【感想】『七つの大罪』第186話 リオネス防衛戦
週刊少年マガジン 2016年36号[2016年8月3日発売] [雑誌]
第186話 リオネス防衛戦
- エスカノールに“
無慈悲な太陽 ”をぶつけられたエスタロッサ。
最初に喰らった時のように容易く跳ね飛ばされはせず、全身で受け止めて耐えてはいたが、あたかも、熱した鉄球に貼りついた虫ケラの如きである。 - 「兄者ーーーーーーっ!!!」
天空から舞い降りたゼルドリスが背後に回り、背を支えて加勢した。
「くっ…」
焼かれながら歯を食いしばり、ぐいぐい押してくる小太陽の圧力に耐える。 - 冷たい目のエスカノールは片手を差しのべ、押しやるように、小太陽へ魔力を送り続けていた。
- 「エスカ…」「ノォオオオオーーーール!!」
鬼気迫る表情で、その男の名を吠え猛るエスタロッサ。 - ついに、堰が切れたごとく。
魔神の兄弟を貼りつけたまま、小太陽は恐るべき速さで彼方へ飛んで行った。
海岸を越え、水切りの石のように海面を何度もバウンドしても勢いは衰えることなく、対岸に激突しゴワアッと爆炎をあげたのである。
◆これ、まさか北アイルランドまで吹っ飛んで行っちゃったんでしょうか?(汗)それとも、ギア島かカーラ島か、反対側ならアラン島か。
「遠方の彼方」に飛んでったそうだから、やっぱ北アイルランドかしらん。 - 「どれ…」「
王都 に戻ろう」
エスカノールは踵 を返したが。
「……と いきたいが 久々に興奮 し過ぎたか」
湖底だった場所は溶岩のように煮えたぎり、激しい炎と煙で覆われている。地獄のごとき光景だ。
「神器 でも抑えきれんな これは しばらく留まるしか あるまい…」
涼しい顔で、彼はそう結論付けた。
◆エスカノールは最強かもしれませんが、常に詰めが甘いし(<十戒>にとどめを刺さない・死を確認しない。そこまでの興味がないんでしょう)、彼自身が危険物でもある。
正直、「気にくわない奴を衝動的に殴る」のでは無敵でも、「誰かを守るために戦う」のには向かない人だなと思います。 - リオネス王都は束の間の静寂を取り戻している。
「人間の中にも とんでもない化け物がいたものだねえ…」
とぼけた口調で言ったのはモンスピート。周囲のデリエリ、グレイロードと共に、リラックスした様子で一方を眺めている。
「エスタロッサとゼルドリスの魔力が 一瞬で遠方の彼方に消えてしまったよ」「どうするデリエリ? 我々も遊びに行ってみる?」 - 目も向けずにデリエリは返した。
「ケツからいって」「スジが通らねえ」 - モンスピートも目を向けないまま、流れるように言葉を紡ぐ。
「我らは あくまで この国の攻略に手こずっていたフラウドリンの助っ人として来たのだから 城を堕とすのが先決であって 遊び優先は 筋が通らない――――そういうこと?」
「ん」と短く彼女は肯定した。未だ持ちこたえている人間の王城を見やる。 - 一方、熱気が遠ざかったことで やっと動けるようになった聖騎士たちは、溶けた鎧を脱ぎ捨てていた。
「鎧は熱で使いものにならねえ!! さっさと脱いで 城に撤退だ!!」
指示するハウザー。
ドロドロに溶けた鎧を脱いで、マルマスは「オラの鎧~~」と涙目だ。
◆あのダンゴムシみたいな鎧、特注の、自慢の鎧だったんですかね(笑)。
以前 作者さんが、マルマスの鎧の中身は「普通のおっさん」だとコメントされてましたから、もっとモサい中身を想像していましたが、思っていたより若くて、可愛い感じの人でしたね。
