【感想】『七つの大罪』第174話 メリオダスVS.<十戒>
週刊少年マガジン 2016年25号[2016年5月18日発売] [雑誌]
- <十戒>達に取り囲まれた中、メリオダスはゼルドリスと睨み合った。
- リオネス王城で水晶玉を覗く面々は。
「<十戒>に… …囲まれた!!」
慄くヘンドリクセンの傍らで、ハウザーが動揺した顔で親友に呼びかける。
「お… おい ギル! あれ…!」「ドレファス聖騎士長!?」
<十戒>の中に、見慣れぬ鎧を着た見慣れた男がいる。魔神に憑かれたと聞いてはいたが、化け物共の中に平然と混じっていようとは。 - 「お父さん…」
目を瞠 った幼いグリアモールが、ヘンドリクセンの服を掴む手に力を込めた。 - マラキア暗殺団・エスタロがヘンドリクセンの背に怒鳴る。
「奴は お前と共に我が祖国 を滅ぼした張本人!!」「あんな化け物共と 今度は何を企んでいる!? 答えろヘンドリクセン!!」
ヘンドリクセンは振り向かず、唇を噛んで答えなかった。
◆無視かい(苦笑)。後でちゃんと説明してあげてね。 - 「あれ? でも一人足りてませんよ たしかガランという名の――…」顎に手を当てるアーサーの頭髪は、頭に鎮座したキャスに
食 まれている。
◆キャスがアーサーの味見を始めた…!?(゚Д゚;))) - 「ああ 奴なら このオッサン… エスカノールがぶっ倒したぜ」
ジェリコが言って、ゴウセルに負われた中年男に「だよな」と確かめた。
「ええ!?」
素っ頓狂に叫んで、エスカノールに全身を向けるアーサー。ガラン一人にキャメロットを半壊され、手も足も出なかった記憶は生々しい。
「ど… どーも」
少し困ったように、今はひ弱な中年男は間の抜けた挨拶を返した。 - バンは水晶玉を睨んでいる。
魔神たちの中に浮かぶ、全身が黒焦げた焼死体のような人物。髪は焼け落ち、肌も焼け剥がれて、性別はおろか相好の判別もつかないほどだが、体格や、周囲にとぐろを巻かせた闇の形には見覚えがある。
「だが… くそ!! メラスキュラ… この女は まだ生きてやがった」
忌々しげに吐き捨てると、その魔神の術でこの世に戻った恋人が、瞳を伏せて気まずげに呟いた。
「バン…… だから私はまだ………」
「エレイン…………」 - エリザベスはと言えば、再び落ち着きを失っていた。
「お願い!! メリオダス様を ここに瞬間移動させて!!」
食ってかかる勢いでギルフロストに懇願したが。
「私には不可能です! まず私があの場に行き 彼を連れ帰るしか方法はありません… だが<十戒>に それを許す隙は……ない!!」
「…!!」エリザベスは声を呑む。 - そして、魔神たちの戦場。
睨み合う兄弟 のうち、先に動いたのは兄 の方だ 。魔剣を掴む手に力が入り、弟 めがけ目にも見えぬ速さで薙ぎ払う。 - 血が飛び散った。
瓜二つ顔の兄弟は、互いに眉一つ動かしていない。
チン…と、剣を腰の鞘に戻したゼルドリスも。魔剣を握る左手を二の腕から斬り取られたメリオダスも。 - ゼルドリスが掴んで ぶら下げたメリオダスの左腕から、血が滴っている。
- 水晶玉でこの有様を見た面々は、戦慄するほかなかった。
彼らの剣筋が見えなかっただけではない。よもや、メリオダスが速さで負けようとは。 - 次の瞬間、メリオダスが強烈なハイキックで弟を高く蹴り飛ばした。続いて二の腕の断面から闇を
迸 らせ、放り出された左腕を引き寄せて接着しようとする。 - が、一瞬早く。
トンボを切って体勢を戻したゼルドリスが、戻ろうとしたメリオダスの左腕を踏んで妨害したのである。そして言った。
「やれ」 - ハッと振り仰ぐメリオダス。
その全身に、地面から湧き上がった大ぶりの闇の鎖がカラララッと音を立てて絡みついた。
“呪縛怨鎖 ”
それは無数の仮面を持つ灰色魔神・グレイロードが発したものだ。だが、地面に縫いとめるように絡みはしても締め付けることもない。すぐにスー…と消えてしまう。
「…?」
メリオダスも意味が解らなかったようで、怪訝な様子だった。
◆メリオダスはグレイロードの能力を知らない? じゃあ やはり、グレイロードはメリオダスが<十戒>を抜けた後、彼の代わりに入った代理の<十戒>だったのかな?
