【感想】『七つの大罪』第227話 激突! 激突!! 激突!!!
週刊少年マガジン 2017年34号[2017年7月26日発売] [雑誌]
第227話 激突! 激突!! 激突!!!
- (“暗澹の繭”内で あなたが発する破壊衝動… いわば)(負のエネルギーが死霊たちを著しく強化させるの…)
闇中で憤るメリオダスの背を高みからニタニタと見下ろしながら、メラスキュラは思考している。
(それが“修羅の怨讐”) - コランド市街。
姿を禍々しく変えた骸骨たちの猛襲が始まっていた。 - ゴカカ ガン
二体の骸骨の剛拳連打。
「わわっ」
ディアンヌは神器 をバトンのように回転させて防いだが、拳の重さに、巨体が数m押されてしまう。 - 「ぴゃ~っ」
その足元と骸骨の間を縫って逃げまどうホーク。 - 跳び襲う骸骨たちを大
鏃 で いなしていたキングが、鋭く警告した。
「ディアンヌ 左正面!!!」 - 「はっ…」
少女が顔を向けた時にはもう、彼女の顔の高さに跳んだ骸骨が拳を振りかぶっている。
ドゴンッ
「に゛ゃっ!!」
骨拳の一撃で殴り飛ばされ、巨体が背後の建物に激突して めり込んだ。 - 一方。
両手を振り上げて襲い掛かる骸骨たちを、バックステップで躱すゴウセル。
ドンッ バゴッ
一瞬前までゴウセルがいた地面に、骸骨たちの両手が突き刺さる。 - 「お助け~~~!!!」
その端を駆け抜けて、ホークが またまた泡を食って逃げていった。 - ゴウセルはバックステップの滞空中に両手を重ね伸ばし、光弾を放つ。
“傀儡縛り ”
それが骸骨たちの腿に刺さったのを確認して、静かに命じた。
「お前たちの足は そこで止まる」 - 「殺…せ」
「憎い…」
だが、骸骨たちは変わらぬ速度で駆けてくるではないか。 - 「!!」
ゴウセルが目を丸くしたとき、背後でマーリンが魔導球 に魔力を込めた。
「伏せろゴウセル」 - 肩から地面に倒れたゴウセルに飛び掛かろうとする五体の骸骨。隙の生じた、その刹那。マーリンが
神器 から放った光線が彼らを まとめて ひと舐めにした。
ズッ吸血鬼 化された人間や動く死体 など、低級の不死人 は頭部を破壊すれば停止するものだ。上半身を消し飛ばされた骸骨たちも崩れ落ちた。 - 「神経操作が通じなかった」
身を起こしたゴウセルが目で問うと、マーリンは薄く笑って答える。
「死霊たちの身体 を動かしているのは神経ではなく怨念」
両腰に手を当て、都市の中央にあるドーム屋根の建物に目をやった。
「――そして 奴らの力の供給源は町の中心部から発せられている強力な負の力…」「囚われた団長殿だろう」「もはや雑魚とは呼べぬ代物だ」
◆「傀儡縛り 」による神経操作が通じなかったとゴウセルは言う。
思い返すに、第113話にて、ディアンヌのゴーレムを「傀儡返し 」で操ってましたよね。あのゴーレムにも神経はないはず。
となると、「傀儡縛り 」ではなく「傀儡返し 」を使ったら操れてた…? - 先程マーリンが光線で薙いだうち、頭蓋の半分しか消し飛ばされなかった骸骨が、何事もなかったかのように起き上がる。
骸骨一体が灰色ヘンドリクセンほどの闘級かもしれない。特殊攻撃こそ出来ないようだが不死性は より高い。それが、都市のあちこちから砂糖にたかる蟻のように群れ集まり始めていた。 - 少し前なら<大罪>とて無事では済まなかっただろう。
「が……」
マーリンは愉快そうに否定する。 - ザアアアア ア ア と大
鏃 の群れが骸骨たちを掠めて通り過ぎ、空に浮かぶキングを中心に渦を巻いた。ギ…と目で追って返り見た骸骨たちの全身には深い切り傷が入っているものの、血肉のない身体にダメージはないらしい。 - 些かの焦りもなく、キングが冷徹な目で唱えた。