- ギルサンダーも鎧を脱いでいたが、ハウザーの言葉を聞いて顔色を変えた。
「逃げる気かハウザー!?」
親友の襟首を掴む。ハウザーは怯まず怒鳴り返した。
「バカ野郎!!城 には陛下や王女たちがいるんだぞ!?」
「だが… 魔神族は目の前に」
みなまで言わせず、ハウザーがギルサンダーの襟首を掴み返した。
「俺たちは 今 <十戒>の戒禁で戦うことを封じられてんだぞ!!」「だが体を張って守ることならできる―――違うか ギル!?」
言葉に詰まるギルサンダー。
◆復讐心に囚われるあまり、主君であるバルトラ王や、最愛のはずのマーガレット姫を守ることを放棄しようとしたギル。あーあ。
つーか、メリオダスが死んでない・そもそも死なない存在だったと読者は知っているので、ギルの様子が滑稽、もしくは哀れに見えてしまいます…。
なんたる茶番。
死ぬ死ぬ詐欺で信者を いたずらに苦しめるメリオダスは、つくづく罪深いですね(苦笑)。 - スレイダーが笑って取り成した。
「ハウザーの言う通りだ …町の人々と 守りに行ってる聖騎士たちは 俺たちが誘導するぜ」
仮面を外しているので男言葉だ。
「陛下たちのことは頼む」と、サイモンも笑って請け合う。 - その時、バンが何かに気付いて口を挟んだ。(ちなみに、服が燃えたため上半身裸だ。)
「どうやら町に行く手間が省けたみてーだな♪」
町の方から王城前 に向かってくる、大勢の人影がある。 - 「ああ…!」「よかった 町に出ていた
聖騎士 たちが」「人々を誘導してきたんだ!!」
聖騎士たちに囲まれた一般市民、併せて数十人ほどの姿が、煙の向こうから見えてきた。 - ギルサンダーが背後に目を向ける。
「ギルフロスト… 全員城へ非難次第 城に魔力防御壁を!!」
緊張した面持ちで青年魔導士が応じた。
「任せてギル!」 - 人々が足を速め、一斉に走り始める。無理もない、魔神が恐ろしくてたまらないのだろう。
「みんな!! 急いで中へ――…」
指示していたグスタフの、鎧を脱いだ無防備な腹に、大きなキッチンナイフが突き立った。
「え…」
唖然としながら身を傾けるグスタフ。
刺したのは、ごく普通の主婦だ。 - 「な……!!!」
驚愕するスレイダー。バンは表情を殆ど動かさなかったが、怪訝に見やる。 - 凶行をしたのはその主婦だけではない。
「はっ」「はうっ」
マルマスが町の男たちに次々とナイフで刺された。
しわしわの老人が大きく薙いだナイフを、ハウザーは危うく避ける。
「お前ら おかしいぞ!!」 - ギルサンダーは、短剣を手に襲い掛かってきた聖騎士の腕を捕らえて抑え込んだ。
「お前たち… なんのつもりだ!!?」
抑えられても力を緩めず、仲間であるはずの彼は叫ぶ。
「魔神王に従わぬ反逆者に鉄槌を下すのが 我ら僕 の使命!!」「ギルサンダー殿…死んでください!!」 - 「こ…こいつら何かの魔力にかかってる!?」「いや…魔力にしては異質な感じがする…!」
立っていられず へたりこんだグスタフが、苦悶の表情で言った。
傍らでは、何本ものナイフを突き立てられたマルマスが、血にまみれて目を開けたまま、もう息をしていない。
◆えぇええええ~~!? マルマスがあぁ~!(ショック。こんな死に方をするなんて。) - 「くそ… これも戒禁か…♪」
