『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪』第218話 また会えたね

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週刊少年マガジン 2017年25号[2017年5月24日発売] [雑誌] | 

第218話 また会えたね

  • 「そんなことしちゃダメーーーーッ!!!」
    バキッ
    ディアンヌの飛び蹴りで、勢いよくゴウセルは吹っ飛んだ。
  • しかし宙で回転して足から着地。勢いを止められず地を滑って背中から壁に激突しそうになったものの、右手を壁に打ち付けることで回避した。
    「何をするディアンヌ
  • ゴウセル… キミは今 ボクにかけたものと同じ技を自分に… 自分で自分の記憶を消そうとしたね!?」
    人間サイズの巨人の少女は、ファイティングポーズを取りながら険しい顔で睨みつける。
    「それって… 何かを思い出しかけているってことじゃないの?」
  • 微かながら、ゴウセルは不愉快そうに眉根を寄せた。
    「…………」「発生したノイズを消去しようとしていただけだ」
    「それが もしキミの心……だったら?」
    「俺に心は存在しない」と、取りつく島なく言い切るや、
    「邪魔をするな」
    ゴウセルは両腕を交差させて、人さし指から闇色の光弾を撃ち放った。
  • 身を反らして避けるディアンヌ
    間断入れず撃ち続けられる光弾の全てを綺麗に避けていった。
  • 一ヶ月ほど前に彼女と戦った際も くるくる避けていたが、あの時は『避けるため』の最小限の動きだったものが、今は いやに動作が大きい。
    背を反らし、片足立って身を屈め、大きく腕を広げて回転する。
    無駄な動きに見えたが、それにしては軽々と避け続けているし、意図が感じられた。微笑みを浮かべ、手足の先まで伸ばして、くるりフワリと宙を舞う。
    そう、これは舞いだ。彼女は踊っている。
  • 休まず光弾を撃ち続けながら、ゴウセルは体内に搭載された『バロールの魔眼』を起動させた。
    「攻撃を かわしつづける度に闘級が急上昇」「何が起きている?」
  • いつしか、ディアンヌの踏み鳴らす大地から魔力が渦を巻いて涌き上がり、高まりと共に瓦礫さえ舞い上がらせている。

