『七つの大罪』ぼちぼち感想

漫画『七つの大罪』(著:鈴木央)の感想と考察。だいたい的外れ。ネタバレ基本。

『七つの大罪』について(ブログの初めに)

七つの大罪』は、鈴木央氏による少年漫画で、講談社の『週刊少年マガジン』に2012年から連載開始されました。

剣と魔法の正統派ヒロイックファンタジーに、『ドラゴンボール』的な格闘ファンタジー要素を加味したものに見受けられます。

展開が非常に早く、エピソードの引き延ばしや出し惜しみをしないこと、キャラクター描写が豊かで、メインストーリーと無関係のコマの端にも細かな演技が描き込まれて幾重にも楽しいところなどが、ことに好きだと思っている部分です。

 

作者は古典の「アーサー王伝説」の愛好者であることが知られており、『七つの大罪』は念願である「鈴木央アーサー王伝説(『円卓の大罪』という仮名がある模様)」の前日談であることが、第1巻の時点で著者コメントに記されています。

このため、主要登場人物の多くが古典のアーサー王伝説、或いは周辺の神話・伝承に由来を持っており、ある程度行く末も読めるようになっていて、作者もそれを隠してはいません。即ち、彼らの誰と誰が結婚し、その子供の名前は何で、将来はアーサー王に仕えることになる、というところまで。

12巻のおまけ漫画では、次世代のヒーローたる子供たちが使う予定の必殺技名まで示唆されているほどです。(ファンブック1で解説されていました。)

 

このブログでは、『七つの大罪』の感想と考察をとりとめもなく記していきます。

展開の早い漫画ですし、一筋縄ではいかない驚きの展開が多く仕掛けられてもいますから、ここに書く感想や考察の殆どが、そう間を置かずに「的外れ」の馬脚を現していくことになるでしょう。

しかし、まあ、それはそれ。

ヘンテコでも間違っていても考え過ぎでも、考えてまとめること自体を楽しみたいとて、その都度の生煮え感想を、テキトーに書き捨てていくことにしました。

せめても、古本屋に並んだ謎本のように、通りすがった方のしばしの暇つぶしのお役に立てればなと思います。