「真霊槍シャスティフォル」「第四形態…」 - 途端に、大地を割って直径10数mはありそうな巨大花が頭をもたげ、禍々しい五弁の口を開く。
ドドドドドドド数十本もの太い根が触手のように のたうち蠢いて町なみを容赦なく破壊しつつ、なぎ倒した骸骨たちを空に次々と跳ね上げた。
- 「なんじゃこりゃ!!?」
狂瀾怒濤の間を逃げ惑うホーク。 - 五弁花の中心に備わる、歯状突起で縁取られた擂り鉢状の巨大な穴に、バチバチと音を立てて発生する無数のエネルギー球。
キングの朗々たる声が響く。
「“光華 ”」
上空めがけ放たれたエネルギー球の奔流。
カッ
連爆からの大爆発は、真昼の空をそれ以上に輝かせ、跳ね上げられていた数十体の骸骨たちを一気に消滅させた。
◆久々にキングが強く見えて嬉しかったです。
上空に跳ね上げてからビーム攻撃。仲間を巻き込まないようにとの配慮なんでしょうが、跳ね上げる時に地上を大破壊しちゃうので、結局 被害出そう(笑)。
いやでも、直接地表をビームで撃ったら、こんなもんじゃないくらい地上が滅茶苦茶になるか?
キングの真霊槍 第四形態。
花の形がノーマル版とは全く違うものになってて驚きました。
「光華 」は本来、神樹に咲く花のはずですが…。
神樹には色んな形の花が咲くということなのでしょうか。
それにしてもこの花の形、東南アジアに咲く世界最大と言われる花・ラフレシアみたいですね(笑)。まさか、本物のラフレシアのように腐乱死体の臭いがしたり…? いやいや、妖精王の使うものですから、すごくいい匂いなのかも。 - 次いで。
地上に残っていた骸骨たちは、空からパラパラと小石が降ってきたのに気付いて顔を上げる。 - 「プキャーーッ」
いち早く『それ』を察したホークは、トントコトントントーンと全力疾駆で逃げ出した。 -
ドドド ドン直後、土砂降りのように落下してきた無数の大岩が、その一帯の骸骨たちを粉々に砕き潰す。
“千の礫 ”
ディアンヌの大技だ。戦鎚 を構えたまま、戦士の表情 で睨みを利かせた。 - また別の場所では。
「らぁぁっ!!!!」
血と汗に濡れたバンが骸骨に無数の打撃を叩き込んでいた。
素手は止め、三節棍を用いた全力の攻撃である。 - だが与えられたダメージと言えば、頭蓋の表面に微かに入ったヒビのみ。
悠々たる動作でコキッと首を鳴らすと、骸骨はバンの頭を殴り返した。 - ゴッ
「ぐはっ」
身体を折ってバンは血を吐く。
ドブッ
「が…!!」
別の骸骨の手刀が、背後からバンの胸を容易く貫通した。
グシャッ バキリッ
もう一体の骸骨も加わって、三体でバンを囲んで滅多打ちにする。
「くそ… …が!!!」
不死ゆえに死ぬことはないが、血の海に仰向けに転がって攻撃され続けるしかできない。
◆一人だけ、不自然なほどメタクソにやられてしまうバン。近々 描かれるのだろう、バンの超パワーアップのための、あからさますぎる布石? - 「情けないですよ<
強欲の罪 >バン」「雑魚共ごときに後れを取るとは」
場違いなほど鷹揚な男の声がした。
骸骨たちがリンチの手を止めて顔を向ける。 - 「余裕こいてんじゃねえ…!!」「後ろだ!!!」
バンが必死の形相で警告した。
その男……エスカノールの背後に数十体の骸骨が殺到し、一斉に襲い掛かろうとしていたからだ。 - 「余裕をこくのが」「強者の特権です」
エスカノールは振り向かない。保護したのか小脇にホークを抱え、その鼻先に愛用の眼鏡を載せていた。眼鏡の封印から己を解き放った彼は、本来の昼の姿…筋骨隆々たる大男に変貌している。 - 暗澹の繭 内部。
「!!?」
ビクッと震え、メラスキュラが顔色を変えた。
