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『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

【感想】『七つの大罪』第195話 リオネス防衛戦終結!

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週刊少年マガジン 2016年46号[2016年10月12日発売] [雑誌]

第195話 リオネス防衛戦終結!

  • 暗黒の力を纏い、メリオダスは邪悪に嗤って語りかける。
    「決着をつけようぜフラウドリン」「今度こそ跡形もなく てめえを この世から消してやる」
  • 冷や汗を流すフラウドリン。
    「メリオダス… き…貴様の その魔力はまるで…」「まるで かつての――――…!!」
    そこで言葉を呑み、やけくそのように襲い掛かった。
    「ぬああああああああ!!!」
  • 彼の手が振り下ろされるより速く、ドンと地を蹴るメリオダス。
    ドン ドン ドン ドン ドン
    闇の翼を出さずとも飛行は自在。己の全身を弾丸となして頭から幾度も突っ込み、殆ど一瞬で、フラウドリンの巨体を縦横無尽に貫いていた。

  • 完璧なる立方体パーフェクト・キューブ」内から見下ろしながら、冷や汗を流して唖然とする聖騎士たちと王族たち。
    バンは、冷や汗を流しつつも誇らしげな笑みを浮かべている。

  • ザムッと瓦礫を踏んでメリオダスが降り立った時には、背中合わせに立つフラウドリンの身体は蜂の巣状に無数に穿たれていた。
    ◆ドレファスが開けた胸や右脛の穴は、もう消えています。治癒は速いのかな?
  • 「ゴボ!!」と血を吐き、フラウドリンは肩越しにメリオダスを睨む。
    「化け…物が…!!」
    恐ろしげに吐き捨てた身体が見る間に縮んで元の大きさに戻り、両手両膝をついて、再び血を吐いた。
    「がはっ…!!!」

  • 「あの<十戒>相手に圧倒的じゃんか!!!」
    驚くハウザーに、マーリンは すまし顔で微笑む。
    「…当然だろう」「フラウドリン闘級3万1000に対し 団長殿の闘級は ほぼ倍」「魔神化した状態では それを更に上回るのだからな…」

  • へたり込んだフラウドリンは、断続的に血に むせていた。
    「ごほっ…」「三千年前も… 16年前も 貴様が甘ったるい夢に ひたっていた間…」「我らは女神族への… 貴様への復讐だけを 焦がれ 待ちつづけた」
  • 恨み言に構った様子なく、メリオダスは スタスタと歩み寄る。
    両手をついたフラウドリンが顔を上げると、ちょうど彼と向き合う高さだ。
    「……」
    飄々とした少年の顔から感情は窺えない。無言でフラウドリンを見つめ、その頬を ほんの軽く、ぺちぺちと叩く。
    「俺も似たようなもんさ……」
    穏やかに そう言うや。
    パァンッ
    強烈な平手打ちで、フラウドリンは顔から吹っ飛んで地面に激突していた。
    ◆「俺も似たようなもん」とは、どういう意味なのでしょう。
    16年前にリズを殺されて以来、復讐を焦がれ待ちつづけていたという意味?
    3000年前に「エリザベス」を失い・呪いをかけられて以来、魔神王や女神族への復讐に焦がれていたという意味?
  • 「まだ死ぬんじゃねぇぞ~~~~?」
    ニヤニヤ嗤うメリオダスが、仰向けに転がったフラウドリンのもとへ、また スタスタと歩いていく。

  • バンの顔に微量の困惑が浮かんだ。
    「オイ… 団ちょらしくねぇ戦い方やりかただな……」

  • いたぶられている。力の差は歴然だ。
    「…!!」
    懐かしいメリオダスの言動を実感して、フラウドリンの脳裏に過去の記憶がよぎった。
    三千年前の魔界。未だ『あの方』が姿を消していなかった、あの頃の。