…と思いましたが、考えてみたら<大罪>仲間の能力や技すら、大して知らないわけだし。(^^;) - 「今のはなんだ? 攻撃魔法?」
リオネス王城では、キングが顔色を変えている。
「わからない…… だが とてつもなく強力な魔力だ…!!」とギルフロスト。 - 構わず、メリオダスはゼルドリスに挑みかかった。
己の腕を踏みつけたままの弟の、腹から上をハイキックで連撃強打。ゼルドリスは鉄の表情のまま全て両腕でガードしたが、次の瞬間、頭の高さまでジャンプしたメリオダスに顔面を強烈に踏み蹴られた。
一歩よろめき、メリオダスの腕の上から足をどけてしまう。 - 弟の顔を蹴った勢いで後ろに遠く跳ね退いたメリオダスは、すかさず腕を闇で引き寄せて接着するや、宙でくるりと体を反転させる。
彼の拳が振り下ろされたのは大地だ。ドッと、爆発的に舞い上がる土煙。 - 「!!?」<十戒>たちがぎょっとする。
- 水晶を通して観ているハウザーも「何をやったんだ!?」と驚いた。
「煙幕だ……!!」そう言ったギルサンダーの目は、敬愛する英雄の勇姿に釘付けである。「よし!! <十戒>の包囲網を抜けた!!」
土煙を抜けて飛び出していくメリオダスを見て快哉を叫ぶ。
◆ここでメリオダスが「抜けた」のは、エスタロッサ、ドロール、グロキシニアがいたところ。たまたまかもしれませんが、そこが「抜け易い(もしくは、見逃してくれる可能性が高い)」と踏んだ可能性もある……のかな? - しかし。
次の瞬間、駆けていたメリオダスの姿が消えた。気付けば、元の包囲網の中心にいるではないか。 - ぎょっとしているメリオダスを見下ろして、グレイロードが無機質な声音で告げた。
「これが…“呪縛怨鎖”」「呪いを受けし その場所より」「お前は離れることができなくなる……」「もはや“死”は不可避」
◆やっぱ、グレイロードの戒禁「不殺」って、グレイロード自身が殺す・殺されるんでない限りは発動しない(周囲で誰かが殺されても何も起こらない)ってことですかね。 - 「う… うそだろぉ!? もう逃げられねぇって そんじゃ メリオダスが<十戒>を倒すか <十戒>に倒されるか…」
半泣きでプゴッと鼻息を鳴らしたホークに、珍しくも、エリザベスが感情むき出しに声を荒げた。
「やめて ホークちゃん!!」
彼女の目にも涙が滲んでいる。
「だ…」「だってよう!!」 - 魔神の戦場では、格闘で挑みかかるデリエリと魔剣を手にしたメリオダスの一騎打ちが始まっていた。
雨あられと続く、獣のようなデリエリの拳打と蹴撃。その全てを腕でガードし続けるメリオダス。
が、やがてメリオダスの顔に動揺が浮かんだ。ガードが解けはしないものの少しずつ押され始め、一撃を受けるたび、足元の地面がクレーターのごとく ごそっと陥没する。まるで、重さに耐えかねたかのように。 - 「よ… 様子が変だぞ…?」と、ヘンドリクセン。
「威力が ぐんぐん上昇してる…!!」とハウザー。 - モンスピートが、己のチョビ髭を指先でいじりながら飄々と告げた。
「お忘れじゃあないよね デリエリの「連撃星 」」「彼女の連続攻撃 が途切れず命中する限り 一撃毎に20万ポンドの重さ が上乗せされる 超攻撃特化魔力」
◆20万ポンドは91トン弱。ちなみに、ガンダムシリーズの重量は50トン前後らしいです。一撃でガンダム二機ぶん? - デリエリの