  • その頃、市街を駆けていたメリオダスとバンが、ハッと足を止めていた。
    「この魔力… ディアンヌ!?」
    「城の方からだ」

  • 「ありえない…」
    大地の魔力に包まれたディアンヌに対峙して、ゴウセルは呟く。
    「闘級… 1万5100!!?」
    つい先日まで、巨人時でも闘級3250、人間サイズだと2330程度しかなかったというのに。
  • 踊りをやめたディアンヌが、ゆっくりと歩み寄ってくる。
    「このまま踊り続ければ もっともっと力を上げることもできる」「――――でも今はキミと戦うことが目的じゃないからね」
    ◆限界はないんでしょうか? キングだって羽が無い時期は身に余る大きな力を使うと血を噴いてましたし、バンだって敵から盗める力に上限はありましたし、器的な限界はあるだろうと思うのですが。
  • じり…と後ろに下がりながらゴウセルは演算した結果を読み上げた。
    「今の状況での勝率4%」「逃走成功確率36%……」
    言うや、身を翻して全力で走り出す。
  • ゴウセル!?」と、ディアンヌが叫んだ。
  • ゴウセルは走る。
    あえて道なりに逃走することを選んだのは、通行人と遭遇した方が逃走確率が上がると判断したためだ。
    「通行人が一人いればディアンヌは攻撃を躊躇 …確率は65%に上昇アップ」「人口密集地帯に入れば91%に上昇アップ
    王城は都市の中心にある。人ごみに逃げ込むのに時間はかからない。
  • が。
    「!!!」
    ハッと目を見開いて、ゴウセルは足に急制動をかけた。
    アーチ通路の出口を天井近くまで塞いで大きな影が立ちはだかっている。その傍らに浮かぶ小柄な影。
    巨大な豹紋のクマ…真・守護獣ガーディアンを従えた妖精王キングが待ち受けていたのだ。
  • 「キング… お前まで…」「闘級」「4万1600!!?」
    冷徹な瞳で見下ろす少年は、見逃す気など さらさらなさそうである。
    「逃走成功確率――」「2%に下降ダウン!!」
  • 現状、逃走は ほぼ不可能。留まってゴウセルは呟いた。
    「理解不能… なぜ短期間で闘級を急上昇させることが?」
    つい先日までキングの闘級は4190だった。ほぼ十倍に膨れ上がっている。「フ…」
    澄まして微笑んだキングだったが。
    「背中に生えた微小な羽が その原因か?」
    指摘すると、赤くなって拳を振った。
    「一言多い!!」
  • その時である。
    「ちょっとアンタたち さっきから 何を騒いでいるのさ!?」
    横手の道から歩いてきた誰かが呼びかけたのは。
  • 「!!」「来ちゃいけない ここは危険だ!!」
    キングが叫んだと同時に、ゴウセルは人影に飛び掛かっていた。
    「すまないな 逃走のための人質にさせてもらう!」
    「わっ!!!」
    色気のない悲鳴をあげた人物の顔を確認した途端、ゴウセルの動きが止まった。
  • 「<七つの大罪>…ゴウセル?」
    唖然として見上げている彼女は、リオネス王国第二王女のベロニカだ。稽古帰りだったのだろう、抜身の長剣を持っている。
    「あんたたち ここで何を?」
    見知っているはずの彼女の顔に、何故か、よく似た別人の顔が重なって見えた。ウェーブした髪を耳の横で切り揃え、小ぶりの耳飾りを着けた、彼女は……。
    ◆ベロニカは、亡き伯母ナージャに似た顔立ちをしているという設定。
    ……ゴウセル、今まで一度も反応したことなかったけど、考えてみたら成長したベロニカと間近に顔を合わせたのは これが初めてだったのかな?
  • 「いや… だ」
    フラッ…とよろめいて、困惑するベロニカから仰のくように離れると、ゴウセルは両手に闇色の光をまとわせた。そのまま己の頭を抱えようとする。
  • そこに駆け寄る人影。
    ガッ
    追いついたディアンヌゴウセルの両手を摑み、強引に頭から引き剥がしたのだった。
  • 「ベロニカ様は早く城内へ!!!」
    「よ… よく わかんないけど わかったよ!!」
    キングが鋭く指示すれば、珍しく素直にベロニカは身を翻す。
  • その間にも、ゴウセルディアンヌの力比べは続いていた。無表情に己の頭に触れようとし続けるゴウセルと、歯を食いしばって押さえ続けるディアンヌ
    「…どうして そう簡単に記憶を消そうとするの?」
    「俺は このノイズを もう一度 消去せねば… ならない」
    「…え? 今なんて」
    目を丸くして問えば、虚ろな目ながらゴウセル本人も「もう一度………?」と呟いていた。
    「そうだ…… 俺は前に一度… 自分の記憶を消去した…」「なのに… まだ… 消えない」「どうして どうして…………どうし…」
  • 虚ろな表情から一転。
    「ああぁああああぁぁあ」
    ゴウセルは のけぞって絶叫していた。
  • 「!!!」
    息を呑むディアンヌ
  • 「ああああぁぁあああああ!!!」
    「どうしたのゴウセル!?」
    狼狽えて力を緩めようとした時、
    「手を放すなディアンヌ!!!」
    見透かしたように女声が響いた。
    「マーリン」
    上空、キングと並ぶ高さに女魔術師が現れている。
  • 「お前の精神が不安定な理由が ようやくわかった」「記憶を思い出しかける度に お前自身が暴走という形で拒絶反応を起こしていたのだろう」
    そう語り、「これも原因の一つだ」と、持っていた金属の心臓ハートを、手のひらから20cmほど上に フワッ と浮かせた。
    「心臓の病で早逝した国王の姉ナージャを生き返らせるため」「お前が与えたモノだそうだな」
  • キングがハッと息を呑んで顔を強張らせ、ディアンヌは驚いたようにゴウセルを見つめる。
  • 「…しかし ナージャが蘇ることはなかった」「お前はショックのあまり 自ら心臓これを城の地下へ投げ捨て 記憶も消し去った」
  • 「………いやだ」
    ゴウセルの目の焦点がぼやけていた。
    「いらない」「記憶も …心も」「全部いらない」
    ◆あんなに「心と感情が欲しい」と、王都中の人間を気絶させる騒ぎまで起こして みんなに迷惑かけて回ってたくせにー(苦笑)。
  • ゴウセル……!」
    キングが痛ましそうに彼を見つめる。
  • 「…お願いだ 俺を――」「壊してくれ…」
    俯いて細かく体を震わせた彼の両手を掴んだまま、デイアンヌが声を大に叱りつけていた。
    「しっかりしろ!!! ゴウセル!!!」
  • ビクリと顔を上げるゴウセル
  • 「辛かったらボクらがいる!!!」「<七つの大罪>のみんなが…!!!」「辛い記憶の中にも大切な思い出はあるはずだよ」「思い出してゴウセル!!」
  • その瞬間。
    ゴウセルの中に、どっと記憶が溢れた。
    『私はナージャ
    『あなたを嫌いになんてならないから安心して』
    笑う彼女の顔。
    『私の宝物をあげる!!』
    一緒に読んだ物語の本。
    『そんなに寂しかったの? ごめんなさい』『よしよし』
    頭を撫でてくれた優しい手。
    ゴウセル あなた魔法使いなの!?』
    驚いて、すぐにキラキラと輝いた瞳。
    『ここに在るのは同じ心』
    『ごめんねゴウセル
    哀しく微笑んで、そして彼女は言ってくれた。
    『あなたは もう彼の夢を叶えてあげてるじゃない』
    そうだ。人形の自分に、同じ名と魔法の心臓をくれた、あの人は。
    ゴウセル』『…お前は 俺の叶えられなかった夢を叶えてくれ』