  • 『メリオダス様が魔神族われらを裏切った!?』
    『らしいな』『共に行動していたアラナクとゼノを殺して消えた』
    思わず叫んだフラウドリンに、『あの方』は普段通りの口調で返した。
    ◆聖戦前に殺された<十戒>二人の名が判明。
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    身体の形や大きさから見て、シルヴァン似の ちびロボット(?)とスゴイ髭のマッチョおじさんでしょうか。
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    どっちがアラナクでゼノだったんでしょうね。

    …とゆーことは、六本腕の巨人さんが、その後 別件(聖戦?)で死んだのか。
  • 『なんということだ… では! あの方は女神族との戦いから逃げたのですか!?』
    すると、いきり立つフラウドリンを制して『あの方』は…<十戒>「無欲」のゴウセルは、言ったのだ。
    『その表現は的確ではない』
    『?』
    『逃げたのではなく 愛する存在のための戦いに身を投じたのだ』
    僅かに笑んで、フラウドリンに問いかける。
    『お前には わかるか?』
  • そう問われたとき、フラウドリンはいささかも迷わなかった。
    『私には………』『わかりません』

  • よろめきながら、フラウドリンは立ち上がった。
    「我は… 魔神王の精鋭… <十戒>……」「「無欲」のフラウドリン」
    自分は『あの方』が空けた席を埋めた。その誇りを守り続けるのこそが、己に課した務めなのだ。
  • メリオダスは鼻で笑う。
    「てめえは魔神王に<十戒>を与えられちゃいねえ」「所詮はの代理だろ…」
  • 「黙れ裏切り者!!! 俺には魔神族の誇りがある!!!」「貴様が失った誇りがなぁっ!!!」
    胸の大きな口で怒鳴り、フラウドリンは両腕を交差させて全身に力を込めた。
    「が…あああああ…」

  • 「なんだ……?」
    見ている聖騎士たちやドレファスが訝しむ。
    「様子がおかしい」

  • 力を込め続けるフラウドリンの体が漆黒に染まり、渦巻く魔力で瓦礫が宙を舞った。
    「ザラトラスが いいヒントをくれた…」「俺もタダで死ぬつもりはない!!」
  • 「フン」
    またも、メリオダスは鼻で笑う。

  • マーリンが少し面白そうに言った。
    「全生命と引き換えの自爆とはな」
    ヘンドリクセンとハウザーが声を揃える。
    「「じっ」」「「自爆!!?」」
    「安心するがいい “完璧なる立方体パーフェクト・キューブ”を破壊することはできん」
    「い… いや そういう問題じゃなくて」
    二人の動揺の意味が、賢いはずのマーリンに通じた様子はない。「無論 団長殿もな…」と、またも少しずれた補足が返っただけだった。
    ◆「完なる立方体」と「完なる立方体」って紛らわしいですよね。

  • 高まる魔力で、フラウドリンを中心に地に亀裂が走る。
    渦巻く風に髪をなびかせて、メリオダスは何ほどもなく嗤っていた。マーリンと同じように。
    フラウドリンも笑う。
    「いつまで その薄ら笑いを浮かべていられるかな…?」「くっくっくっ… たとえ貴様を討てずとも…」王国リオネスを地図から消すことぐらいはできよう」「貴様のせいで 僅かに隠れ生きのびている人間どもは全員死ぬことになるんだ!!」
    闇に染まった胴体、その中心の、人間なら心臓のある位置へ、岩の下の溶岩のように赤黒く光の亀裂が集まる。
    「…共に数えようか ラストショーまでのカウントダウンを!!!」
    メリオダスを睨み、大きな声で数え始めた。
    「10…」
  • メリオダスが笑みを消す。つまらなさそうに。
    「死ぬなら早くしろ」「眠くなってきたぜ…」
  • 「……!!」
    唖然として、フラウドリンはどっと冷や汗を噴き出した。
    ◆人間を殺す・リオネス王国を消滅させることで、メリオダスの心を傷つけることができると思っていたフラウドリンさんは、10年で かなり人間に感化されていたのでしょう。裏返せば、それらに価値があると思っているってことだから。