「死霊たちが次々とやられている…?」 - 市街では、エスカノールが左腕を掲げただけで襲い掛かってきた全ての骸骨を発火させ、灰燼に帰している。
- 「そんな… 死霊たちにはメリオダスの負のエネルギーが供給されているのよ!?」
メラスキュラは がぱ と顎を落として耳まで口を開けた。
「な…」「なぜなのよ……!?」 - 「はっはっはっ!!!」
途端に、ひどく大きな笑い声が響いた。
「!!」
息を呑んだメラスキュラの見下ろす先で、闇に佇むメリオダスは愉快そうに言葉を紡ぐ。
「そういうカラクリか」「でも 残念だったな」
肩越しにメラスキュラを睨んで言い放った。
「<七つの大罪>は<十戒 >を倒すために集まった運命の仲間だ」「あいつらをナメんな!!!」 - 「ぐっ…」
メラスキュラは気圧されて言葉を呑んだが、すぐに ニヤ と笑ってみせる。
「さあ… それは どうかしら?」 - コランド市街。
「ボクら すごくパワーアップしてない? へっへーーん」
調子に乗ってウインクするディアンヌと、彼女の目の高さに浮かんで油断なく神器の刃を展開させているキング。佇むゴウセル、キングより低く浮かぶマーリン、上半身の鎧を殆ど破壊されてしまったバン。仲間の中心に悠然と立つのはエスカノールだ。 - 「豚野郎共!! あとは その一匹だけだ」
少し離れた高台に避難したホークが余裕の鼻息を吹く。
◆この場面と、次の吹っ飛んでく場面、ホークがエスカノールの眼鏡を掛けていません。描き忘れ? - 彼らと対峙している、たった一体の骸骨が、大きく両腕を広げるや。
ゴアッ
凄まじい闘気が迸って四方に魔力風を走らせた。 - 「ぴきーーーーっ!!」
ホークが回転しながら吹っ飛んでいく。 - 「!!?」
猛風に目をすがめて、ディアンヌは表情を引き締めた。
「すっごいパワー…!!」
「まさか… 倒した死霊たちの力が あの一体に流れ込んでいる?」
と、察するキング。 - 「大当たり~~~♡ 分配されていた負のエネルギーが一体に凝縮され…」「今 まさに 最強の死霊が誕生したのよ」
暗澹の繭 内部。
メラスキュラは口元を押さえてクスッと笑い、メリオダスに厭らしく笑ってみせた。
「メリオダスどうしたの? 顔色が悪くてよ」 - コランド市街。
「カ…ガッ」
ただ一体の骸骨は歪に膨れあがり、自ら ひび割れ始め、哀れにも四肢をブルブルブルッと激しく痙攣させていた。 - マーリンが薄く笑う。
「耐えられるわけがなかろうに…」「次代魔神王と呼ばれた者の強大な魔力に」「団長殿をナメるな」 - バカッ
『最強の死霊』は、一撃することさえできず、自ら砕け散ったのだった。 - 暗澹の繭 内部。
顎を限界まで落として、もはや別人のような変顔で唖然としたメラスキュラに、厭らしく笑ってみせるメリオダス。
「メラスキュラどうした? 顔が悪いぜ」 - しばらく唖然としていたメラスキュラは、しかし、またも愉快そうに にんっと笑ったのだ。
- コランド市街。
「ていっ ていっ」
もはや動かない骸骨の欠片を、蹄で こんこんっと叩く眼鏡ホーク。
「成敗完了!! 俺の前には どんな怪物も雑魚同然よ」
プゴッと鼻息を吹けば、骨の欠片が カラカラカラッ と塵のように転がっていった。 - 「「「「「「………………………」」」」」」
無言で見ている<大罪>たち。 - その時だ。
マーリンがハッと反応し、仲間たちに警告したのは。
「全員 意識を強く保て!!!」「心を乗っ取られるぞ!!!」 - 「!!?」
仲間たちが注目する。
直後に、ズオオッと重く淀んだ空気が辺りを蝕んだ。 - 「く…!! 今度は…なんだ?」
戸惑うキングに、冑からヘルブラムが答えを返す。
『これは まずいな』『体を失った死霊 たちの意識集合体… 怨念の塊だ!!』 - 「ねえ みんな」