  • 手の中に浮かべた魔法の心臓を横目で見やり、マーリンが語った。
    「少々調べてみたが この箱には はなから「心の魔法」など込められていない」「いいや… そもそも「心の魔法」など存在しないのだ…」
  • 「え…」「それじゃ… ゴウセルの心は 今どこに?」
    戸惑うキングに目を向け、魔女は告げる。
    ゴウセル自身の中に存在している」「今も昔も――な」

  • ゴウセルの両腕から力が抜けた。再び俯いた顔を見て「!!」ディアンヌが息を呑む。
  • 「俺に… …心?」
    ゆっくりと顔を上げるゴウセル
    「そうだよゴウセル
    ディアンヌは微笑みかけた。
    「その涙が何よりの証拠だよ」
    ゴウセルの両目から、とめどなく流れ落ちている涙。
  • ナージャ…)(ゴウセル!!)
    感情が弾けると同時に、ゴウセルの全身からシュワッと魔力が噴き上がった。
  • 驚いて手を放し、半歩下がるディアンヌ

  • ゴウセルの魔力が急激に高まった!!!」
    まるで、3000年前の世界で会った時のような。
    驚愕するキングに、得たりとばかりのマーリン。
    「これが本来の魔力なのだろう 記憶の回帰と共に魔力が戻ったのだ」
    見下ろしながら満足げに魔女は微笑む。
    ゴウセル… お前は偉大なる術士の生涯最高傑作だ」「心を持っていても なんら不思議なことはない…」

  • 噴き上がる魔力が、涙を丸い水滴にして空へ散らしていった。
    「俺は……」「自分自身の手で心を閉ざしていた」
    瞑っていた目を、ゆっくりと開けていくゴウセル
    「大切な人たちとの思い出を」「失った痛みと一緒に忘れようとしていた」
    琥珀の瞳で、目の前の友人を真っ直ぐに見つめる。まなじりに宝石のように涙を浮かべたまま。
    「ありがとうディアンヌ」「俺を正しい方向に導いてくれて」
  • 刻還ときがえりの術で行った3000年前の世界が本当に現代と繋がっているのかは判らない。ゴウセルが覚えているのかも。だが、細かいことはどうでもいい。
    今、ディアンヌが嬉しく思うのは、あの世界での別れ際に彼と交わした約束を守れたということ。