    そもそもメリオダスは、今回 魔神王に感情を喰われる以前、16年前のダナフォールで既に、王国を地図から消し、恐らく僅かに生きのびていただろう人々を殺しています。「自分で」それをやってるのですよね。
    でも彼が悔やむのは「リズを守れなかったこと」。(その怒りでダナフォールを消した。)国を消したことには、現時点までの描写では、リズの思い出と結びついた喪失感はあれど、さしたる罪悪感はないように見えます。生き残りのケインの前でも堂々としたものでした。

  • 「あいつ… やっぱりロクデナシの悪党じゃないか!!」
    ベロニカが透明な壁を内側からドンと叩く。やっぱりエリーには相応しくない。それに今、自爆しようとする魔神のすぐ傍には。
    「ドレファス!! グリアモール!!」
    魔神の傍に取り残されている二人の名を、ヘンドリクセンが叫んだ。
    バルトラ王は無言で、しかし食い入るように状況を見ている。
  • バンが強い困惑を浮かべて仲間に問うた。
    「マーリン… 団ちょは策があって奴を煽ってんのか?」
    「………………」
    珍しく即答せず、彼女は訝しげに考え込んでいる。

  • フラウドリンは開き直ったようだった。メリオダスは倒せない。自爆しても嫌がらせにもならない。ならば。
    「ドレファス… せめて貴様には あの世に付き合ってもらうぞ…」
    背後に感じる、10年来の相棒の気配に告げた。「……息子には気の毒だがな」
  • 最早ここまでか。ドレファスは息子を強く抱き寄せる。
    「…大丈夫だグリアモール」「…最期まで 父さんは お前と一緒だ…!!」
  • 「・・・」「やだ」
    すると。半泣きの息子は、スルッと父の腕から逃れたのだ。
  • 「グリアモーール!!」
    ドレファスの叫びに、フラウドリンがハッとしたように目を向けた。その左くるぶしに しがみついた少年から、球状に「障壁ウォール」が展開される。彼とフラウドリン、二人だけを包み込んで。
  • 「な…!!?」
    ぎょっと目を剥くフラウドリン。
  • 「お父さんを…………」「みんなを…殺さないで」
    子供の目からは涙が溢れ続けていた。恐ろしいのだろう。それでも魔神に訴える。
  • メリオダスは無言で見つめていた。何もせずに。
  • 「何をする気なんだ!!?」
    ドレファスは焦って岩肌を滑り降りる。
    まさか、あの臆病で泣き虫な子が、爆発を障壁内部に封じ込め、自らを犠牲にしてでも周囲を守ろうというのか。

  • 「あのバカ…」
    呟いたハウザーを乱暴に押しのけて、ベロニカが透明な壁に貼りついた。
    「グリアモール やめてーー!!!」
    涙を浮かべて、眼下の少年に叫ぶ。

  • 駆け寄ったドレファスもまた、泣きながら堅牢な障壁を殴り続けていた。
    「ダメだ!! ダメだ!! 早く魔力を解けグリアモール!!」
  • そして。同じ言葉を、しがみつかれたフラウドリンも叫んだのである。
    「放せ!!」「魔力を解くんだグリアモール!!」
  • 子供は離れない。涙と冷や汗と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしているのに、ぶんぶんと首を左右に振った。
  • 「頼む…」「いい子だから!!」
    まるで懇願のように言い聞かせるフラウドリン。
  • 「うおぉお!!!」
    障壁を殴るドレファスは、狂ったように泣き叫んでいた。
  • それでも、子供は首を左右に振り続けて離れない。
  • 自爆の時は迫る。フラウドリンの顔を、だらだらと冷や汗が流れ落ちた。そして。
    「わかった!!」
    ついに覚悟を決めたのである。
    「お前の父も… 誰も殺さない」
    優しく告げると、大きな手でソッ…と子供の頭を撫でた。
  • 子供が見上げる。
    「……約束」「してくれる?」
  • フラウドリンの体を覆っていた闇が、胸の中心にスウゥ…と集まって消えた。自爆は解除されたのだ。
    「ああ…」「だから この壁を消して… 父さんのもとへ行ってやれ」
  • ぐし…と鼻を鳴らして子供は涙を拭い、障壁は消え失せる。
    互いに駆け寄った父子は、笑顔と涙で堅く抱き合った。
  • 父子の喜びを背に感じながら、フラウドリンは呟く。
    「甘っちょろい夢に ひたっていたのは」「この俺のようだ…」
    育むべき子供が…『愛する存在』がいるという夢。