連続攻撃 は三十、四十と続いていく。
「53 …」 - メリオダスの鉄の表情が苦痛に歪んだ。魔剣を手放しはしないが、攻撃を受け続けた両腕は赤黒く腫れ上がっている。
その時だ。フッ…と、彼の顔から魔神の紋様が消え、漆黒の瞳が翠 に戻ったのは。 - 「
54 !!!」
そして、次の一撃に ついに吹っ飛ばされた。
◆54発。全部で およそ4899トン!? 大型フェリーを ぶつけられたくらいの重さですね。 - 岩を砕いて仰のけざまに飛んでいくメリオダス。それより速く飛んだモンスピートが、背中からガシッと抱き留めた。
「すごいね デリエリの「連撃星 」を50発以上耐えたのは アンタで二人目だ」
◆もう一人は、エスタロッサか魔神王? 女神族かも。 - 抱えたまま天高く上昇、ポイッと投げ捨てる。
「…けど 両腕が粉砕されちゃ「全反撃 」は不可能だね」
にべもなく、自らも逆しまに落下しながら炎の鳥を放った。
「“獄炎鳥”」
ゴッ、と爆炎の中にメリオダスが包まれる。 - 「もうやめてーーーっ!!!」
見るに堪えず、エリザベスは両手で顔を覆って泣き叫んだ。 - だが。
炎を突き抜けて一直線にメリオダスが飛び出した。口にくわえた魔剣で、すれ違いざまにモンスピートを斬り裂く。
◆炎から飛び出すメリオダス、鉄腕アトムのよーでした。 - ハッとするフラウドリン。デリエリは眉一つ動かさない。
- 空で交差した二人が地上に戻る。メリオダスは無様に地に激突。モンスピートは己の足でスタッと降り立った。
「やるじゃないの」
振り向いて言った首が、パクッと開いて傾いた。魔剣に斬り裂かれ、首の皮一枚しか繋がっていなかったのだ。 - とは言え。
モンスピートは片手で首を押さえて接着した。それだけで元通りである。
「ケツから言って だっせーーの」
「そ… それは訳さないでおこうか」
詰まらなさそうなデリエリの非難に、気恥ずかしそうに縮こまる。 - メリオダスが よろよろと立ち上がった。
グロキシニアやドロールと戦っていた時の超越ぶりは、今はない。
赤黒い両腕は痛々しく歪み、左腕の接着面にはヒビのように闇の線が走り、体のあちこちに血が滲んで、荒く息をついていた。
◆グロ&ドロ戦のメリオダスの超越ぶりは不気味過ぎたので、やっとダメージが目に見える戦いになって安心しましたが、結果的に、グロキシニアとドロールが<十戒>の中で すごく弱いみたいな印象になってしまったのは、至極残念です…。妖精族と巨人族の始祖王って、そんな程度なの? - だが、その瞳には不屈の闘志が燃え盛っている。口にくわえた魔剣を落とすこともない。
- そんな彼を、冷徹な表情で見やるゼルドリス。抜け殻のように感情の読めないエスタロッサ。
そして、他の<十戒>らと共に睨みつけるグロキシニアとドロールの顔には、僅かながら動揺が滲んでいた。 - 次回「大好きなメリオダスへ」
素直に読むなら、メリオダスは リベンジカウンター を狙ってるんでしょう。
最終ページに「両手は折れ、魔神化は解け、もう戦う術はない……。」と後引きしてありますが、これは例によって悪質な(笑)ミスリード。魔神化は弱って解けちゃったんでなく、メリオダスが自分で解いたのだ(リベンジカウンターを使うには、まずメリオダス自身が全魔力を解いて無防備状態になってからボコられないといけないので)。即ち、全て計画通りイィ!