    『…また会おうね ディアンヌ

    「…また会えたね」
    再び出会えた友人に、ディアンヌは笑いかけた。
  • 泣き笑いのゴウセルは、指先で眼鏡の下の涙を払う。ばっと両腕を広げ、子供のような笑顔でディアンヌに駆け寄ってきた。抱きしめようと。
  • 「!!」
    そんな振る舞いに慣れないディアンヌが思わず身を退きかけた、次の瞬間。
  • ゴチンッ
  • ゴウセルの顎と、飛び降りて割り込んだキングの頭が正面衝突していた。
  • 「どうして邪魔するの キング?」
    無邪気なのか確信犯か、笑って尋ねるゴウセル(無傷)と、大きな たんこぶを作ってプンプン怒っているキング。
    「邪魔したいからに決まってるだろ!!」
    「アハハハ」
    二人のやり取りに、ディアンヌは明るく笑うのだった。
    ◆この場面、無邪気にディアンヌに抱きつこうとしたゴウセルは、外伝で「嫌われなくてよかった」とナージャに抱きついた場面を彷彿とさせました。そこからナージャと恋愛関係になっていったんでしたよね。
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    もしキングがディアンヌと恋愛関係になっていなかったら、ゴウセルディアンヌに二回目の恋をしたのかもなあと思わされました。


  • 「ねえ マーリン… 結局 この心臓は なんだったのかな?」
    ひと段落ついてから、魔法の心臓を手にとってディアンヌは訊ねた。
    「己を人形と嘆く息子を慰めるための一種のお守り… と言ったところだ」
    「……そっか」
  • 「どうやら今回はオレらの出番はなかったみてぇだな」
    馴染んだ声が聞こえて、顔を向けたディアンヌは笑顔になる。
    「団長!! バン!!」
    小高い場所に しゃがんで眺めているメリオダスと、その後ろで「どーなってんだ?」と胡乱な顔をしているバンがいた。
  • 「ゲホッ」ゴウセルくんは…見つかりました?」
    やがてアーチの向こうに見えたのは、フラフラしながら近づいてくるエスカノール。ディアンヌは手を振って呼びかけた。
    エスカノール遅いよ~~? これで みんなそろったね!!」
    「ハヒッ」「やっぱり僕が 一番 最後…」
  • 「今日は<七つの大罪われら>にとって祝いの日だ 盛大に呑もうぞ 団長殿」
    マーリンが提案する。
    「やったぁっ!! 団長のおごり!?」と“勝者”のディアンヌが はしゃげば「オレか!?」とメリオダスが声を高くした。
  • 「いつまでも ふくれてないで みんなのところに行こうよ」
    子供のような笑顔で、ゴウセルがキングを促している。
    「…調子 狂うなあ」
    むっつりと腕を組んでキングは呟いた。恋人に手を出されかけた(?)のだ。警戒は必至だが、この性格の変わりようには戸惑ってしまう。彼にこれほど親しげに話しかけられたことなど、未だかつてないのだから。
  • お構いなしに二人の間に飛び込んだディアンヌが、力強く両方と腕を組んだ。二人を繋ぐように。キングを引き寄せて自分の頬と くっつければ機嫌も治る。
  • いつもの調子のメリオダスとバン。ゆっくり近づいてくるマーリンとエスカノール。
  • 七人の英雄たちは笑い合いながら集合し、再び歩き始めた。
  • 次回「英雄たちの休息」

ゴウセルの過去・正体に関わる物語は、これで概ね終了ということかと思います。

振り返ってみると、ゴウセル関連の伏線は「思わせぶり」が過剰だったかも。

第197話で「俺は<十戒>……「無欲」の…ゴウセル キュピーーン」と呟いてデスピアスを戦慄させてたのとか、何だったんだアレ(苦笑)。

 