    『お前には わかるか?』

    三千年前のゴウセルの言葉が脳裏に蘇り、フラウドリンは苦笑を落とした。
    「…わかりたくなどありませんでしたよ」
  • メリオダスに向き直り、スッと顔を伏せる。
    「…殺せ」
    メリオダスには敵わない。誰も殺さないと約束した。ならばもう、この道しか残されていない。
  • メリオダスは無言でフラウドリンを見上げる。
  • 複雑な表情のドレファスに抱かれたグリアモールが、咄嗟に訴えた。
    「だめ…」
  • その時には、もう。
    ゴッ
    歪んだ笑みを浮かべたメリオダスが、闇をまとう拳を天に突き上げていた。
    ボン
    それだけでフラウドリンの腰から上は消し飛んでいる。跡形もない。

  • 冷酷なやり様に、バンが表情を険しくした。
    ハウザーは恐ろしげに目を剥き、マーリンは いつもの笑みを消している。

  • 粉砕された肉片は彼方まで飛び散り、晴れた空の下に儚く消えていった。
  • 次回「君がいるだけで」

回想シーンで、3000年前の魔界と思しき景色が出ました。

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割とスタンダードな「魔王の城」っぽいデザインではありますが。…ちょっとだけ、吸血鬼族の王がエジンバラ城を空間ごと歪めた時の景色に似ているなと思いました。

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闇の眷属は、塔がにょきにょきした感じの建築デザインが好きなんでしょうか?

(キングは「ひどい有様だ あの美しかったエジンバラ城の面影が まるでない」と評してたので、妖精族的には このデザインはイケてないようです。)

 

歪められたエジンバラ城へのキングの所感はもう一つ。「だ… 団長のミートパイみたいだ…」とも言っていました。

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12年前にメリオダスが作った あのパイは、実は懐かしい故郷の景色を模した、魔神族好みのものだったのかもしれない(笑)。

 

このミートパイ、部屋の外にいたマーリンが気付くくらい、血と肉の匂いが凄かったらしく、バンも「マジクサっ!!」と嫌がってました。

でも第190話扉絵を見るに、<十戒>達は、殺した竜の生肉を、自ら血まみれになりつつ、そのまま引き千切って豪快に貪り食べていました。

実は、血生臭さは魔神族には「美味しそうな匂い」なのでは。

とすれば、あの魔界ミートパイも、メリオダス的には美味しそうな香りで形もバッチリな、会心の出来だったのかも?

 

(3000年間文化も停止していた魔神族には、血抜き処理したり臭みを取る調理技術がなさそうですね。3000年の間に発展した人間族の酒に感動してたように、人間族の料理を食べても感動するんじゃないでしょうか。それとも、いやいや魂や生肉の新鮮な素材の味の方が美味い、と言うのかな。)

 

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デビルマンのバンツ

 

 

フラウドリンの真の姿が明かされたとき、気になったことがあります。

 

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ぜ…全裸っ……!!

パンツすら穿いてない。 

 

いやでも異形の魔神だし、見えないし(笑)、服着てなくても問題ない…よね?

と納得していたらば。

今回の、3000年前の回想シーンで。 

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服着てるやんけ!!