…ってドヤるつもりに違いない。
とは言え。リベンジカウンターで落着されたら、面白くも なんともなーい!
「もうメリオダスとエスカノールの二人だけがいればいいんじゃね?(他のキャラ要らね)」状態が続行するだけなうえ、第一部ラストの繰り返しです。
…そーいえば、先日発売した20巻の作者コメントに「ようやく物語も折り返し地点をくるっと走り抜けたところです」「残り約半分の道のり」とありました。
この漫画は全三部構成。第三部のボリュームを計算に入れれば、現行の第二部はもう終盤のはず。
……ま、まさか、このメリオダスVS.<十戒>戦って、実は第二部の最終決戦なんじゃないでしょうね?(汗)
このまま戦い続けて、この場(バイゼルとリオネス)に どんどんキャラが集合し続けてドンパチして終了とか? …キャメロット? 魔神がいなくなったから自動的に解放されましたが何か? とか。
いやいやいや。流石にそれはないだろう。
まだ決着せず、なんか話が展開するんだろう。
ともあれ、リベカンは不発して、グロキシニアとドロールがメリオダスを庇う可能性もありそうです。最終ページで冷や汗かいて動揺してたし。
「かつて友だった」グロキシニアとドロール相手に「非情になり切れ」ず、「手を抜いて」戦ってしまったメリオダス。結果として戦いを長引かせて、他の<十戒>を呼び寄せてしまった。
しかし、今の仲間を 穴だらけの弁明 で欺いてまで手を抜いた甲斐はあったのだ! かつて「大好き」な友だった、そして今も「甘い」メリオダスに、グロキシニアとドロールの方も心動かされ、非情になり切れなくなったのである!
「メリオダス、だ~い好きっス」「オレたち ズッ友だよな!」「勿論です」
…的な(笑)。
ただ、グロキシニアとドロールがメリオダスを庇って「今回の窮地」を脱したところで、あんまストーリー的には進まない…気がします。ぐるぐる同じところを回ってる感じ。
(それは、他のキャラが助っ人に割り込んでメリオダスを救っても同様。)
となると、エリザベスが割り込んで、<十戒>達に普通に知り合いとして話しかけられて「えっ?」となり、「エリザベス」が3000年前から存在していたと示唆されるとか、ゴウセルが割り込んで元<十戒>だと敵味方に知れ渡るとか、そっちの、本筋に関わる流れも並行するのかもしんない。
などと、好き勝手に想像してみましたが。
どう転ぶんでしょうね。
ズッ友と言えば。
前回の扉絵、3000年前と思われる、魔神じゃないメリオダス&グロキシニア&ドロールでした。
それ見て思ったこと。
●霊槍バスキアスは、魔神化前からタコ足
→アレは、魔神化で悪趣味化したとかじゃなくて、元々のグロキシニアのセンスだったんですね(汗)。
●ドロールの腕は魔神化前から二対。肌もザラザラ(青色?)
→何で、現在の巨人族と姿が違うんでしょうね。
●ドロールの片目は、魔神化前から古傷状態で潰れていた
→あの隻眼に、特にドラマチックな要素は なかったようです。
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ヘンディが、食ってかかるエスタロを完全シカトしてたのに苦笑しました。
「それどころじゃない!」ってことだったんだろーけど。
大喧嘩祭り、途中でトーナメント崩壊するんだろうなと最初から思っていましたが(第一部の喧嘩祭りもそうでしたし、参加人数が多過ぎだったから)、それでも、ヘンディ組VS.エスタロ組まではやるだろうと思っていたので(大喧嘩祭りが始まるときのチーム紹介で、ヘンディ組は二番目に紹介されてたから)、描かれなかったのには かなりビックリしたものでした。
…でも、描かれたとして、万が一
マラキア滅亡の恨みを吐くエスタロ→ヘンディが幼グリアモを庇うので、それを攻撃するエスタロの方が「悪」みたいな空気になる→ヘンディがエスタロを倒し、エスタロは魔神に殺される→ヘンディ、魔神を倒してマラキアの仇も取ってやるぞと誓う(責任転嫁完了)
みたいなことになってたら、盛大にモヤモヤしただろーからなぁ…。
試合が描かれなかったおかげで、エスタロは死ななかった。そう思えば、これでよかったのかも。
マラキア王国関連のモヤモヤを晴らすには、もう
マラキア王国瓦解と共に、散り散りになって行方知れずになったとされていたマラキア王族…。しかし、実はバルトラ王が秘密裏に保護していたのだ! 何故ならバルトラ王とイグニス王(マラキア国王)は親友だから!