ディアンヌの呼びかけが聞こえて、瘴気に顔をしかめながらキングは振り返った。
「ディアンヌ 大丈…」 - 「殺しても いーい?」
そこに見たのは、流れ続ける血で白目まで真っ赤に染まった、異様なディアンヌの双眸。溢れた血涙で頬を濡らし顎から滴らせながら、女戦士は無邪気に笑って戦鎚を構えた。 - コランドの岩橋の対岸で待機するホークママ。その頭上の<豚の帽子>亭、バンとエレインの居室で。
- 「ディアンヌの意識が渦に呑まれた…」「恐怖と怒りに満ちた 大きな渦に…」
ベッドから落ちるように降りたエレインが、汗に濡れ、懸命に床を這いずっている。
「絶対に… させないわ」「兄さんと… ディアンヌには 私とバンのような思いは… 絶対にさせたく…ない!!」
妖精にとって日常能力である浮遊の魔力も使えないほど衰弱しているらしい。それでも、数100m以上は離れたコランド市内の人々の心は読めていた。
「待ってて… …あう!!」
ガクッと腕の力が抜けて、床に突っ伏しかける。 - その胸に腕が回され、ぐっと持ち上げて支えられた。
「!!」
ハッとしたエレインに呼びかける、柔らかな声。
「…私も一緒に」 - 「そんな… あなた…」
信じられない思いで、エレインは己を支える腕の主を見上げた。
丸二日眠ったままでいたはずだ。目覚めれば死へのカウントダウンが始まると聞いている。
「エリザベス!!!」 - 今は
女神の紋様 は消えていた。力をコントロールできているのだろう。
もはや前髪で隠すこともなく青い両眼を露わにしたエリザベスが、エレインを支えて優しく微笑んでいた。 - 次回「女神と聖女」
今回は、反復が目立つ構成でした。
「あいつらをナメんな!!!」
↓
「団長殿をナメるな」
「メリオダスどうしたの? 顔色が悪くてよ」
↓
「メラスキュラどうした? 顔が悪いぜ」
メラスキュラは「顔色」が悪いと言ってるのに、メリオダスは「顔」が悪いと言い返してるのが、笑いドコロというか、団長3000年以上生きてるのに思ってた以上に子供っぽいなというか(苦笑)。
メリオダスが「顔が悪い」と言った通り、今回はメラスキュラの変顔がページの半分以上を使った大ゴマで描かれていて、面白いと思う以前に少し戸惑いました。メラスキュラは美少女キャラだと思ってたから。
メラスキュラは敵だし いけすかない性格だし、仲間になったりせず倒されて退場するんでいいやと思ってますけど(ヒドイ)、美少女だったのが ここまで救いようなく変顔に描かれたのは、違和感&気の毒で、個人的には笑いづらかったかも。(;^ω^)
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羽と鎧
第225話にて、キングの鎧の背中が描かれていました。
羽を出す部分に丸い穴が開けてあり、その穴二つをスリットが繋いでいる。ちょうど鈴や木魚の穴みたいな形。
なるほど、これなら鎧から羽を出して脱ぎ着もし易そうだし、動かし易そうだなあ。羽を出すため乱雑に穴を こじ開けたんじゃなく、ちゃんと鎧職人さんが綺麗に穴を開けてくれてたのね、と思っていました。
ところが。
次の226話だと、鎧の背中に例の穴はなく、鎧に こじ開けた小さな穴から羽が出てる…もしくは、羽が鎧の背中から直接生えてるみたいになってるじゃないですか?
んんんん?
そして、今回も226話と同じく、鎧から羽が生えてるみたいな感じでした。
うーん。
鎧の背中の形状が変化してる?
メタ的に考えれば、単に、225話の時点で背中のデザインが固まってなかっただけなんでしょう。
だが、ここは あえてコジツケール(笑)。
キングの鎧って、もしかして、キングの意思で形が変わり得るモノなんじゃないですか?