 

えっ。

昔は服着てたのに、今は着てないの。

…そうか。ドレファスを「着てた」のに、ザラトラスに無理やり脱がされたから、素っ裸になっちゃったんですね。そして全裸のまま戦う状況を強いられたのだわ。そう思うと可哀想。心もとなかったでしょうね…。

 

…と同情しかけたんですが、よくよく思い返してみたら、16年前にリズを殺した場面で既に全裸でした。

 

……露出狂か?

 

全裸男に恋人を殺された場面を目の当たりにしちゃ、そりゃ、メリオダスも なかなか怒りの悪夢から抜け出せなくなりますよね。

 

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3000年前のゴウセルのこと

 

ゴウセルが姿を消したのは聖戦前という話だったから、メリオダスが<十戒>二人を殺して(?)魔界を破壊して出奔した頃には、もういなかったんだろーと思ってたので、ビックリしました。 

メリオダスが出奔してから聖戦が起こるまで、かなり時間があったっぽいですね。

 

 

ゴウセルは、3000年前に自分の「無欲」の戒禁に呪われて、記憶と感情を失った。

…ということだったので、元のゴウセルは今とは かなり言動が違ってたのかな、人格も違う感じだったりしたのかなと想像していました。

 

今回、3000年前のゴウセルが登場したのを見ましたら。

あれれ。今と殆ど変わらないんじゃん(苦笑)。

 

服装は、前をはだけて へそを出して、ホットパンツとニーソックスという、女性寄りのユニ・セックスなもの。

今と服装の傾向が変わってません。

なんだ、記憶や感情が消えたと言っても、本人の嗜好はそのままなんだ。

(逆に言えば、彼の服装はちゃんと彼の好みで、個性の主張だったんですね。マーリン、ギーラ、スレイダーなど、服を選んだ人に着せ替えみたいに着せられてたのかと思っていました。)

 

また、口調も今と変わらない感じです。

台詞のフキダシが、今のゴウセルと同じ「直線的」に表現されていて、当時から感情の薄い・堅い喋り方だったと読み取れます。

 

そうか…。

じゃあ結局、記憶があるか ないかでしかないんですね。

 

流石に、当時から「人間の書いた物語」に没頭したり、本の登場人物になりきった「一人芝居」を 所構わず やったりはしてなかったんでしょうけども。

…女装を好むのは、昔からなのかもしれないなぁ(苦笑)。

 

 

さて。

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3000年前、ゴウセルはフラウドリンに問いました。

「(メリオダスは)逃げたのではなく 愛する存在のための戦いに身を投じたのだ」「お前には わかるか?」

 

これ、皆さんはどういう意味に解釈しました?

 

3000年前のゴウセルは、愛がどんなものか理解していて(自分自身に愛する人がいて)、メリオダスへの共感・理解と、愛を知らないフラウドリンへの揶揄として、こう言ったのでしょうか。

 

それとも、彼自身が概念でしか愛を知らず、非情のメリオダスさえ狂わせた「愛」というものに興味を持った故に、フラウドリンに こう尋ねたのでしょうか。

 

 

なんにせよ、彼がこの後、自らの戒禁に呪われて姿を消したのも、「愛」絡みなんでしょうか。

だからこそ、「力を取り戻す」…魔神としての記憶を取り戻すための有効な手段として、「真実の愛」を探求し続けているのかな、とか。

 

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メリオダスの変化のこと

 

メリオダスの親友で、今までは「魔神だろうとなかろうと 団ちょは団ちょだ」と言い切っていたバン。

しかし今回、メリオダスの冷酷な言動に違和感を抱き始めた風に描写されていました。

 

 

最初は、メリオダスの圧倒的な強さに、誇らしげに笑みを浮かべていましたが…

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 ↓

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戦闘相手をいたぶって楽しんでいたり、周囲を巻き込む自爆を告げられても(自分は死なないからと)構った様子がないのに戸惑い始め…

 ↓

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 自ら拳を収めた敵を、一片の情けもなく楽しそうに殺したメリオダスに、不満げな様子。

 

 