バンは槍や三又農具 で前後から滅多刺しにされていたが、平然としていた。刺した兵士や町人たちの方が愕然と目を剥いている。 - 「そうそう… 悪いことは言わない もう降伏しなさいよ」
マントをなびかせて、モンスピートが近くに跳び降りてきた。それより一拍早く、デリエリが身軽に降り立つ。 - 「!!!」
息を呑むギルサンダーたち。 - モンスピートは続ける。
「正直 この状況での キミらの勝利は… ねぇデリエリ?」
「0 な」女魔神は断言した。 - その時だ。
「勝算はある」
破壊された王城の門から歩み出てきた男が、そう言ったのは。 - 「「ん?」」
二人の<十戒>が目を向けた。 - 「お前たちを 今ここで殺す」
王弟にして<蒼天の六連星>団長・デンゼルだ。背後にはデスピアスだけを従えている。二人ともこれまで通りの簡易的な装備しかしていない。 - 「おいデンゼル♪ 奴らにハッタリは効かねえぞ~?」
困惑顔のバンの脇を、止まることなく通過していく。
「<強欲の罪 >バン 陛下と王女たちを くれぐれも頼む」 - 「デンゼル様… …本当に実行するおつもりですか…!?」
デスピアスが口を開いた。耐えられなくなったというように。
「まだ その時では…」
「今がその時なのだ」
遮るように老騎士は返す。涙を浮かべた部下 に振り向きはせず。
「案ずるでない… 覚悟はできておる」「王国の未来の…若人 たちのためならば 喜んで この老骨の命 差し出そう」「さあ 下がれデスピアス」 - 「・・・」口をつぐみ、デスピアスは引き下がった。
- 王城内では、王を囲んだ<蒼天の六連星>の残りメンバーやギーラたちが、不安げに外の気配を窺っている。
「さっきまで騒がしかった 城の外が急に静かに…」と、アーデン。
「デンゼル様 大丈夫かしら」呟くデルドレー。
彼らは、団長 の意図を知らされていない。 - この場で唯一、意図を知るバルトラ王は。
『兄上… さらばだ』
先程聞いた、弟 の別れの声を脳裏に浮かべ、苦しげに目を伏せていた。
「………馬鹿者め…!!」 - 再び、王城前。
恐れる様子もなく近づいてくる老騎士に、モンスピートが揶揄の声をかけている。
「さっき 我々を殺すとかって聞こえた気がしたんだが」
「耳はいいようだな」と、歩みを止めずにデンゼル。
「誰が? どうやって?」
モンスピートの声音には、微量の苛立ちが混じったようである。
「たかが赤色魔神 に毛が生えた程度の闘級のジジイが――」と、失笑の息を漏らす。
◆ん? デンゼルの闘級は2870、赤き魔神の闘級は1000~1300。
「灰色魔神(2700~3200)と同程度の闘級」という表現の方が相応しかったんじゃなかろーか。 - 「お前たちを殺すのは 私ではない」
鉄のような声で言うと、デンゼルは足を止め、何やら唱え始めた。
「ルギツ ヨリ ロデ…」「「ネロバスタ」」
腰の剣を抜く。ゼルドンの研究棟では左右に一振りずつ装備していたが、今は左に一振りだけだ。 - ピクッと、デリエリが反応した。
「剣の中にいる…!!」 - 抜いた剣を掲げ、デンゼルの唱文は続いている。
「ニワレ カノヒリ オクシュクフ」「カノヒリ ケゾンニク ノワレ マシタイト ミヲコノ」
鏡のように磨かれた刃に、その場にいないはずの人影が映っていた。美しい女の横顔だ。眠っているように目を閉じている。 - デンゼルは己の左手の甲に剣を引き、躊躇わず、深い切り傷を作る。