<大罪>の神器と鎧は、バルトラ王から賜ったものだという設定です。
しかしキングの神器は、恐らく、元々 彼の持ち物だったと思われるモノ。
同じように、キングの鎧もバルトラ王から与えられたモノではなく、キングの自前なのかも。
妖精族は花弁や葉っぱを魔法で変化させて服を作ります。
キングは第26話で、着てる服をパッと変えたこともありましたね。
そんな要領で、自分の鎧も自分で作ったのかも?
つまり、シャスティフォルと同じく、鋼に見えるけど、実は植物で出来てるのかも。
だとすれば、この三日間キングが鎧を着っぱなしだったのも、おかしなことではなかったのかもしれません。実は軽くて、長時間着てても疲れないのかもね?
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いや。
キングの鎧が金属ではないのなら、単行本連載の番外編『祭壇の王』(23巻収録分)で、王国騎士時代にドルイドの聖地に行った時、「ドルイド族は金属を好まないので、鎧も武器も禁止」という理由で鎧を脱いでたエピソードと矛盾するんですけどね。(^^;)
説A
当時は金属の鎧を着ていたが、今は違う
説B
本当は脱ぐ必要がなかったが、メリオダスやバンらに付き合って脱いだ
…と考えればいいか?
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このドヤ顔である
<大罪>の強さをメラスキュラに自慢したメリオダスさん。
いや、うん…。仲間自慢をするメリオダスさんは可愛いけどさ。
敵の<十戒>にまで「<十戒>を倒すために集まった運命の仲間だ」と自慢するくらいなら、当の<大罪>たちにも それをちゃんと説明してあげてくださいよ(汗)。
第224話で
「…そして
現在 バルトラの予兆で知ることができた」「<十戒>の復活と<七つの大罪>集結を」
とだけ言って終わってたけど、まさかアレで必要なことを説明し終えたつもりだなんて言わないですよね?
上記の台詞だけだと、メリオダスが<大罪>を「<十戒>を倒し、自分とエリザベスの呪いを解くために必要な希望・運命の仲間」と考えていることは、全然伝わりませんよ? 「悪かったな お前らを騙すような形になっちまってよ…」と言ってたけど、肝心なこと言っておらぬ。
メリオダスは無駄にプライド高い(超負けず嫌いな)んだなと、ガランに「ほんの挨拶」しに行ったエピソードで思いましたけど。仲間に説明して頭を下げて協力を募るのがカッコ悪いと思ってるのかな?
仲間たちは優しいし、メリオダスとエリザベスのこと好きだから、頭下げなくても協力してくれますよ、そりゃ。
でも「仲間だから言わなくてもいい」ってのは どうなのかな…。と思います。
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次回が憂鬱な予感…。
ディアンヌが怨霊に取り憑かれ、エリザベス&エレインが出動…
それは、キングがディアンヌを助ける展開にはならないと、ほぼ確定しているということ。
落ち込むディアンヌを目覚めたエリザベスが優しく慰めて、エリザベスを輝かせるエピソードにするんだろうとは思ってましたが(そのために、わざわざディアンヌに「記憶を取り戻そう」と言わせて『負い目を持たせた』んでしょうから)、ここまで悲惨なことになるとは思わなかった。
敵に取り憑かれて暴走するダメダメなディアンヌを、死が迫っているのにもかかわらず優しさと心の強さを失わないエリザベスが聖なる友情パワーで救っちゃう、かあ。
ディアンヌの『負い目』は増えるばかりですね。
うん。
メインヒロインはエリザベスだから仕方ないけど。正直、友情を描くなら、一方ばかりが下がる展開は避けてほしかったです。
エリザベスが目覚めるのはキャメロットに突入してからだと思っていました。キャメロットでの最終決戦で最終兵器的に出てくるのかと。
だって覚醒エリザベスって、もはや超チートキャラでしょう? 神に次いで強いんですもん。
戦闘キャラとして彼女が戦場に出てきたら、他のキャラが ますます霞む…(苦笑)。
彼女の無双を見るより、<大罪>たちの活躍が見たいのです…。 スミマセン…。
その可能性は低いとは思いますが、エリザベスが聖なるパワーでエレインを完全に生き返らせる、とかは、出来れば勘弁してほしいかなあ。
エリザベス(ヒロイン)をそこまで都合のいい万能存在にしてほしくないので。