みたいなことにでもなってくれないと。「陛下、よくご無事で!」と感涙するエスタロさんを見せてくれないと。
んで、
魔神に憑かれた二大聖騎士長がマラキアを滅ぼしたのは、マラキアに魔神を倒すに有効なモノ、もしくは常闇の棺の欠片の一つが伝えられていたからだった。
そして今、マラキアから伝えられ、デンゼルの研究によって実用化された、魔神を倒す力を携えて、リオネス国軍とマラキア国軍が並び立って魔神に立ち向かう。人類の力を思い知れぇえ!
…みたいなことにでも、なってくれたらいいのになあ。
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エレイン、謎の理屈で なし崩しに完全復活扱いになったのかと思ってたら、ここにきて不安要素投入とは。
もし反撃がうまくいって、メラスキュラを滅ぼせたとしたら、その瞬間にエレインは死んでしまうんですね。
でも<十戒>って ほぼ死なない存在のような気がするので、そんな心配いらないのかもしれません。ドルイドが<
願わくば、エレインが呪わしくない形で本当に生き返りますように。
(そして、エレイン復活は当初から約束されてたコトだからいいけど、都合よく生き返る・生きていたと判明する人が、今後むやみに頻発し過ぎませんよーに。既にかなり多いから 苦笑)
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今回の質問コーナー、ディアンヌ、バン、キングが抜け、マーリンやわんぱく三人組らが加わった時期の、<豚の帽子>亭の部屋割りの話でした。
A.
グリアモールとギルサンダーとハウザーは3階、スレイダーは4階、ヘンディは1階、アーサーはマーリンの秘密の部屋です。
多分、3月25、26日の二晩、この部屋割りで眠っていると思います。3月27日(作中時間で前夜)は大迷宮内で野宿してると思うので。
グリアモールが子供化してからというもの、友達であるはずのギルとハウザーが近寄りもしない様子なのが気になっていました。面倒見てるのはスレイダーかヘンディ。小さい子供に慣れないのかもだけど、友達なんだからもっと構ってもいいんじゃないの? 意外に冷たいなあと。
なので、ギルとハウザーと同じ部屋でグリアモールが寝ていたんだと判って、なんか安心しました。
彼らの泊まった3階って、つまりバンとキングの部屋ですよね。
キングのハンモックにちびグリアモールを寝かせて、バンのベッドと床寝のどっちを取るか、ジャンケンとかで決めてたんでしょうか。
それとも、三人で川の字になってベッドで寝たのかなあ?
スレイダーはゴウセルと同じ部屋で寝たのか……。
色々妖しいですね……。
つーか、ゴウセルは眠らないで本読んでたでしょうから、落ち着かなかったかも。
ヘンディはホークと共に。
床が硬くて寝づらそう。でも、ヘンディ自身があえて選んだ気もする。
ホークなら、残飯と引き換えに寝藁を分けてくれたでしょうか。
そして、アーサーが寝泊まりしてたという「マーリンの秘密の部屋」。
どんなものかは判りませんが、『ドラえもん』の秘密道具「壁紙ハウス」をイメージしました(笑)。家の絵の描かれたボスターを壁に貼ると、ドアを開いて中に入ることができて、中は立派で広々とした部屋になっている、というものです。
チョークとかで壁にドアを描くと、ドアを開いて中に入れるとかでもよさそう。やっぱり『ドラえもん』の秘密道具に「ナイヘヤドア」という、壁に「ドア」を貼り付けると部屋ができるものもありましたが、そういうのかもしれませんね。
なんにせよ、すごく広くて快適なんだろーなあ。羨ましいです。