右手は再び剣を掲げ、傷つけた左手は水平に伸ばして、勢いよく一回転するや、朗々と声を張り上げた。
「キタラシア ニリヨロシ ザンゲサ!!」
飛んだ血が、彼の周囲に綺麗な円を描いている。
その血が、輝き始めた。 - 「何かが… …来る!!」
異常な事態に目を見開くハウザー。 - 「顕現せよ」
デンゼルの声と共に。
彼の背後に、巨人族ほどに巨大な、豊満な胸持つ女の幻が浮かび上がった。
しかし巨人族とは異なる薄布の長衣を着ており、何より、その背には純白の鳥様の翼が広がっている。
開かれた両の瞳に浮かぶは三脚巴紋 。エリザベスの右目にあるのと同じものだ。 - バンが顔を険しくした。
「これは…!! ケルヌンノスの角笛から感じた気配に似た…」 - 滂沱と涙を流して見上げながら、デスピアスが語る。
「デンゼル様は命を代償に」「その身に顕現させる道を選択された!!」 - 巨大な女の幻が吸い込まれていく。剣を掲げるデンゼルに向かって。全てを吸い込み、ドクンッと大きく震える彼の身体。
- 「女神を」
デスピアスの言葉通り。色の変わったデンゼルの両の瞳にも、やはり三脚巴 が浮かんでいるではないか。 - グレイロードが無機質な声音で口を開く。
「嫌なモノを感じていた」「これが…正体」
ゼルドンの研究棟で初対面した際、この人間から「嫌なモノ」を感じていたのだった。 - 「とんだサプライズの登場だね」と、飄然としたモンスピート。
- その前に、ヌッと、闇に覆われた大きな獣の手が突き出された。デリエリの左手だ。闇は膨れ上がり、腕を覆いつくして噴き上がっていく。
「私 が殺 る」
自ら進み出た彼女の髪は怒りで逆立ち、目には烈しい殺気が宿っていた。 - 次回「滅びよ邪悪な者共よ」
女神「ネロバスタ」召喚の呪文。
「ルギツ ヨリ ロデ…」「「ネロバスタ」」
「ニワレ カノヒリ オクシュクフ」「カノヒリ ケゾンニク ノワレ マシタイト ミヲコノ」
「キタラシア ニリヨロシ ザンゲサ!!」
↓
「
「我に 光の 祝福を」「光の
「新しき
ついに登場しました、女神族。
剣から出てきてビックリしましたが、読み返してみたら、第154話(グレイロードがデンゼル&デスピアスと対峙して「嫌なモノを感じる」と言った回)の時点で、デンゼルの構えた剣に女の横顔(上側に翼も)が浮かんでいたんですね。
当時、剣に変な刃紋が出てるなぁとは思ってましたが、横顔だとは気付いてませんでした。私の目のフシアナっぷりときたら。
それにしても、ネロバスタさんの おっぱいの大きさは、けしからんですね!
ばい~ん! 爆乳! ディアンヌ以上や!
エロいですのう…バストが……。
――はっ。
エロバスト → ネロバスタ!?(まさか)
ネロバスタを己が身に顕現させたデンゼルの両目に、エリザベスの右目のような
となると、
どうしてそれが、メリオダスの鎧やゼルドリスの剣にまで刻まれていたのでしょうか。(メリオダスに至っては、間違いなく、好きこのんで鎧や剣に刻み続けてたし。)
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聖域の話。
これまで、バンやメリオダスが どれほど痛めつけられ、上半身の衣服がボロボロになって裸になろうとも、下半身のズボン…特に大切な部分だけは、決して破れることなく保たれてきました。
そう…。下半身は聖域!