ゴウセル関連の設定は、途中で多少の変更を加えたか、そうでないなら、あまり固まってないまま話を進めたのかなと思わせられる部分が多かったです。

 

当初マーリンは、ゴウセルに鎧や薬や腕輪を与えて、魔力や自我を抑えようとしている風に描かれていました。まるで危険な怪物を縛りつけようとでもしているかのように。

 

今回の話で「ゴウセルの精神が不安定で暴走しやすかったからだ」と説明されたわけですが。

ナージャの記憶を思い出しかける度に暴走していた、という説明は、これまで描かれてきたエピソードとは、実際はあまり噛み合ってないですよね。

 

だって今までゴウセルが見せてきた「暴走」は、「心が欲しいから」という理由で行われた他者の記憶の書き換えと、他者の感情の観察です。

心を消したいどころか、反対に、心が欲しいと言って暴れてたじゃないですか。

 

フラウドリンが語ったゴウセルの情報(聖戦前に姿を消した、戒禁で記憶と感情を失って自分が<十戒>だったことを忘れている)が実際とは全く違っていることを含め、これらのズレは、やっぱ、途中で設定を変更したってことかなあと。

 

思えば、ガランに<大罪>大敗した後、ゴウセルは一度、マーリン曰く<大罪>から「逃亡」しようとしたこともありましたよね。

単行本16巻 描きおろしの扉絵にて、

「…お前たちとは ここでお別れだ」「俺にはやらねばならない事がある」

と穏やかに笑いながら、目的を持った様子で どこかへ「逃亡」しかけた様子が描かれてましたけど、これも、「ナージャとの記憶を思い出したくないだけでしかなかった」のなら、どこへ行って何をせねばならぬ必要があったんだよと(笑)。

 

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ディアンヌ、キング、ゴウセルが まとめて闘級アップ

 

上がってくれて、とても嬉しかったです。

ディアンヌの上限とゴウセルの具体的な数字は まだ伏せられてますが、とりあえずキングは4万になり、<十戒>と搦め手を使わずとも戦えるレベルには なってくれてホッとしました。

 

ただ。

遅すぎ。

今さら4万程度になっても役に立てないじゃん。

という気分になったのも確かです。

 

ガランにキャメロットで大敗した、あの衝撃の展開が来た当時は、これから<大罪>全員が並行的に強くなって、それぞれ<十戒>を倒すんだろうと思ってました。

しかし実際は、それからリアルで2年、ひたすら「メリオダスだけ」闘級アップ、アップ、アップ! あとはエスカノールとマーリンが「元々強かった」チート仕様。(ついでに、修行もしてなけりゃ神器も持ってないバンが、何故か<十戒>と まあ対等に戦える謎もアリ。そんなに強かったなら なぜ灰色ヘンディに苦戦したのか…)

 

闘級2万~5万クラスの<十戒>は、彼らでほぼ倒してしまい、残っていると思しきエスタロッサやゼルドリスは闘級6万クラス。

展開的にもメリオダスエスカノールが倒すことになるでしょうから、闘級が4万程度にアップしたところで、活躍の場がないことは、もはや確定しているわけです。

せいぜいラスボス戦で皆と一緒に何かサポートするくらいか?

 

 

 

キングとディアンヌは、一応「心で」グロキシニアとドロールを負かしたということになるんでしょう。彼らを味方に戻したのだから、倒すより凄いと言えるのかもしれません。

けど実際の戦闘ではボロ負けだし。

「アタシらを超えてもらうっス」と言われて修業したけれど、終えても、現時点で始祖王たちより1万は下の闘級にしか至ってません。

それに、現時点のメリオダスの闘級は6万ですけど、どうせすぐ10万とかになるんでしょう?

いつまで経っても追いつかないし、並べないのだろうか…?

杞憂かもしれませんし、戦闘が全てじゃないだろと怒られるかもしれませんけど、ちょっと切ないですね。 

 

 

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