これ、どうなるんでしょうね。

たとえば、バンが「団ちょは もっと甘っちょろい奴だったはずだ、目を覚ませ!」と殴ったら、メリオダスが「目が覚めたぜ!」と友情パワーで元に戻るんでしょうか。

それとも「悪いのは団ちょの親父(魔神王)だ、団ちょは間違ってねえ」と魔神王を倒して、めでたしめでたしなんでしょうか。

はたまた、「少し様子がおかしかろうと、俺は団ちょを信じる」と見守って、エリザベスの愛がメリオダスに優しさを戻すんでしょうか。

 

 

 

この漫画には、「主人公は圧倒的に強い、絶対正しい」という主張があります。

展開の都合で主人公が負けたり失敗したりすると、「間を置かず」、非常に強いフォローがなされてきました。

 

たとえば

ガランに大敗→元々ガランより強いと明かし、ガランを圧倒的強さで叩きのめす

<十戒>に殺される→元々不死で<十戒>より強いと明かし、生き返って<十戒>を圧倒的強さで叩きのめす

といった具合です。

 

主人公が弱いと漫画の人気が落ちる、みたいな強迫観念でもあるのかなってくらい、極端で慌ただしい。

 

なので、今回のメリオダスの変化の件も、「メリオダスは正しい」という方向でフォローが来るのだろうなと予想しています(笑)。

全部演技でしたーとか、自力で元に戻りましたーとか。

 

とってもプライドが高いですよね。

なので、たとえば、バンら仲間に殴られてメリオダスが反省して自分を見つめ直す的な展開には、きっと ならない。

あくまでメリオダスは「正しく」、仲間たちの方が「疑うなんて自分たちが間違っていた」と反省して付いていく、という方向が選ばれるんじゃないでしょーか。(個人的には嫌だけど。)

 

 

今回、メリオダスが<十戒>という言葉を、集団の名前ではなく「戒禁」の意味で使っていました。

「てめえは魔神王に<十戒>を与えられちゃいねえ」

 

となると、<大罪>結成を企画した時にメリオダスが言った台詞

「大罪が戒めを討つ時だ…!!」

が、魔神族の精鋭部隊<十戒>を殺すという意味ではなく、

「魔神王が かけた全ての呪い(戒禁)を解く」

という意味だった、とゆー展開になるのかもしれません。

 

しかし、それだけでは まだ、「メリオダスは正しい」とするには足りない気がします。

呪いを解くことによって、聖戦と無関係の今を生きるブリタニアの人々にも、何か「良い事」がある(または、呪いを解かなければ何か災いがある)のでなければ。

 

なにしろ、罪のない人々が無残に殺されり苦しめられたりした描写が、既に たっぷり なされています。

敵を倒して聖戦を乗り越え「呪いを解いた」ところで、その全てが「メリオダスとエリザベスの愛を成就させるためだった」ということになってしまうと。

無関係の人たちの屍の山の上で「私たち、3000年の試練を乗り越えて幸せになりました♡」とやられても、素直に祝福し難くなってしまう。

 

…ので、何かまだ「戒めを討たねばならない納得できる理由(メリオダスら3000年前から生きてる連中の個人事情だけに収まらないもの)」があるといーなあと期待している次第でした。

 

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戒禁のこと

 

今まで、代替わりすると自動的に戒禁も移動する的に説明されてたのに。

それはフラウドリンの嘘で、本当は魔神王から直接 授けられなければならない?

 

となると

●<十戒>を抜けたメリオダスやゴウセルも、未だに戒禁を持っている(呪われている)可能性がある

●グロキシニアやドロールも、本当は戒禁を授かっていない可能性がある?

 

や、新入りのグレイロードが しっかり戒禁を持ってましたから、グロキシニアとドロールも ちゃんと戒禁を持っていると思います。

 

しかし、そうなると どうしてフラウドリンだけ戒禁を与えられていなかったのか?

…ゴウセルは<十戒>を辞めていない。フラウドリンはゴウセル休職中の臨時メンバーです、という扱いなのかな?

 

 

 

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