今回も、バンの服がエスカノールの熱で焼け落ちて上半身は裸になっても、下半身は焼けずに保たれています。
しかし今回、その一方で、ついに、その聖域が開かれていました。
エスカノールに“
フルチン状態で海の向こうまで飛ばされてしまったエスタロッサさん。
そりゃ怒るわ。
エスタロッサのこの表情、素直に解釈するなら、エスカノールに対して憎悪を抱いたように見えるのですが。
もしそうなら、彼自身の<慈愛>の戒禁に引っかかって、今後、誰のことも攻撃できなくなったのかなあ? それとも、エスカノールのことだけ攻撃できなくなるんでしょうか。
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ギルサンダーが、メリオダスを殺された復讐心に囚われるあまり、王やマーガレット姫を守ることを放棄しかけた件。
元々ギルサンダーは、何年もヘンドリクセンの手先として民衆を苦しめた罪を「マーガレットを守るためだったから」という理由で容赦されてきたキャラです。
なのに今回、マーガレットを守ること以上に、メリオダスの復讐を果たすことを優先した。
ああー…(;'∀')
ちょっとガッカリでした。
第一部の終わり、民衆を苦しめた罪を償うため、聖騎士を辞めて旅に出ると述べた彼に、メリオダスは止めないと言いつつ「マーガレット自身の意志は どうかな」と、愛を掲げて、やんわり償いの旅に出ることを否定しました。
(暗に、罪を償うよりも、愛する人の傍にいることの方が大切だと言っている。それがこの漫画のメインの価値観ですね。
個人的には、愛云々以前に「辞めて旅に出ることは贖罪にならない、聖騎士として身を粉にして働くことで贖罪をした方がいい」と思う。折角バルトラ王がそう計らってくれたのだから。)
更に、メリオダスは(ギルサンダーが虐げたバーニャ村の特産品の)バーニャエールを飲ませて美味いと言わせ、彼の罪を「赦して」いたものです。
ヘンドリクセンもそうでしたが、民衆を苦しめた罪を、何故か「メリオダスが」赦すんですよね。そしたら、もう ほぼ許されたみたいな空気になる、この漫画では。
本当は彼が赦すことではないと思うんだけど…。
ともあれ、ギルサンダーはメリオダスに許されたことで、心理的に救われたのだと思います。それ以降は、聖騎士を辞めるとは言わなくなりましたし。(ドレファスの謎を探る旅には出たけど、友達も一緒で、必ず戻るという前提だった。)
ギルサンダーは、あまりにも辛い思春期を送った。
「いつかメリオダスが救ってくれる」という期待だけが、苦しい暮らしの中の、彼の拠り所だったらしい。(メリオダスはギルのことなんて忘れて暮らしてたけど…10年間。)
そして、メリオダスは実際に救ってくれた!
ですから、彼を神のように崇めるのも、無理のないことなのでしょう。
とはいえ。
メリオダスが<十戒>を挑発して散開させ、「奴らは町や国を襲うから、そこをやっつけようぜ」と言った時。
『じゃあリオネス王都はどうなるんだ? マーガレットは大丈夫か?』という、して当然の(と、私には感じられる)心配を、何故か全くしなかった。
それどころか、楽しそうにメリオダスに付いて行って、<豚の帽子>亭で働きながら旅し、メリオダスと共に出たいとワクワクしながら大喧嘩祭りに参加。
この有様を見て、思ったものでした。
今この瞬間にリオネス王都が<十戒>に襲われていたっておかしくない状況なのに、その心配を全くしない。それは、メリオダスが落ち着いてるから大丈夫、何かあっても彼が何とかしてくれる、と思ってるからか?
それは子供の依存ではないか。
憧れの英雄の傍で嬉しそうにしているばかり。位の高い聖騎士という立場でもあるのに、この人は自分の頭と責任で ものを考えるということをしないのか? と。
メリオダスが「死んだ」ことで、やっと、自分の意思と力で王都を守り始めてくれたのは、嬉しいことでした。
メリオダスを殺された怒りに囚われていたのも、最初は、無理もないことだね可哀想に、としか思いませんでした。
が。
マーガレットや国王を守ることより、復讐を優先されちゃあね…。
今まで「マーガレットを守るためだから」を全ての免罪符にしてきたキャラなのに…。
この漫画における『聖騎士』とは、正義の理想を貫き、民衆や愛する人を守るために戦い、仕える王に忠誠を誓う、そんな存在だったはず。
大切なものは色々あるだろうけど、優先すべきものは何か?
「メリオダスに仕え、彼のために戦う」のが『聖騎士』ではないはず、です。