって描かれてるディアンヌの絵も上手。(髪の毛をいじる癖まで再現されておる。)
対して、ハウザーのは縫い目が ほつれて綿が派手に はみ出てるうえ、絵も下手です。
…これ、もしかしてそれぞれ二人の手作りなんでしょうか?
器用なキングは上手に作れたけど、普段裁縫なんてしないハウザーのはイマイチの出来になったと。
なんで男二人で、ディアンヌの抱き枕なんて競って作ったんでしょうね(笑)。
いきさつを想像すると面白いです。
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ギルサンダーは安定のネタキャラ化っぷり。
ちょっと意外に思ったのは、キングとハウザーの喧嘩の方も、すごくワクワクして観戦してたとこ。メリオダス以外の<大罪>には さして興味ないのかと思ってました(笑)。
んじゃ、ギルサンダーがキングを匿ってた時代は、すました顔をしながら、内心では手合わせしてもらいたくてウズウズしてたのかな。
バンの とっておき技「ハンターフェス」がアニメで早くも披露。…したのはいいんだけど、「
50%の力を奪われてもピンピンして、気絶したギーラを横抱きすらしていたゴウセルはすげーと思いました。(ディアンヌすら立てなくなって、しまいに横たわってたくらいなのに。)人形だから疲労しないってコトでしょうか。
そして、力を奪われたエリザベスちゃんのポーズが妙にエロい。つーか、これ後ろから見え…(汗)。
キングとディアンヌも同じポーズでしたが、こちらは「お白州で土下座してる罪人」みたいでした(笑)。
ところでこの喧嘩祭り、早朝に始まって夕方に終わっています。
みんな ご飯どうしてたんだろう。
ちびホークちゃんの売ってたお酒だけ…?